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演劇雑感(含performance)


人生を悲劇として認識したとき、われわれは生きはじめる。

W・B・イェイツ「自叙伝」





12/19 原宿のラフォーレミュージアムにてロマンチカpresents
『かわうそ』(横町慶子振付)を観る。

12/18 下北沢のザ・スズナリにて流山児☆事務所公演『田園に死す』(寺山修司作、天野天街構成演出)を観る。

9/9 阿佐ヶ谷ロフトAにて、イリュミナシオンU.G.旗揚第零回公演『クリフォト』(小林桂太作演出)を観る。

8/14 新宿のシアターモリエールにて、『マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人』(谷賢一作演出)を見る。

8/12 原宿のリトルモア地下にて、『3人いる』(多田淳之介作、飴屋法水構成演出)を見る。

7/18 表参道の銕仙会能楽研修所にてりゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ『テンペスト』(シェイクスピア作、栗田芳宏演出)を観る。

7/11 駒場のこまばアゴラ劇場にて、青蛾館覚醒公演『上海異人娼館』(原作寺山修司、脚本岸田理生、構成演出青蛾)を観る。青蛾館の舞台は、確か18年ぶりくらいに観る。

7/5 東京芸術劇場にて、プロペラ公演『真夏の夜の夢』(エドマンド・ホール演出)を観る。

6/19 大塚の萬スタジオにて演劇実験室◎万有引力公演『万有引力版アフリカの印象』(原作レーモン・ルーセル、演出J.A.シーザー)を見る。ここに来るのは、同じく万有が95年にやった「飢餓術師レクイエム」以来。

5/23 下高井戸の青の奇蹟にてオルガンヴィトー公演『ガリガリ博士の犯罪』(寺山修司作、不二稿京演出)を見る。万有引力から数人客演。ちゃんと戯曲通りに、観客にパンと牛乳を配っていた。

3/27 池袋の東京芸術劇場にて『転校生』(平田オリザ作、飴屋法水演出)を観る。

3/14 世田谷パブリックシアターにて『春琴』(サイモン・マクバーニー演出)を観る。谷崎の「春琴抄」と「陰影礼賛」の舞台化。

2/27 東京芸術劇場中劇場にて、『オセロー』(イ・ユンテク演出、平川祐弘謡曲台本)を観る。


↑2009
9/17 帝国劇場にてミュージカル
『ミス・サイゴン』(アラン・ ブーブリル作)を観る。ちゃんとオケがついてる舞台は何年ぶりかしら。

8/28 豊島区あうるすぽっとにて、りゅーとぴあ製作の「冬物語」(構成演出栗田芳宏)を観る。

6/29 新橋演舞場にて、新派120周年記念公演『鹿鳴館』(三島由紀夫作・戌井市郎演出)を観る。

4/5 space早稲田にて流山児☆事務所公演『綾の鼓』『道成寺』(三島由紀夫作、流山児祥演出)を観る。無難に済ませず、如何にも小劇場的な演出だったが、却ってそれが成功だったと思う。面白かった。

2/22 NHK教育「劇場への招待」にて、あうるすぽっと製作公演『朱雀家の滅亡』(三島由紀夫作、宮田慶子演出)をみた。


↑2008
12/16 池袋あうるすぽっとこけら落とし公演
『朱雀家の滅亡』(三島由紀夫作、宮田慶子演出)をみた。

9/8 青山円形劇場にて『シラノ・ド・ベルジュラック』(ロスタン作、栗田芳宏演出)をみた。

9/1 月島旭倉庫のTAMADAprojectギャラリーにて『声』(コクトオ作、柴田耕太郎演出)をみた。

7/16 椎名町のシアター風姿花伝にて向陽舎公演『薔薇と海賊』(三島由紀夫作)をみる。

2/20  本日は新宿の文化学院体育館特設舞台にてク・ナウカ公演『奥州安達原』(近松半二作、宮城聰構成・演出)を観る。しかし、今回の公演を最後に、ク・ナウカが活動休止になってしまうのはいかにも残念である。そう思ってみたからかもしれないが、今回の公演はかなり力が入っていたと思う。特にオケピ的位置というか舞台と客席の間で演奏していたク・ナウカ・パーカッション軍団は凄く、改めて、スピーカー、ムーバーそしてこのパーカッション軍団の三要素が一にして不可分な存在であることを認識した。


