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2004年上半期

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1/4  銀座松屋の古書市に立ち寄る。何もないが、取り敢えず雑誌『世紀末研究』(82.8)800円を拾う。
1/7  ネットで注文した、三島由紀夫・文『宮廷の庭1〜仙洞御所』(淡交新社)初版限定カバ凾3000円が届いた。まあ綺麗だし、3000円ならいいかと。
1/8  お勉強用にネットで注文した、酒井府『ドイツ表現主義と日本』(早稲田大学出版部)カバ帯3900円が届く。去年出たばかりの本で、定価は6500円。まあ新本同がこの位なら、それでも高いが勉強用だしまあいいか。
1/9  本日は下町古書展初日。といっても注文品もなく、いつものように閉場1時間前に会場に。ぐるってまわって拾ったものは、三島由紀夫『鹿鳴館』(ぬ利彦出版)初カバ帯1000円。なんてこたない本だが、上演年表がよい。それから、宮崎清隆『支那派遣軍かく戦えり』(大光社)初カバ300円、三島推薦文がカバーに印刷。拾うものないし・・・。それと、最後に加治木義博『落・奈落』(覇王樹社)初版凾付500円をみつける。以前ネットだか雑誌だかで読んで、一部SFマニアの間では高い本らしいという記憶があったので、まあ買ってみる。それにしても悪趣味な凾で何だかトンデモ本のような感じだが、ま、売れるなら売ってっしまおう。安くても100倍くらいで売れるだろう。
1/13  講義の後、江古田に行き論文集の抜き刷りを受け取るが印刷屋のミスで雑誌名が抜けていたので返品。そのまま池袋に出て池袋西武の古本まつりを覗こうとしたが、勘違い、明日からだった。で、神保町へ向かう。もう少し早ければというところで、大体の店が閉店の時間。久々に書肆Hを覗き、森茉莉『父の帽子』(筑摩書房)初版凾帯付1500円を購入。
1/21  国会図書館の帰りに柏に出てT書林を覗く。中公文庫の『潤一郎ラビリンス』初カバ帯の2、3、4、6、7巻全部で2000円を購入。
1/23  早稲田演劇博物館の帰りに、高田馬場駅前の新刊書店で中村彰彦『烈士と呼ばれる男』(文春文庫)を定価で購入。渋谷東急古本市での注文品が外れたことを電話で確認。
1/26  所用で池袋に出たので、リブロで車谷長吉『銭金について』(朝日新聞社)初カバ帯を定価で購入。
1/28  ネットオークションで落札したハヤカワ文庫の山野浩一『X電車で行こう』重版カバ、『鳥はいまどこを飛ぶか』初カバ2冊で50円が届いた。
1/29  ネットオークションで落札したものが届く、吉行淳之介『驟雨』(新潮社)初版カバ帯水濡3000円。芥川賞とある帯がついているが、惜しいかな、全体的にムレ。でもまあ3000円だし、帯代か。それから柏に出たのでT書林を覗き、フォルベルグ『西洋古典好色文学入門』(桃源社)初凾1000円を購入。こちらの貼凾入のが欲しかった。
2/2  ネットオークションで落札した円地文子『妖』(文芸春秋)初凾、『女面』(講談社)初凾、『本のなかの歳月』(新潮社)初凾帯、合計1000円が届く。
2/3  柏に出たのでT書林を覗き、宗谷真爾『インド・東南アジア紀行』(中公文庫)280円を購入。
2/4  ネットで注文した、車谷長吉『白痴群』初版カバ元帯900円『文士の魂』(新潮社)初版カバ帯1000円、それとネットオークションで落札した日生劇場パンフ『鹿鳴館』700円が届いた。
2/6  前に届いた目録で注文した本が届いた、森卓也『アニメーション入門』(美術出版社)初カバ1500円。創成期のアニメ映画についての本、お勉強用。
2/9  前にネットで注文した車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』(文芸春秋)初版カバ元帯2600円が届く。
