雑文

「SONIC ADVENTURE」製作発表会にいってきたよ。

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8月22日にセガのDreamcastソフト「SONIC ADVENTURE」の製作発表会なるものが開催されたので行ってきました。
第3回目の公演(17:30〜)だったのですが、会場の東京国際フォーラムの前はけっこうな行列。まあ事前に招待ハガキをもらえたのでスムースに中に入れることができました。チケットなしの行列もあって、「入れるんかいな?」と思ったけど、空席もちらほらあったので全員入れたみたい。サスガに3回もやれば全員さばけるってことか。

入口でハガキと引き換えに座席のチケットとノベルティグッズをもらう。ペーパーバッグ(片面にDreamcastロゴ、もう片面に登場するキャラクターが描かれている)の中にでっかいプレスシート、ポストカード(7枚)、Tシャツ(襟のタグのところに「SONIC19980822」と書かれている)、アンケートハガキでした。

中に入ると、会場限定のグッズ等を販売していて、携帯ストラップ等いくつかのものは既に売り切れてました。とりあえずパンフレット(1000円)を購入。
実は東京国際フォーラムは初めて中に入ったんですが、予想よりかなり大きくてビックリ。なんとか席を探し当てると、後ろの方だったけど、なかなかいい位置に座れてラッキーでした。

落ち着いたところでさっそくパンフに目を通す。「結構金かかってるなぁ」ってかんじの装丁。内容はよくある画面紹介やらスタッフインタビューやらなので、「公演前にしっかり読んじゃうのは邪道だろう」ということでそこそこに切り上げスタートを待つ。ただ画面写真の中に発表会直前に海外サイトでスクープされてたカットを発見。極秘情報に関してはまったくザルのセガらしい一面を垣間見ました(笑)

そんなこんなでいよいよスタート。まずDreamcast本体の発表会で紹介された「IRI-san」の上映。イリさんがロケットのごとく「はーっはっはっは・・・」と飛び去り映像が終わるとステージにスポットライトがあたり、社長の入交氏が登場。「えー、わたしが本物の入交です。」で切り出し、軽いスピーチ。そしてDreamcastのプロモーションビデオの上映が始まりました。

場内が暗転し、ステージ袖にライトが当たり、司会のクリス・ペプラー氏と浜家有文子氏が登場。つかみで軽い話をした後にモニターに「SONIC ADVENTURE」の紹介ビデオが映し出され、「それではプロデューサーの中さんに登場してもらいましょう。」ということで中さん登場。今まで映像が映し出されていたスクリーンが浮上し、奥には大きな垂れ幕がありそこに新しいデザインのソニックがプリントされてある。その垂れ幕が落ちるとまた垂れ幕があり、2、3回繰り返された後、最後に大きな白い風船が登場。その風船に「SONIC ADVENTURE」のロゴが映し出され、レーザー光線が会場内を飛び交う。突如スモークがのぼり、風船が割れて中氏が登場。なんかマジシャンの営業で、むりやりステージに上げられていいようにいじくられる素人みたいでした(笑)

司会と中氏が席につき、映像を交えてトークのスタート。「今回のソニックは『原点回帰』がテーマです。最近ソニックが『かわいい』キャラになってきてしまったので、本来のちょっと生意気な部分を強調しました。」と中氏。で新しいソニックのデザイン発表。なんか今井トゥーンズがデザインしたような感じ(笑)。「今回は南米まで取材に行かれたんですってね。」と浜家氏が振るのを合図にその模様がスクリーンに映し出される。ソニックチームのメンバーが会社でうだうだ言ってて、中氏が「よし、オレについてこい!」とみんなを連れていく、という出だしなのだが、出演してるみんながあまりに大根なので、客席からは結構寒い笑い声も・・・(笑)ナスカの地上絵の上空を飛行しているシーンでスタッフの誰かが「おお!ゼビウスゼビウス!!」とはしゃぐとすかさず「ゼビウスではない。ナスカの地上絵だ。」のナレーションが入る(笑)

で、その取材をふまえてトークに戻り「SONIC ADVENTURE」の映像が映し出される。でかいスクリーンで映像がちょうどいいかんじにボケて、写真で見るよりもずっと自然な印象を受ける。全体的に遠くを見渡すようなステージが多く紹介されたせいかなかなかの迫力。今回は操作できるキャラクターが6人であること、選んだキャラクターによってゲーム内容がまったく異なること、それぞれのストーリーがそれぞれのキャラクターにからみ合っていること、キャラクターの状態によってダイナミックに視点が変化するが操作はあくまでシンプルということ、「NiGHTS」で採用した「A-life(人工生命体)」を発展した、「チャオ」というキャラクターが存在し、ビジュアルメモリを使用して、他の人のチャオとコミニュケーションが取れる等々が発表される。