↑2007
7/1  与野本町の彩の国さいたま芸術劇場にて
『主役の男が女の時』(演出・振付・美術ヤン・ファーブル)を観た。折角3列目のチケットだったのに、遅刻してしまい最後列に。隣席の男が、批評家なのか知らないが、携帯電話の明かりで始終メモを取っているのが不快で仕方なかった。最悪だ。

6/15   下北沢ザ・スズナリにてク・ナウカ+テアトル・ガラシ公演『ムネモシュネの贈りもの』(ユディ・ダジュディン演出)をみる。

4/22  森下スタジオにて、テアトル・ガラシ公演『ワクトゥ・バトゥ百代の過客』をみる。インドネシアの前衛劇団。なんか不思議な感じでよいと思ったのもつかの間、ラストが70年代調ロックの生演奏。これじゃあアングラ・・・。

3/4  浜松町にある劇団四季の自由劇場にて、劇団四季公演『鹿鳴館』(三島由紀夫作、浅利慶太演出)を観る。

3/3  天王洲アイル・スフィアメックスにて、ロマンチカ公演『PORN』(林巻子演出)を観る。

2/2  目白の旧細川侯爵邸にてク・ナウカ公演『山の巨人たち』(ピランデルロ作、深沢襟演出)をみる。


↑2006
11/26  国立劇場大劇場にて、歌舞伎
『絵本太功記』を観る。

11/10  上野の東京国立博物館にて三島由紀夫全戯曲上演プロジェクト第1回公演『サド侯爵夫人』(三島由紀夫作、岸田良二演出)を観る。個人的にはこの衣裳勘弁して欲しい。役者は、ルネなど頑張っていた感じ。最前列に、初演時のモントルイユ役の南美江が居た。

9/5  東京宝塚劇場にて、宝塚歌劇団雪組公演『霧のミラノ』(柴田侑宏作、中村暁演出)とショー『ワンダーランド』(石田昌也演出)をみる。

8/31  森下のベニサン・ピットでtpt公演三島由紀夫作『道成寺』(トーマス・オリバー・ニーハウス演出)をみる。こういうことはいいたくないが、1時間で6300円のチケットは、今のワタクシにキツイ。

8/12  早稲田のTHE GUIDEにて、m.m.s.t公演三島由紀夫作『葵上』(百瀬友秀演出)を観た。どんなもんかと思ったら、降霊術ショウのような雰囲気と俳優の熟練度にビックリ、かなり新鮮な印象で面白かった、が、正味20分くらいだったのはさすがに短い・・・・

8/11 銀座小劇場にて、JIPAS第1回アトリエ公演三島由紀夫作『弱法師』『卒塔婆小町』(針生琳太郎・加藤毅演出)を観る。

7/4  シアター・アリスにて、向陽舎公演三島由紀夫作『燈台』(演出/久保亜津子)を観る。こういう一幕ものはこういう小屋でやってもらうとピッタシである。

6/18  彩の国さいたま芸術劇場にて、『卒塔婆小町』・『弱法師』(演出/蜷川幸雄)を観る。

6/9  世田谷パブリックシアターにて、『禁色』(三島由紀夫原作、構成・演出・出演伊藤キム)を観た。1959年に、土方巽が同名の舞台を上演したが、あの時は「三島由紀夫原作」とはどおこにも銘打ってなかった。今回は三島原作を銘打っている。

