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2003年上半期

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1/6  年末ネット注文した松本道子『風の道〜編集者40年の思い出』(ノラブックス)初カバ800円が届いた。講談社「群像」三島担当編集者の回想記。
1/7  国会図書館の帰り、柏で下車、駅構内の100円文庫ワゴンで荒俣宏『新東京物語・異都発掘』(集英社文庫)カバ100円を拾う。それからT書林に寄る。めぼしいものはなかったが、合同で出している目録を見せて貰うと・・・ここ数年の三島関連探求資料(「アドニス」揃)を発見、注文。ついでに澁澤の安いものも注文。
1/8  年末に目録注文したものが届いた。三島原作映画「にっぽん製」パンフ、『ヤクシ映画ニュース』1枚1000円。パンフとあったのでどんなもんかと思ったが、まあ予想通りのもの。
1/9  昼、今年はデパート展いけなかったので、ついネットで注文してしまった三島由紀夫序文の矢頭保写真集『裸祭り』(美術出版社)凾8000円が届いた。それから国会図書館へ出かけ、東大の新聞文庫によって、本郷三丁目の新刊書店で『新潮』の今月号を買い、帰りがけに柏で下車T書林に寄る。昨日注文した、澁澤龍彦『夢のある部屋』(桃源社)初版凾帯付6000円を購入。この値段なら買っておきたいというもの。
1/10  昨日の散財でどうしようかと悩んだが神保町へ。が、会場は覗かず、T書店の外ワゴンで猪瀬直樹著作集『ペルソナ三島由紀夫伝』(小学館)墨筆署名落款入りを500円で購入。それからbar人魚の嘆きへ。
1/11  昼間、過日ネットオークションで落札した山野浩一『X電車で行こう』(ハヤカワ文庫)重カバ200円が届いていた。所用で学校へ行った帰り、友人と待ち合わせ高円寺・杉並合同古書展へ。西部会館へ赴くのはけっこう久しぶりである。といっても、この金欠時、あまり買えない。しかも会場に着いたのは閉場30分前。高円寺駅について携帯電話から抽選結果を尋ねると当たっていたので急ぐ。注文したのは、三島原作映画「潮騒」(昭和29年版)パンフ1500円。取り出されたのを見ると、上映館独自のニュースビラかと思いきや、しっかりした映画パンフで嬉しかった。こりゃ専門店じゃかなりな値段を付けるだろう。領収書を書いて貰う間にサッと一回りして、宮崎清隆『黒い声』(東京ライフ社)再販カバ美150円を購入。三島袖文。それからガード下のT書店を覗くと、なんと三島由紀夫『仮面の告白』(河出書房)初版カバ6000円というのを発見、カバー背の上部が一部欠けてはいるものの、これは欲しい。同行した友人に金を借り、これを購入。それから折角なので歩いて阿佐ヶ谷まで行き、古レコード屋そばの古書店で、雑誌『銀星倶楽部』特集桃色映画天国300円と堂本正樹『増補版男色演劇史』(出帆社)初カバ帯450円を購入。それからBG阿佐ヶ谷店で中野美代子『迷宮としての人間』(潮出版社)初カバ凾500円を購入。
1/13  用事で柏に出、駅の100円文庫ワゴンで孝夫・玉三郎『桜姫東文章』(旺文社文庫)初カバ、瀬戸内晴海『花芯』(文春文庫)を購入。
1/14  国会図書館の帰り、用事で日比谷に出たついでにSアート・ギャラリーに寄り、雑誌『モダンジュース』宇野亜喜良特集サイン入840円と四谷シモン『人形作家』(講談社現代新書)初カバ帯毛筆署名920円を購入。
1/17  本日は五反田遊古展初日。五反田へ向かう。まず外で、国立劇場上演台本『傾城反魂香/室町反魂香/梅雨小袖昔八丈』500円を購入。三島の「室町反魂香」の1976年の再演の時の。それから二階へ。ここ1年探していた田中千禾夫『教育・笛』(河出新書)初版カバ200円を発見、それから注文品である三島監修サルドゥ『皇女フェドラ』劇団浪曼劇場パンフ1500円そして劇団浪曼劇場三島追悼公演『サロメ』チラシ1000円は当たり、それら3点を購入。当時この「サロメ」演出補をなさっていたご主人と少々話し、それから神保町へ向かうも19時近く、諦めて「人魚の嘆き」へ。