2/13  本日はまど展。国会図書館での調べものが済んでから会場へ。注文した酒井潔『日本歓楽郷案内』(竹酔書房)重版極美4000円はあたり、酒井潔主宰雑誌『談奇』6冊10000円は外れ。T書店に立ち寄り、勢いで酒井潔訳マリイズ・ショワジ『獄中性愛記録』(風俗資料刊行会)普及版初カバ6300円を購入。
2/17  国会図書館の帰り神保町に行き、新宿展を覗くが、何もなし。新刊書店で車谷長吉『忌中』(文芸春秋)署名落款入を定価で購入。
2/21  五反田遊古会の二日目。夕方に赴く。注文品も無し、買いたいものもなし。飯島洋一『〈ミシマ〉から〈オウム〉へ』(平凡社)初カバ帯600円のみ拾う。
2/23  柏に出たのでT書林を覗き、君島一郎『朶寮一番室』(時事通信社)初カバ500円を購入。
2/25  「人魚通信」紹介記事掲載の『季刊銀花』(04春)が献呈されてきた。お世話になった方々に感謝。
2/26  国会図書館の帰りに用事で神保町へ。通り沿いの古書店で三島関連パンフなどを購入。ビルの2階に入っているK通信社という古書店で『十代作家作品集』(和光社)初版カバ2000円を発見、購入。ちょっと高いが、仕方がない探していたものだし。三谷芙沙夫の十代の時の短篇が入っている。それから久々に書肆Hを覗き、丸木砂土『女性西部戦線』(風俗資料刊行会)初裸本700円を購入。
3/1  国会の帰り、三島の「サド侯爵夫人」の公演があるので池袋の東京芸術劇場へ。早めについたので西武ギャラリーでやっている野又穣展をみる。で、『野又穣作品集points of view視線の変遷』(東京書籍)を購入、会場にいた作家に絵とサインを入れて貰った。
3/5  本日は紙魚展。例の如く国会図書館の帰りに向かう。注文品も無し、何だか少し黒っぽい棚があったが、結局入ったのが閉場30分前だったのでよく見られず、拾ったのは戸川昌子『猟人日記』(講談社ロマンブックス)初カバ200円のみ。こないだ映画をみたので今度は原作でもということで。その後知人が今度神保町に開店する店舗へ委託商品を持参。
3/6  先日ネット古書店に注文した、北原綴『薔薇館の神々』(創林社)初カバ帯1000円が届いた。
3/9  江古田の母校へ紀要論文の抜き刷りを取りに。校門前のK書房に立ち寄り、何もないので中城ふみ子『乳房喪失』(角川文庫)帯200円を拾う。で、次にB・O江古田店へ。ここで、前に来たときに目を付けていた学術書の新刊本4割引くらいのを買おうと思っていたが、残念、売れていた。で、駅前の小さな古本屋に買おうと思っていたうちの1冊があったので購入。守安敏久『バロックの日本』(国書刊行会)カバ帯2620円。定価の3割引か。新刊書だが、まあ勉強用に使えるかと。
3/10  国会図書館の帰りに銀座へ。ちょっと用事を済ませてから、O書店へ。ここで三島歌舞伎の筋書き5冊1200円、それから台本「椿説弓張月」と「鰯売恋曳網」各300円を購入。「鰯売」は没後のものだが、生前最後の歌舞伎「椿説弓張月」台本入手は嬉しい。帰宅してみると、先日ネット注文した中山正子『ハイカラに九十二歳〜写真家中山岩太と生きて』(河出書房新社)初カバ帯毛筆献呈署名1000円が届いていた。
3/12  昼間、お勉強用にネット古書店で注文した本が届いた、吉田司雄他『妊娠するロボット〜1920年代の科学と幻想』(春風社)凾帯1900円。これ、定価2800円だかして、安く古書で欲しかった論文集。で、それから外出。城南展、閉場間際を覗く。注文品はなし。何だか図書館廃棄本をズラリと出しているところがあったが、廃棄本なのに1500円?とかいうのばかりで、幾つか映画理論書など拾おうかとも思ったが、止め。で、結局お勉強用に一柳広孝『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉日本近代と心霊学』(講談社選書メチエ)カバ700円を購入。この選書メチエ、たまに読みたいものがあるのだが、古書価500円くらいでないものか。