3/22  銀座の歌舞伎座にて、十八代目中村勘三郎襲名披露興行の『鰯売恋曳網』(三島由紀夫作、藤間勘祖演出)を、一幕見で観る。

3/11  横浜人形の家・あかいくつ劇場にて、向陽舎公演『聖女』/『驟雨』(三島由紀夫、岸田国士作、久保亜津子演出)を観る。特に「聖女」は、板にのったの初めて観たのだが、今回の上演は、それぞれの役柄にうまくあったキャスティングであった。

3/3  下北沢のザ・スズナリにてク・ナウカ公演『山の巨人たち』(ピランデルロ作、宮城聰・深沢襟演出)と見せかけ実ハ『作者を探す六人の登場人物』をみる。上演中に、変な人たちが入ってきて(仕込み)おうおうおうアングラかい、とか思ったが、「お客様で気分が悪くなった方が居るのでちょっと客電つけます」は、一瞬あれれホントか?!と疑わせ、ほんの1分くらいの間だったがドキドキした。

2/17  下北沢のザ・スズナリにてク・ナウカ公演『ぼくらが非情の大河をわたる時』(清水邦夫作、仲田恭子演出)をみる。

2/2   浅草のアサヒ・アートスクエアにて『浄土』(三島由紀夫原作、ジェームス・ウッド作曲、宮城聰演出)をみる。文学と音楽と演劇の融合。三島の「志賀寺上人の恋」朗読を音の一つとして、パーカッションやらパフォーマンスで見せる聞かせる舞台。


↑2005
11/22  早稲田のどらま館にてZLVZX公演
『サド侯爵夫人』(三島由紀夫作、久保亜紀子演出)を観る。開幕、いきなりラストシーンから始まり、山場を編集したもの。なんか、ディヴァインみたいなルネだった。

10/13  上野の東京国立博物館野外特設ステージにてク・ナウカ公演『アンティゴネ』(ソフォクレス作、宮城聰構成演出)を観る。雨合羽、ホッカイロ、携帯座布団が観客全員に配られた。さすがに後半は薄ら寒く。で、舞台は、ラスト、予言者から不吉な予言が出て悲劇を暗示させるところで幕。アンティゴネの死は描写されないというのが・・。しかしこおこのパーカッションというかク・ナウカ演奏隊は今回も凄い、ラストの横笛のソロなどは圧巻だった。

10/1  代々木公園駅そばの青年座アトリエに『白蟻の巣』(三島由紀夫作、伊藤大演出)をみにいく。初演はこの青年座で、初演時の妙子役が今回もそのまま出演していたが、勿論おばあちゃんで、・・・。細かいところだが、所々セリフを端折っていた、例えば「陛下が司令部に・・・」など。

9/12  南阿佐ヶ谷のアートスタジオかもめ座にて劇団六花公演三島由紀夫作『葵の上』(奥沢侑生演出)『弱法師』(長塩留里演出)をみる。

8/23  小竹向原のサイスタジオ小茂根スタジオBでク・ナウカ若手演出家シリーズ、三島由紀夫作『卒塔婆小町』『弱法師』(中野真希演出)を観た。小綺麗にまとまっており、簡素ながらしゃれた舞台でなかなか良かった。

6/25  西武池袋線椎名町駅近所のシアター風姿花伝にて向陽舎公演『サド侯爵夫人』(三島由紀夫作、久保亜津子演出)を観る。

6/11  駒場東大前下車の駒場アゴラ劇場で三条会公演『「班女」「卒塔婆小町」』(三島由紀夫作、関美能留演出)を観る。アゴラ劇場、実は10年ぶり。

3/1  池袋の東京芸術劇場小ホールで楽園王公演『サド侯爵夫人 1778晩夏』(三島由紀夫作、長堀博士演出)を観る。といっても、2幕のみで、最初と最後にシャルロットにいろいろいわせてまとめているというもの。とはいえ、自転車引きずった制服の女子高生4人が登場して、それがそれぞれルネだのサン・フォンだのやり始めたのだから、かなり新鮮だった。