「では実際に操作していただいて説明してもらいましょう。」ということで実機を使用したデモンストレーション開始。ディレクターの飯塚氏登場。用意されたステージは「テイルスが雪山をスノボーで滑り降りるシーン」、「ナックルズが渓谷を滑空するシーン」、「ソニックが夜のハイウェイを疾走するシーン」の3つ。「今回用意した3つのステージの中から1つを客席に決めてもらってそれを紹介するので、こんなものを用意しました。」スポットライトが当たり、得点板が登場。「別に仮装大賞から借りてきたわけではないですよ」とクリス氏が軽いボケをかます。会場の拍手の大きさでランプがつく仕掛けになってるそうだ。そして順番に拍手をしてもらうのだが、3つとも全てランプが満点になってしまった(笑)「ん〜、じゃあソニックにしましょう(^^;;」ということでソニックのシーンスタート。

スタートしてソニックがハイウェイに飛び出した瞬間ハプニング発生(笑)。勢いあまってソニックがコースアウト。奈落の底に落ちていくソニック・・・あせる飯塚氏(笑)会場大爆笑。図らずも「本当に実機でデモしてる」というのを印象づける結果となりました(笑)
実際の画面はどうだったかというと、「ジェットコースターの車載カメラの映像」という表現がピッタリです。途中ヘリコプターにつかまって移動したり、高層ビルを駆け降りるシーンなど「速さ」と「空間」を強調するシーンがたくさんありました。

で、全部満点が出ちゃったということで残りの2つのシーンもプレイ(笑)テイルスが雪山を滑るシーンでは画面が後方視点(テイルスが正面を向いている)になり、後ろから雪崩がせまってくるシチュエーションで、ナックルズは高い崖から飛び下り滑空してもの探し、崖にへばりついて登っていくのはなんだかカリ城みたい・・・(笑)でも滑空時は斜め上からの視点の視点(スカイダイビングのカメラマンが上から撮影するような感じ)になり、すんげー気持ちよさそうでした。

ひととおり紹介を終えてまたトーク。今回はストーリーも重要視するためにキャラクターにしゃべってもらう、ということでそれぞれのキャラクターの紹介。あんまり覚えてないんだけど昔発売されたアニメビデオとは違うみたい。「エッグマンが大塚周夫」だけは確認できました(爆)どーも最近の声優さんは声と名前がわからん・・・(^^;;

「今回は客席の声を収録してゲーム中に使うことにします。」ということで「音頭をとってくれるのは『せがた三四郎』こと藤岡弘さんです!」せがた三四郎の格好をした藤岡弘氏が登場。CMと違って本人はものすごい腰の低い人だから笑顔で登場してくるとなんだかほほえましい(笑)なぜか隣にはマイクを持ったスタッフも登場(笑)
「よーし、じゃあわたしと一緒に『ソーニック!ソーニック!』だぞ。まずは練習だ!10回いくぞ!5回だと誤解されるからな!」・・・熱い人だ(笑)。ソニックコール開始。
「なんだ!?まだ元気が足りないぞ!もう一度だ!録音係!ちゃんと録れよ!」ビビる録音係(笑)。再びソニックコール。
「もっと元気が出るハズだ!よし、それじゃあ湯川専務にも加わってもらおう!」会場爆笑。袖からソニックの着ぐるみと一緒にスーツでビシッときめた湯川専務登場、会場大拍手(笑)。なんでも1回目と2回目の公演では専務は登場しなかったそうなのでなんか得した気分。
「それじゃ本番、いくぞ!ソーニック!、ソーニック!・・・」ソニックコールが終わると同時に「SONIC ADVENTURE」のメインテーマが流れ、ステージの下からセガのサウンドチームが演奏しながらせりあがってきてライブ開始。曲が終わって製作発表会は無事終了。

1時間ちょっとの公演でしたが、結構中身は濃かったです。帰りにピンズセットを買っちゃいました(笑)
発表会のリポートということでゲームそのものよりもイベントについてつらつら書いてきましたが、肝心のゲームは、というと・・・
「酔い止め飲んでからプレイしろよ」です(笑)

東京ゲームショーにも行く予定だけど、たぶん混んでて触ることすらできないだろうなぁ・・・

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