3/13  西部古書店に注文していた、『三島由紀夫選集』(新潮社)初凾全19冊揃7800円が届いた。凾の背中の題簽の黄色が褪色してしまっているが、まあ凾も美でこの値段ならよいだろう。無論、11巻は10月発行の改訂版である。9月に発行された11巻の元版は、校訂ミスにより回収騒ぎを引き起こしたもので、それが原因というわけでもないだろうが、担当編集者はその後新潮社を辞めている。ミス版だったら、それなりに面白かったろうが。
3/19  本日は愛書会展初日。夕方会場へ。注文した、三島由紀夫作『アラビアン・ナイト』日生劇場パンフ3500円はあたり。しかしちょっと高いなあ。で、会場をあれこれみてまわり、結局、松本俊夫『幻視の美学』(フィルムアート社)カバ500円を購入。これは欲しかった。松本俊夫は、一番新しい評論集をなかなか見かけないのだが、何故だろう。で、Kほり堂に立ち寄ってから、T書店を覗いたが既に閉まっていたのでそのまま人魚の嘆きへ。
3/21  柏に出たので、T書林に立ち寄る。で、芥川比呂志『肩の凝らないせりふ』(新潮社)凾250円、三島由紀夫『椿説弓張月』カバ200円、『文章読本』改版カバ帯270円を購入。
3/23  国会図書館の帰りに銀座に出て、Sギャラリーで山本タカト『ナルシスの祭壇』(エディショントレヴィル)署凾を定価で購入。
3/26  本日は趣味展初日。午後、いつもよりは少し早めに赴く。注文品はなし、が、ちょっと棚は黒っぽく、期待出来そうな感じであった。まず拾ったのが、若かりし日の岡田茉莉子が綺麗だった映画「舞姫」、原作も読んでみようということで川端康成『舞姫』(朝日新聞社)初版カバ500円を拾う。それから既に持ってはいるが、やけにきれいな状態だったので谷崎潤一郎『愛すればこそ』(改造社)重凾美500円。同じ棚から、芥川龍之介『湖南の扇』(文芸春秋社)重版凾700円。小穴隆一木版装だが、かなり後の重版だからか、記憶では初版はもっとつかが分厚くて貼凾だったような気がするのだが、これは記憶よりもかなり薄く、機械凾である。あとは雑誌、今回拾ったのは三島の初出誌だが、『群像』の「岬にての物語」初出(46.11)、「軽王子と衣通姫」初出(47.4)各200円。特に痛みもないし、何だか最近初出誌というだけで何でもかんでも結構な値段をつける本屋がいるが、初期の特別なもの以外はこんな感じでなければやっぱりねえ。それと三島論掲載の演劇雑誌『四季』創刊号100円。それから、ちょっと興味を引いたので加藤秀俊『見世物からテレビへ』(岩波新書)帯美100円。その後人魚へ。帰宅してみると、先日の湘南フジサワ古書まつりで目録注文していた、酒井潔『降霊魔術』(春陽堂)初凾欠5000円が届いていた。実は既に背焼・少痛の本を所持していたが、届いたのは極美の本で、凾欠が惜しい。
3/27  中央線古書店初日。久々に高円寺へ。注文品は1点、フィルソン・ヤング編『クリッペン事件』(改造社)初版凾欠(?)1500円。当たり、というか他に注文者なし。これ、谷崎の「日本に於けるクリップン事件」で扱われているクリップン事件と裁判を詳述しているもので、検事が翻訳した裁判本だがこの事件関連の単行本としては唯一のもの。閉場30分前に到着したのだが、実は18時より某サイトの飲み会があったので、急いで見て回り、『奇術研究』(68.秋)500円を拾う。これ、「明治時代の奇術展望」特集で、実はこの文献、谷崎関連で安く探していたのである。それから高架下のT書店を覗き、三島作「黒蜥蜴」台本美1000円を購入。台本といっても97年の美輪明宏演出のものだが。で、神保町に向かい、飲み会会場で某氏に村松嘉津『新版プロヴァンス随筆』(大東出版)初凾等を頂戴する、感謝!