2/25  東京森下のベニサン・ピットでtpt公演『エンジェルス・イン・アメリカ 第2部ペレストロイカ』(トニー・クシュナー作、ロバート・アッカーマン演出)を観る。

2/9  池袋の東京芸術劇場小ホールで楽園王公演『夜の向日葵』(三島由紀夫作、長堀博士演出)を観る。よくもこんな長いのをよくやってくれた、と思ったが、実際は構成を変えていたようだ。良い意味でこういうイマドキの舞台で、あのセリフ劇を消化してくれるのは嬉しい。

2/8  教育テレビの「芸術劇場」で流山児祥プロデュース・演出『青ひげ公の城』(寺山修司作)をみる。台本は、誰だったか、違う人。

1/25  ル・テアトル銀座で『鹿鳴館』(三島由紀夫作、山田和也演出)を観る。佐久間良子と平幹の。人に随分安く切符を譲って貰ったので急遽。やっぱり商業演劇だからか一定以上で観ていて楽だ。

1/18  めぐろパークシモンホールで東京室内歌劇場公演の『卒塔婆小町』(三島由紀夫作、石桁真礼夫作曲)と『女の平和』(アリストファネス原作、カステッリ作曲)を観る。

1/15  天王洲アイルにあるスフィアメックスでク・ナウカプロデュース公演『かもめ』(チェーホフ作、ジャンカルロ・ナンニ演出)を観る。


↑2004
11/13  四ッ谷のコア石響にてMomus公演、三島由紀夫作
『燈台』/いずみ凛作『ツインルーム』(冨士川正美演出)を観る。『燈台』、なかなかよく、特に妹役の役者は良い感じであった。

11/12  上野の国立博物館・東洋館地下にてク・ナウカ公演『マハーバーラタ』(宮城聰演出)を観る。ほとんど音楽劇の様相で、愉しい公演だった。

10/25  新宿文化センターにて小牧バレエ団公演『ジゼル』『火の鳥』を観た。特に火の鳥は、昭和29年の復元上演ということで、当時ノラ・ケイ主演のこれを絶賛した三島由紀夫が観たものと近い感じで今回観られたわけだ。

9/15  東中野のレパートリーシアターKAZEにてウジェーヌ・イヨネスコ劇場来日公演『チェーホフ・マシーン』(マテイ・ヴィスニユック作、ペトル・ヴトカレウ演出)を観る。

9/4  中野の劇場MOMOにて、向陽舎公演『サド侯爵夫人』(三島由紀夫作、久保亜津子演出)を観る。

7/27  日比谷公園野外特設会場で、ク・ナウカ公演『サロメ』(宮城聰構成・演出)を観る。美加里のサロメということで。

7/18  新宿紀伊国屋サザンシアターで、夜想会+サロン劇場公演、三島由紀夫作『鹿鳴館』(野伏翔演出)を観た。村松英子が朝子で、影山役は観世英夫だったのだが、観世が病欠、とはいえ代わりの役者もなかなかだった。

6/5  新国立劇場で、三島由紀夫作『サド侯爵夫人』(鐘下辰男演出)を観た。こないだに続いてサド侯2回目である。

6/1  法政大学ホールでのク・ナウカ主催「野望祭」で、三島由紀夫作『わが友ヒットラー』(倉迫康史演出)を観た。「わが友ヒットラー」は勿論舞台化されたのは初めてみたが、もともと上演されることも少ないものだ。上演後、演出家とのアフタートークに出演した。

5/25  法政大学ホールでのク・ナウカ主催「野望祭」で、ピランデルロ作『山の巨人たち』(深沢襟演出)を観た。ピランデルロ晩年の未完戯曲。ファッショ党員でありながらファッショ批判で上演禁止をくらい、生前は最後の幕の発表は出来なかったらしい。上演後に高田一郎らとのトークがあった。

