New York original punk 目次

1. What's New York original punk

2. New York original punk album list 31 title

 御異論等あると思います。メールにて、ご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願いし

 ます。     

   

 

 

 

 

 

 

What's New York original punk

 ただ単にパンクと聞けば、ロンドン・パンクを思い浮かべる人が殆どだと思いま

すが、パンク発祥の地はニューヨークです。77年より前、ウエストコースト・サ

ウンドなどが流行っていた頃、「もうニューヨークからは優れたミュージシャンが

出ない」と言われた時代がありました。長い間、ニューヨークのミュージシャンは

音楽シーンの表舞台から姿を消していたのです。実際は、ニューヨークのミュージ

シャンたちは意識が先鋭化し、商業主義的な音楽とは相容れなくなって、地下に潜

伏していたのです。76年には、ニューヨークのクラブ,CBGBやマクザス・カ

ンザスシティでは、伝説的なバンドが伝説的な曲を演奏していました。 テレビジ

ョン,パティ・スミス、リチャード・ヘル、トーキング・ヘッズなどがそれです。

また、ブロンディはローカルな意味では、既にスーパースターでした。パンクとい

う言葉は、主流から外れた、こうした音楽シーンを自嘲的に呼び表した言葉です。

(当時の、ニューヨークのアングラ音楽を扱っていた雑誌の名前が「パンク」だっ

た)これらのミュージシャンに共通するのは、他人がどう思うかではなく、自分が

本当に良いと思う音楽を自分なりのやり方で追求していくという姿勢です。ロンド

ンと大きく違うのは、彼らが特定のタイプの音楽を追求していたわけではないとい

うことです。従って、その時代のパティ・スミスやトーキング・ヘッズを今聞くと、

パンクとは掛け離れた印象を受けることでしょう。パティ・スミス・グループのレ

ニー・ケイは、「パンクか否かは、(スタイルの問題ではなく)そのバンドがエネ

ルギーを持っているかどうかの問題だ」と言っています。

 こんな伝説があります。古いアパートの地下室で、日夜、練習を重ねているバン

ドがいました。その激しい音響からくる振動で、ついにそのビルは崩壊してしまい

ました。幸いなことに怪我人はなく、その瓦礫の中からバンドのメンバーがよろよ

ろと出てきました。そのバンドこそラモーンズだった、というものです。

 この話は作り話だと思いますが、ラモーンズについては、やはり特筆しておかな

ければなりません。いわゆるパンク・ミュージックの原型は、彼らが作ったからで

す。彼らはガレージにこもって、自分たちに必要な音楽の要素を取捨選択していき

ました。その音楽のルーツは、ビートルズやローリング・ストーンズが、黒人の真

似をしてリズム&ブルースを持ち込む以前の、ビート・ポップに求めることができ

ます(ちなみに、ジョン・ウォーターズなどは、ビートルズを「ロックン・ロール」

を駄目にした四人の坊やたち」と言っている)。ロックン・ロールは解体され、再

構築されていきました。その結果、ギター・ソロのような即興的な要素やテクニッ

クに頼る部分は排除され、曲の構成は単純化されました。その代わり、たがを外し

たようにスピードが早くなっていきました。これまで、黒人音楽と白人音楽が曖昧

に混ぜ合わされてできていたロックが、ここに初めて、白人のロックン・ロールと

して、生まれ変わったのです。(この人種的な問題点については、UK original punk

や UK hard core の頁で書きたいと思います)

「ロンドン・パンクなんて、全部、ラモーンズのコピーだ」といったのは、テレビ

ジョンのトム・ヴァーラインでした。また、パンク・ファッションのオリジナルも、

ロンドンではなく、ニューヨークです。リチャード・ヘルは頭にオレンジ・ジュー

スをかけて、短い髪を逆立て、切り刻んだ服を着ていました。

 しかしながら、ニューヨークは広大なアメリカの一つの点に過ぎず、パンクのム

ーブメントが、イギリスのように一世代を巻き込むうねりとはなりませんでした。

ラモーンズのようなグループはアメリカよりも、イギリスで人気があったのです。

保守的なアメリカ人は、パンクを理解することができず、ニューヨーク・シーンは

個別の特殊な現象で終わってしまいました。上に挙げたグループは、ロンドン・パ

ンクの成功もあって正当な評価を受け、商業的な成功も収めましたが、その途端、

かつての先鋭的な意識を失ってしまったかのように思われます。この後、パンクを

育て、ニューウェーブの花を咲かせたイギリスが、音楽的な主導権争いでアメリカ

を圧倒することになります。そして、イギリスの優位は、アメリカが90年代まで

掛かってパンクを咀嚼し、ニルヴァーナなどを出して逆転するまで、長く続くこと

になるのです。

 70年代のアメリカのパンク・シーンは、LAやボストンにもありますが(他の

頁で改めて書きます)、ニューヨーク・シーンは唯一無二のものでした。今もって、

ニューヨーク出身のバンドは、「ニューヨークから受けている影響は?」と聞かれ

ることが多いようです。数々の伝説を生んだ街として、ニューヨークは常に特別な

場所なのです。

 

 

New York original punk album list 31 title

以下は、私が現在保有しているアルバムのリストです。

'musician' (theは省略)

in alphabetical order

'album title'

総合評価

備考

Blondie

Blondie

*******

 

Blondie

Parallel line

*********

 

Blondie

Eat to the beat

*********

 

Blondie

Autoamerican

*****

売却済み

Cherry vanilla

Bad girl

*********

 

Dead boys

Young loud & snotty

*******

 

Johnny thunders & the heart breakers

L.A.M.F

*********

 

Johnny thunders

Que sera,sera

*******

 

Johnny thunders & patty palladin

Copy cat

*******

 

Patty smith group

Horses

*******

 

Patty smith group

Easter

********

 

Ramones

Ramones

*********

 

Ramones

Leave home

*********

 

Ramones

Rocket to Russia

**********

 

Ramones

It's alive

*********

 

Ramones

Road to ruin

*********

 

Ramones

End of the century

*********

 

Ramones

Pleasant dreams

*********

 

Ramones

Subterranean jungle

*********

 

Ramones

Too tough to die

********

 

Ramones

Animal boy

******

 

Ramones

Halfway to sanity

*******

 

Ramones

Brain drain

********

 

Ramones

Mond bizarro

********

 

Ramones

Acid eater

********

 

Ramones

Loco live

*******

 

Ramones

Adios amigos

 

未聴

Richard hell & the voids

Blank generation

*********

 

Talking heads

Talking heads 77

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Television

Marquee moon

**********

 

Wayne county & the electric chairs

The best of ...

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