4/2  五反田遊古会初日、いつもより早め(といっても15時過ぎ)に会場に。注文品はない。階下で稲垣足穂『星の都』(マガジンハウス)カバ300円を拾う(図書館廃棄本、帰宅後「埼玉県立図書館」バーコードシールをキレイに丁寧にはがした)。それから雑誌『映画評論』(70.8)200円、佐藤重臣のオットー・ミュールとの会見記掲載のため。で、2階では、特に何もなく、川端康成『眠れる美女』(新潮社)初版凾帯付美300円を買おうとしたが、どうせ持っているのに荷物だとやめ、三島論関連で、船木拓生『富士の気分〜深沢七郎・三島由紀夫・武田泰淳による綺想譜』(西田書店)初カバ観世栄夫宛献呈署名500円を、そして『新潮社出版案内1957.1』200円を拾った。急いで五反田を後にして、一路神保町へ。何だか憂鬱である、というのもまたドジをやらかし、先月だったか、某書店から酒井潔個人雑誌『談奇』の6冊揃10000円というけっこうな出物があった。無論外れたが、先々週届いた同じ書店が出品している今日の和洋会目録に、何と、全く同じものが出品されたのである、これは是非何としても入手したく、これで15000円なら、この金欠時でも安い買い物であった、のだが・・・何と昨日夜気づいたのだが、よく目録を見ると「談奇」ではなく「談奇党」とあるではないか、まるきり違う雑誌を慌てて、そして欲しいという欲目から見間違えたのだ、何とも阿呆な話である。「談奇党」ではいらない、欲しくもないものに大枚15000円也を払うのかと暗澹たる気持で閉場間際の和洋会を回り、結局何も手にせず帳場へ。で、抽選確認してみると何とハズレているではないか! 他に(まさか!)注文者がいたのである。ま、一安心。その後T書店を覗いてみると谷崎の『卍』(改造社)初版凾欠が15000円で出ていた。これが買える位の値段だったのだ。で、車谷長吉『銭金について』(朝日新聞社)初カバ帯署名落款2200円を購入。喫茶店に立ち寄ってから、今度新規オープンする古書Kほり堂にだぶり本等を持ち込む。
4/3  渋谷で映画「赤目四十八瀧心中未遂」をみてから、神保町に移動、閉場間近の和洋会を覗き、雑誌『奇譚クラブ』1950年代の白表紙4冊と絵表紙1冊各500円なんていうものを買ってしまう。
4/5  徒歩で五香駅まで出たので、ついでにB・O五香店を覗き、車谷長吉『塩壺の匙』(新潮文庫)初版カバ250円、松浦理恵子『親指Pの修業時代』(河出文庫)上下カバ各100円を購入。
4/8  ネットで注文した新刊書が届いたので近所のコンビニまで出向く。山平重樹『最後の浪人 阿部勉伝』(ジェイズ・恵文社)定価2100円を購入。元・楯の会第1期生の評伝。近所にコンビニがあれば送料もいらないし便利だ。
4/11  昨日電話で注文品が当たったことを確認しておいた西部展、本日都内に出る用事があったので品物を受け取ってくる。西部会館も久しぶりだ。一応会場を一回りしたが特にこれはというものはなく、一応吉田知子『無明長夜』(新潮社)初カバ帯200円と、三島修辞「ブリタニキュス」初出の『新劇』(57.4)150円を拾う。で、注文した雑誌『地下演劇』の5、7〜11号の6冊美の6000円を購入。ピンピンの美本でよかった、これで「地下演劇」も大分揃った。
4/12  ちょっと柏に出たのでT書林に寄り、富岡多恵子『壺中庵異聞』(集英社文庫)300円を購入。
4/20  学校の帰り、神保町に出て、新刊書店で『潤一郎ラビリンス8』(中公文庫)を定価で購入。
4/22  池袋に出たので、新刊書店に寄ってみると、福富太郎『昭和キャバレー秘史』(文春文庫plus)が目に付いたので定価で購入。
4/23  本日はまど展初日。例の如く国会図書館の帰りに会場へ。注文した、谷崎潤一郎訳『ウヰンダミーヤ夫人の扇』(天啓社)初版3500円はハズレる。凾付きでは高いのでちょうど凾欠が欲しかったのに。で、会場で拾ったものは、井上日召『一人一殺』(日本週報社)重版美300円と雑誌『歌舞伎」(71.4)特集・三島由紀夫の歌舞伎200円。後者は既に持っているし、前者はゲテ関係で。で、それからT書店を覗き、Kほり堂へ。