5/21  法政大学ホールでのク・ナウカ主催「野望祭」で、三島由紀夫作『サド侯爵夫人』(寺内亜矢子演出)を観た。副題に「サド侯爵夫人のためのエスキース」とあるように、台本はより明確にその主題が明らかになるよう、例えばシャルロットの登場がカットされたり、いろいろと演出的な工夫が施され、若手ながら大いに堪能。初日だから仕方ないが、ちょっとトチリが目立たのが瑕瑾か。

3/20  銀座のル・テアトル銀座にて、江戸川乱歩原作・三島由紀夫脚本『黒蜥蜴』(美輪明宏演出)をみた。

1/25  五反田の東京デザインセンターガレリアホールにて、ク・ナウカ公演『サロメ』(ワイルド原作、宮城聰台本・演出)を観る。面白い空間。今回は美加里が出ていないのが残念だが。

1/6  森下のベニサン・ピットにて、tpt公演『BENT』(マーティン・シャーマン作、ロバート・アラン・アッカーマン演出)を観る。今回は無料公演。どうせ助成金か何かのためだろうとにらんでいたが、どうも日本での上演権を他の劇団が持っているためだという。どうも話が進むにつれて、どっかで聞いたことある話だと思ったら、やっぱり数年前映画化されてた。「政治とエロティシズムの問題」なんて宣伝に書いてあったが、単にナチ政権下で収容所送りになったホモセクシャルの話。なんか「地獄に堕ちた勇者ども」みたいな女装とか、ピンクトライアングルって、あれでしょ、「ロッキー・ホラー・ショー」の主人公が胸につけているあれ。二幕目が単調でラストもちょっとへぼかった。ナチ将校の制服がやけに格好良く印象に残ってしまった私は、やはりダメなのだろうか。

↑2003


12/23  歌舞伎座で、三島由紀夫作『椿説弓張月』(市川猿之助演出)を観る。歌舞伎座用に省略・改訂部分もあり、補綴の手も入っている。が、しかし、例えば折角玉三郎が白縫姫をやっているのだから、竹串処刑の場とかもっと雪を降らせるべきだし、最初の方の子役の為頼が切腹するところ、切腹させないし。三島が折角グロ味たっぷりにしたのだからというのもまああるが、全体的には見せ場の多いエンターテイメントとしてかなり堪能出来た。

9/26  法政大学学生会館大ホールで、演劇実験室◎万有引力公演『盲人書簡〜上海篇』(寺山修司作、J・A・シーザー演出)を観る。これって、万有本公演では初の、寺山の和物ではないか? 果たしてどんなになるかと思ったが、なかなかよかった。しかも、ラストの劇団員の名乗りのシーンをどう処理するのかと思っていたが、例えば「天井桟敷 新高恵子」とか、当時のをそのまま「台詞」として使用していた。全くの戯曲通り。ラストのラストで照明を持ち上げて振り回していたが、これもヴィデオ「天井桟敷アンソロジー」にあるそのまま。つまり、再現としての上演だったわけである。これでまさか本気で「劇をぶちこわせ、万有引力、なんたらかんたら」と叫ばれたら、もう今後はここ観れないなと思っていたが、安心。音楽も大音響で、歌も多く音楽劇の様相もあった。しかしやっぱり、後期天井桟敷を経てきた現在の中心スタッフなので、変に土俗っぽい田舎臭さが抜けた感じで、最後の山場の大暗黒がもうちょっと決まっていればという瑕瑾はあるが、かなりよく思われた。「盲人書簡」自体は、月蝕でやったのと、パルテノンでやった時の実験バージョンみたいのと、これで一応三回目だが、やはりシーザー演出は違う。

9/1  小竹向原のサイスタジオ小茂根で、ク・ナウカ若手新人稽古場発表会『CMYK〜三島由紀夫「三原色」より』(寺内亜矢子演出)を観る。三島の「三原色」である。この作品が板にのったのを初めて観られただけでもなかなか嬉しい。

