2005/04/30 Today's NEWS
弘前に市民農園開園、観光名所の期待も
56区画、5月5日のオープン
観光スポットとしても期待される市民農園の開設に意気込む渡辺さん(右)とボランティアスタッフの斉藤さん(左)


首都圏で旅行業を営む弘前市出身の渡邉廣一さんが、   同市小沢に市民農園「弘前  アグリインホリデー」を     五月五日開園する。       農園は、農業への新規参入条件などを緩和した 津軽・生命科学活用食料特区を活用。  五十六区画の市民農園と   ヨーロッパをイメージした貸別荘からなり、農園の受託栽培や北海道富良野市の有名農園と提携したラベンダーの植栽なども行って、首都圏からの誘客を図り、観光名所的な役割も持たせる。農業資源と観光資源を融合した新しい形の         市民農園に関係者の注目が集まっている。

農園は約一ヘクタールの敷地内に五十六区画(一区画五十平方メートル) 分の貸し出し農地を整備。借り手は年間五千円と施設使用料二千円を払えば、野菜や果物、ハーブなど好きな作物を植えることができ、              初心者でもボランティアスタッフからアドバイスが受けられる。           また受託栽培も請け負う予定で、頻繁に作業を行えない遠方の申し込みや首都圏からの観光客にも 対応できるという。
農園に隣接した区画には富良野市の著名な農園と提携し、ラベンダー千株などハーブ類を植える予定。アップルロード沿いにある立地条件を生かし、リンゴ園の中に現れるラベンダー、ハーブなど色とりどりの花を四季に応じて楽しむことができる。
園内に併設されている貸別荘は、寝室四部屋を備え、外観は           ヨーロッパの洋館をイメージしており、寝室やリビングからは岩木山の      借景を楽しめる。グループで申し込んだ場合は、ハーブやガーデニングの   教室を受講することができる。                              そのほかにも敷地内に特産品のアンテナショップを設置したり、          農機具の展示も行うなど観光スポットの役割を持たせる。
渡辺さんは「長野県などの観光地ではペンションやホテルの付加価値を     高めるため、農園を活用しているところは多いが、こちらは農園をいかに    生かすかという発想。たくさんの人に集まってもらい、コミュニケーションを    大事に首都圏などからの誘客にも力を入れたい」と張り切っている。
問い合わせは、弘前アグリインホリデー(電話0172−87−8888)まで。
全国から無料のIT電話から(050)7527−7044


青森空港、国際チャーター便客6倍
弘前さくらまつりは好天に誘われ25万人
金木桜まつり開幕、同時に開花宣言
青森春まつりは5月8日まで会期延長
弘前で春ねぷた夜空焦がす
藤崎で国際交流凧フェスタ