4/27  大学の帰りに柏で下車、T書林を覗き、尾崎一雄『暢気眼鏡・虫のいろいろ他』(岩波文庫)カバ300円を買う。
4/30  本日はぐろりや会。国会図書館の帰りに神保町へ。注文品は無し。会場で拾ったのは、『俳優座十年の歩み』(俳優座)限定記番カバー1000円のみ。一応三島作品も上演しているし、昭和20年代の新劇資料として。カストリ雑誌がやけに並んでいた棚があったが、特に欲しいものはなく。で、T書店を覗いてから、書肆Hに立ち寄り、先日目録注文した三島由紀夫編『青春をどう生きるか』(要書房)初版カバ帯美5000円が外れたことを確認し、Kほり堂へ。古通の目録で注文した生田耕作『るさんちまん』(人文書院)初版カバ3500円を購入。
5/1  昼過ぎ、ネットオークションで落札した飯沢耕太郎『写真とグロテスク』(トレヴィル)カバ1000円が届いた。で、今日からの高円寺展に注文していた、吉岡実『魚藍』(私刊)5500円はハズレ。まあ、注文殺到しただろうな。確か配り本で、この10倍でも買えないのではないかという稀覯本。それから神保町へ。Kほり堂に委託の本を持ち込む。
5/6  早稲田演劇博物館の帰り、久々に早稲田の古書店街を歩く。B堂で養老孟司『身体の文学史』(新潮社)カバ600円をちょっと読んでみようと購入。それからI書店で森山大道『犬の記憶』(河出文庫)初カバ帯350円を購入。
5/7  本日は城北展。注文したマラルメ『リラダン』(森開社)限定333部3500円はハズレと電話確認したが、一応出先の都立中央図書館から神保町へ向かう、が、到着したのは18時を過ぎており。特価書籍でゾッキの岩井洋『記憶術のススメ』(青弓社)900円を購入。Kほり堂へ向かう。
5/9  いつだかネット注文してしまった森茉莉『記憶の絵』(筑摩書房)元版初版凾帯付1300円が届く。
5/11  先日の中央線古書展で注文しながらも、用事で取りにいけなくなり送ってもらったものが届く、雑誌『律』(書肆ユリイカ)創刊号2500円。やっと手に入った。あとは2号と3号だ。
5/13  所用で久々に江古田に行ったので、B・O江古田店を覗き、井上章一『美人コンテスト百年史』(新潮社)初版カ帯300円を購入。
5/14  本日は愛書会展。国会図書館での調査を済ませてから会場へ。注文品もなし、拾うものもなし。邪道だが、花輪和一『刑務所の中』(青林工藝舎)重カ帯600円を購入。500円くらいで読んでみたかった。で、G堂の外の100円均一棚を信号待ちの時にチラと見ると三島由紀夫『白蟻の巣』(新潮社)重凾があったので購入。Kほり堂に行き、ジャリ『ユビュ王』(現代思潮社)新装初カバ500円を購入。元版の凾入は持っているが、こちらの赤瀬川装幀のもこの安さなら買いだ。
5/15  ちょっと柏に出たのでT書林に寄り、『日本古書通信』の今月号を買う。それから帰宅してみると、先日お勉強用にネット古書店で注文した倉石信乃他『ヌード写真の展開』(有隣堂)カ帯1500円が届いた。
5/21  本日は趣味展。注文、しようかどうか迷っていたが結局忙しく注文し忘れていたものがある。谷崎潤一郎『細雪』(中央公論社)特製3冊揃著者毛筆自筆題簽帙入少痛6000円である。国会図書館から神保町へ向かい、いつもの如く閉場30分前に会場へ。で、それは売れ残っていたが、やっぱり帙の痛みがキツイ、自筆の題簽も真っ茶色に焼けていたので、忘れてて丁度良かった。で、何もなかったが、一応拾ったのは、三島「好色」初出の『小説界』(48.7)200円。ま、初期のもんだし。それと寺山修司「毛皮のマリー」初出の『映画評論』(67.10)300円。現行テキストこの初出は大きく違っていることは余り知られていない。で、それからKほり堂へ。
5/26  日本近代文学館からの帰りに、銀座へ。SアートギャラリーでA・井上展をみて、種村季弘『畸形の神 あるいは魔術的跛者』(青土社)署名落款を定価で購入。東銀座のO書店も覗き、三島歌舞伎台本等3冊1100円を購入。
5/28  本日は和洋会。注文した十一谷義三朗『キャベツの倫理』(新潮社)初版6000円はハズレ。会場では拾うものなし。S書房の500円均一の外の台で、『鏡花全集』(春陽堂)凾付の4巻と8巻を拾う。重い。それから人魚の嘆きへ。