8/31  彩の国さいたま芸術劇場にてダムタイプの新作『Voyages』を観る。今回のは短くてよかった。

7/25  ハッキリ言ってここに掲げるべきものではないのだが、他に入れるところもないので一応ここにぶっこんでおくが、横浜は関内にある放送ライブラリーに赴いて、三島由紀夫の放送劇『ボクシング』(台本構成三島由紀夫、音の構成黛敏郎)を聴いてくる。こんなものがこんな所で今でも聴けるとは全く知らなかった。ミュージック・コンクレートといういやつなのだが、ウム何とも台本を読んでいないとちょっと・・・というところもあり、また、音楽もなかなかレトロでモダンで・・まあ昭和20年代ということを考えれば結構スゴイのかもしれない。しかし音自体が中心なので、純粋には所謂ラジオドラマではないのだろう。

5/26  表参道にあるS&Eミュージアムにて、ポかリン記憶舎公演『和服美女空間 庭宴』(明神慈構成・演出)を観る。強い夕立の後の満月の夜、大型の窓があるギャラリーの中での和服女性のパフォーマンス。

5/25  江戸川区総合区民ホールにて、江戸川乱歩原作三島由紀夫戯曲のオペラ『黒蜥蜴』(青島広志作曲・演出)を観る。実は生のオペラは初めてである。まあ正直聞き取れない台詞やちょっとはしょり気味なところもみられたが、なかなか珍しかった。

3/30  法政大学生会館大ホールにて、三条会公演『鐵輪』(郡虎彦作、関美能留演出)とク・ナウカ公演『生きてゐる小平次』(鈴木泉三郎作、宮城聰演出)を観る。今回は合同公演ということであったが、郡虎彦と鈴木泉三郎という組合せに、客席にもかなりの演劇評論家が来ていた。三条会は、かなり若手の集団で、しかし役者もなかなか面白かったのだが、しかし・・・・郡虎彦をアングラチックにやるしかないのか、劇中延々と役者連が岡林信康の唄を歌うのには些かまいった。

3/24  国立劇場小劇場にて知人の出演している藤間流「紫栄会」の日舞を見に行った。

3/6  久々にヴィデオで、演劇実験室◎天井桟敷『レミング』(作・演出寺山修司)を見た。

↑2002


12/2  江東区の森下スタジオにて、オン・ケンセン+Theatre Works(構想・演出)の『Dreamtime in Morishita Studios』のgroup B(指輪ホテル・西山美なコ)ヴァージョンを観た。これで入場料1000円は安い。

9/8  新国立劇場にて、太陽劇団(テアトル・ドゥ・ソレイユ)公演『堤防の上の鼓手』(エレーヌ・シクスー作、アリアーヌ・ムヌーシュキン演出)を観た。

7/26  船の科学館近くの都立潮風公演噴水広場にて、ク・ナウカ公演『天守物語』(泉鏡花作、宮城聰台本・演出)を観た。

2/18  知人の誘いで、江東区・森下スタジオにて「第3回アジア女性演劇会議」のリーディング『星をみつめるものたち』(チオリ・ミヤガワ作、坂手洋二演出)を観る。

↑2001


12/1  新国立劇場にてDumb Type公演『memorandum』(新国立劇場バージョン)を観る。

11/29  六本木biburinにてロマンチカ公演『LOVE POTION』(林巻子演出)を観る。5月にやったやつの再演。

11/4  青山劇場にて、ク・ナウカ公演『王女メデイア』(宮城聰構成・演出)を観る。これは去年の再演だが、やはり構成は見事なもの。

10/15  下北沢ザ・スズナリにて、THE・ガジラ公演『アーバンクロウ』(作演出・鐘下辰男)を観る。出来の良い80年代ATG映画のようだった。しかしスズナリ来るのも何年ぶりだろうか。

10/13  目白・旧細川侯爵邸にて、ク・ナウカ公演『熱帯樹』(三島由紀夫作・宮城聰演出)を観る。今回はロケーションもよく、生パーカッション付き、上演時間は2時間弱と長いものの、堪能できた。今回の当たり役は郁子だろう。