1/18  国会図書館の帰り、友人と待ち合わせで神保町へ。時間までに少し時間があったが既に19時過ぎ、演劇映画専門のY書店の外ワゴンで現代演劇協会劇団雲のパンフ(機関誌)『雲』2号300円を拾う。三島アンケート回答あり。文学座分裂直後だけに、意味深。
1/19  柏のT書林へ。用件を済ませ、ちょっと興味アリだったのでホワイティング『東京アンダーワールド』『東京アウトサイダーズ』(角川書店)帯2冊1450円を購入。
1/24  日本近代文学館の帰りに駒場東大前のK書店を覗き、外の100円文庫から森茉莉『贅沢貧乏』(新潮文庫)を購入。それから愛書展のために神保町へ。注文品はなし、一応一通りまわってみるも、拾うモノなしで、薄田泣菫『樹下石上』(創元社)重版凾500円というのと、本田靖春『疵〜花形敬とその時代』(文芸春秋)カバ300円を買う。後者は戦後ヤクザのドキュメント。それからBar人魚の嘆きへ。
1/25  都内に出た帰りに柏により、T書林へ。秋田昌美『性の猟奇モダン』(青弓社)カバ950円を購入。この本、今、ゾッキで出ているやつだ。店主と色々と話した後、夕食をご馳走になり、ついでに『日本きゃらばん』22号という雑誌を頂いた。非売品の同人誌(?)だが、足穂「天狗考」というのが掲載されている。
1/29  国会図書館で作業を終えた後、池袋に向かう。江戸川乱歩展が今日から初日なのである。展示は、・・・乱歩蔵書が並んでいるのはいいのだが、恐らく乱歩序文とかの本が並んでいても、初日に間に合わなかったのだろうか、説明文なくただGケースに並んでいるものが眼についた。例えば乱歩著作に混じって『作家とその作品』なんていう作家論アンソロジー(?)が並んでいるのだが、これに乱歩のが入っているのか乱歩論が入っているのか、全く説明無しでよくわからず。取り敢えずカタログ『乱歩の世界』1700円を購入、ふと見ると江戸川乱歩推理文庫特別補巻『貼雑年譜』(講談社)定価4000円というのが並んでいる。これ、数年前重版の出版社在庫を入手しそびれて、以後重版でも15000円位していたもの。5刷を乱歩生誕100年にあわせてやったらしい。500部とのこと、また逃さないようにしたいものだ。それから久しぶりにサンシャイン裏のK書店を覗いてみたが、以前と変わってネット用の倉庫みたいになってしまった。以前はよくここ覗いたものだが、もうだめだろう。杉森久英『天才と狂人の間』(河出ペーパーバックス)重版帯500円を購入。
1/30  昼間、お勉強用にネット目録で注文した、レーマン『ポストドラマ演劇』(同学社)1800円とレーヴィット『ヘーゲルからハイデガーへ〜現象学的存在論』(作品社)2600円が届いた。出たばかりの本で、新品だと定価が高いので古書で探したが、新品同様。それとネットオークションで落札した、『朝日ソノラマ』(60.7)1100円も届く。これ、各ページ毎にソノシートが綴じ込んであるという雑誌で、三島の旧全集未収録文掲載。昼間用事で駒場の近代文学館へ行き、帰りに渋谷で下車、渋谷古書センターや、表参道のN書店などみてまわったが何も無し。寒い。
1/31  国会図書館の帰り、神保町へ。今日は我楽多展初日。注文品はなし。拾ったのは森茉莉『贅沢貧乏』(新潮社)重版復刻版凾帯400円のみ。T書店も閉まっていたので、そのまま人魚の嘆きへ。
2/1  昼過ぎ、以前ネット注文した清水文雄『続 河の音』(王朝文学の会)カバ1500円が届く。三島関連の非売本。用事で都内に出たので、やっぱり池袋に行ってしまい、「貼雑年譜」を買うことにする。で、会場のグッズ売り場にいったが、会計がかなり混雑していたので諦めて階下のリブロに行く。ここで江戸川乱歩『貼雑年譜』(講談社江戸川乱歩推理文庫特別補巻)定価4000円を購入。しかし、会場では500部限定の増刷というのが謳い文句だったが、ここリブロでは限定570部増刷とある。何故???