6/3  大宅文庫に行き、帰りに柏で下車、T書林を覗き、飯沢耕太郎『荒木!』(小学館文庫)300円を購入。帰宅すると、ネットオークションで落札した『ワイルド全集』(天佑社)5巻揃凾欠4000円が届いていた。
6/4  本日は城南展の初日。注文した、酒井潔『巴里上海歓楽郷案内』(竹酔書房)背痛4500円と、雪岱の木版口絵があればということで注文した井筒月翁『維新侠艶録』(中央公論社)3000円どちらもハズレ。結局神保町に着いたのが19時を過ぎていたためにどこものぞけず、Kほり堂へ行き、谷崎潤一郎『自画像』(春陽堂)再版凾欠2000円を購入。
6/7  池袋のリブロで、今更だが、四方田犬彦『ハイスクール1968』(新潮社)を定価で購入。
6/9  国会図書館の帰りに、神保町の新刊書店で、高橋世織『感覚のモダン』(せりか書房)2500円と吉田司雄編著『探偵小説と日本近代』(青弓社)2600円を購入。ちょっと必要あったとはいえ、新刊書で5000円超えるとかなり高い買い物をした気になるのは、やはり感覚麻痺か。ネット古書で半額くらいでないか随分さがしたのだが。
6/10  ちょっと用事で江古田に出たので、B・O江古田店を覗き、サンドラール『黄金』(白水社)初版カバ帯1150円を購入。帰宅してみると、前にネット注文した山野浩一『殺人者の空』(仮面社)初カバ帯1000円が届く。
6/11  国会図書館の帰りに神保町に立ち寄り、新興展を覗き、澁澤龍彦『犬狼都市』(桃源社)初版凾帯欠500円というのがあったが無論拾わず。Kほり堂に立ち寄った後に、三島の芝居を見るために早々に切り上げる。帰宅してみると、伊藤人譽『人譽幻談 幻の猫』(亀鳴屋)限定514部署名入2940円が届いていた。全く聞いたことのない作家だが、一癖ありそうでどんなものかと。
6/17  柏に出たのでT書林を覗き、村松嘉津『巴里文学散歩』『続巴里文学散歩』(白水社)初凾付識語献呈署名入2冊1300円で購入。で、帰宅してみると、お勉強用にネット古書店に注文した内田隆三『探偵小説の社会学』(岩波書店)1600円が届いていた。
6/18  国会図書館の帰り、神保町に出て、三省堂で、ちょっと必要あってベルクソン『物質と記憶』(駿河台出版社)を定価で購入。
6/19  ネット注文した新刊書が届く、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』とアンドレ・シャステル『グロテスクの系譜』(ちくま学芸文庫)。お勉強用、いやー文庫化されて嬉しい。
6/26  本日はKほり堂の開店日、11時オープンと聞いていたが、正午過ぎに到着。目玉の300円均一コーナー、百間や日夏の本が多い。おもむろにここから伊藤秀雄『近代の探偵小説』(三一書房)初凾美300円を購入。それから谷崎潤一郎『自画像』(春陽堂)再版凾を取り置き。今日は五反田展でもあるので、一路五反田に。あれこれあるが、荷物になりそうなので、拾ったのは『磯田光一著作集1』(小沢書店)初凾500円、坊城俊民『焔の幻影』(角川書店)初カバ帯600円、それから加東大介『南の島に雪が降る』(文芸春秋新社)重カバ600円。磯田はやっと500円で拾えた、俳優・加東大介のこの本は、前々からちょっと読みたかったので。ほかにもまだあれこれあったが、途中ちょっと茶店に寄ってから再び神保町のKほり堂へ。実は高いのだろうと手にも取らなかった鏡花本が、重版やら傷みありの本やらで、かなりのお得価格で並んでいたことを売れてから知る。・・・・残っていた泉鏡花『風流線』『続風流線』(春陽堂)重少痛印、袋・口絵欠揃い2000円を思わず購入してしまう。
6/27  所用で柏に出たので、T書林を覗き、何もなかったが、ヒルデスハイマー『眠られぬ夜の旅 テュンセット』(筑摩書房)初ビニカバ帯200円というのを拾ってみる。
6/30  国会図書館の帰りに神保町へ。T書店を覗いてから書肆Hにいき、シオラン選集1『崩壊概論』(国文社)初カバ1500円を購入、その後Kほり堂へ向かい、杉田博明『祇園の女〜文芸芸妓磯田多佳』(新潮社)初カバ帯300円を購入。