10/9  東京文化会館にて、『M』(モーリス・ベジャール振付)を観る。やはり生はいい。横尾忠則デザインのポスターを買ったが、これってこの2日間しか販売されない訳だからレアちゃレアだ。

7/26  東京都庭園美術館・庭園にてク・ナウカ公演『オイディプス王』(構成・演出宮城聰)を見る。野外での芝居を見るのは久しぶりだった。

5/26  六本木biburinにてロマンチカ公演『LOVE POTION』(林巻子演出)を観る。公演、というよりもダンスパフォーマンスである。しかしそれにしても、客席に巡らしてあるベルトコンベアは、作りつけのものなのか。いつかの『真夏の夜の夢』以来だが、まだまだ健在である。

4/20  渋谷ジャンジャンにて、演劇実験室◎万有引力公演『記憶の地下想像力』(寺山修司作・J・A・シーザー演出)を観る。何でも入場は並んだ順で整理券なし、しかも早く並んだからとていい席には座れないというやつで、雨の中ずらりと並ぶ。裏口から入場。全く見えないところなど、会場全体でやっていて、入場者の何人かはテーブルにつかされ睡眠薬入りですという牛乳を飲まされたりしていた。なかなか愉しく堪能した。

4/14  ベニサン・ピットでtpt公演『LONG AFTER LOVE』(三島由紀夫作、D・ルヴォー、山下晃彦演出)を観る。

4/8  ビデオでオペラ『金閣寺』(黛敏郎作曲)を見る。

4/6  ビデオでダンス『M』(モーリス・ベジャール演出・振付)を見る。

3/24  渋谷エッグマンでの『BODY ISSUES!』で、スメリー、グラインダーマン、とうじ魔とうじ、鳥肌実らのパフォーマンスを見る。4時間立ちっぱなしはさすがに疲れる。

2000


12/23  代々木国立競技場外特設会場にてSRLによるマシンパフォーマンス(「世紀末サーカス」)を見る。入場は限定3000人で無料、とあったので会場時間にいってみるも凄い人。なんとか入れたが、全く見えない。ステージが数段高いところにある訳ではなく、また低いところにあるのでもないので、人垣で全く見えないのである。それでも音や振動等はこちらに伝わってくるし、全然見えないしで、全くこれでは生殺し状態だ。周りの木に登って落ちた人がおり救急車が来ていたが、NTTも殆どの人間がみられないことがわかっていてこんな上演形態をとるなんて、どういう神経をしているのだろうか。寒いわつま先立ちで疲れるわ欲求不満になるわで、さんざんであった。

10/31  浅草アサヒスクエアAにて、ク・ナウカ公演『王女メディア』(構成・演出宮城聰)を観た。

10/22  武蔵関ブレヒトの芝居小屋にて、指輪ホテル公演『指輪ホテルの異常な愛情』を観る。ハッキリ言って、つまらなくガッカリ。

9/10  歌舞伎座にて「九月大歌舞伎・夜の部」で『増補双級巴石川五右衛門』『盲長屋梅加賀鳶』『艶紅署接拙』を見る。

8/7  新馬場六行会ホールにて、演劇実験室◎万有引力公演『怪人フー・マンチュー』を観た。ファントマと並ぶおなじみの怪人フーマンチューの舞台化。さすがうまいとこをついてくる。

2/28  渋谷SPACE EDGEにて催された雑誌『A』のイベント、wild site meetingで、スメリー、グラインダーマンのパフォーマンスを見る。

1/17  SRL・マーク・ポーリンのヴィデオ『MACHINE PERFORMANCES』を引っぱり出してきて4年ぶりに見る。

1/11  ダムタイプの公演ヴィデオ『OR』を見る。


1999
12/28  新宿歌舞伎町クラブCODEにてイベント。ドラッグクイーンのオンパレード。特にサウンドオブミュージックの声まね、菊門から万国旗ずるずる、野宮マキのコスプレ、等は可成り楽しめた。ダムタイプのOKガールズの人も一人イベントに参加していた。
1998