2/5  仕事で早稲田演博に行った帰りに、そのまま早稲田古書店街を歩く。A書店で堂本正樹『喝食抄』(ぺりかん社)初カバ帯1800円を購入、それからBIGBOX古本市をやっていたので覗き、ここで藤島泰輔『天皇青年死〜三島由紀夫をめぐって』(日本教文社)初カバ献呈署名600円を購入。それから新刊書店でちょっと必要あった寺山修司『畸形のシンボリズム』(白水社)定価1800円を購入。
2/6  所用で柏に出たのでT書林を覗き、荒俣宏『大東亜科学綺譚』(ちくま文庫)440円を購入。
2/11  柏に出たついでにT書林により、ちょっと必要あって買おうと思っていた江戸川乱歩『湖畔亭事件』(講談社江戸川乱歩推理文庫)600円を購入。
2/13  以前ちょっと読みたくてネット注文した『米国ゴシック作品集』(国書刊行会)カバ700円が届く。この本には寺山修司「毛皮のマリー」の元ネタであるコーピットの戯曲「ああお父さん、かわいそうなお父さん、母さんがあんたを洋服ダンスの中にぶら下げてるのだものねぼくはほんとに悲しいよ」の日本唯一の翻訳が入っているのだ。
2/14  本日は新宿展、しかも会場は西部会館ではなく本部会館。国会図書館の帰りにかけつけるも、何もない。注文した佐伯俊夫画集『痴虫』2冊3300円はハズレ。会場で松田修『華文字の死想』(ペヨトル工房)カバ500円とバタイユ『呪われた部分』(二見書房)凾1000円を購入。それから古本酒場人魚の嘆きへ。
2/18  用事でちょっと寄った柏で、T書林を覗き草野心平『村山槐多』(日動出版)凾欠800円を購入。
2/21  本日は和洋会展初日。珍しく午後早めに神保町到着、まずは会場へ。注文した、塚本邦雄『塚本邦雄歌集』(白玉書房)初凾4000円はハズレ。会場を巡って拾ったのは、三島由紀夫『仮面の告白』(河出書房)再版カバ欠500円、三島掲載『演劇』(51.11)200円、それから円地文子『男というもの』(講談社)初凾帯200円。雑誌『演劇』は、単に三島掲載というだけでなく、全冊欲しい雑誌である。それからT書店を覗き、某常連さん達と人魚の嘆きへ。芥川龍之介『羅生門』(阿蘭陀書房)再版凾欠5000円というのがTに出ていると聞き、後から見に行く。背題簽がないが、確かにこれで5千円なら、芥川集めているわけではないが、近代文学の代表作、購買欲を刺激される。・・が、懐具合を考えやめ。明日にでも売れるだろうなあ。
2/24  国会図書館の帰りに銀座に出、某ギャラリーにてエドガー・ソールタス『アルマ・アドラタ』『太陽王女』『サロンの錬金術』各訳者・表紙画家署名入りを定価で購入。帰宅してみると、H氏より頂いた江戸川乱歩『蔵の中』(講談社江戸川乱歩推理文庫)が届いていた。感謝!
2/25  柏に出たついでにT書林を覗き、芥川龍之介『地獄変・邪宗門・好色・藪の中』(岩波文庫)240円を購入。
2/26  ちょっと必要あってネット古書店で注文したローウェンタール『煽動の技術〜欺瞞の予言者』(岩波書店)初凾帯1500円が届く。
2/28  今日はまど展初日。会場に着いたのは16時過ぎか。見るとA書店の棚が何だかいろいろあったような形跡。これえは何かあるかと思ったが、後に聞くと午前中は凄かったらしい。結局拾ったのは、近松秋江『京美やげ』(日本評論社)初凾欠少痛1800円、コクトオ『オルフェ』(第一書房)初限天金凾500円、それからお勉強用に、『日本現代戯曲集』(新潮文庫)1〜3と同新編3の初帯で500円、三島由紀夫『獣の戯れ』(新潮文庫)初版帯100円、それから戯曲「ドゥーブルの起源」掲載の雑誌『現代劇』(8407)200円、それからメルロ=ポンティ『見えるものと見えないもの』(みすず書房)カバ美400円。メルロ=ポンティは90年代の重版で書き込みも無し、安い。それから人魚の嘆きへ。
3/4  早稲田演劇博物館の帰り、馬場の古書街を覗いて行こうと考えていたが、結局閉館の19時まで作業が続いたために既に殆どの店がシャッターをおろしていた。が、そんな中で開いていたI書店にブラリと入り、文庫本を数冊。スーヴェストル/アラン(久生十蘭訳)『ファントマ』『第二ファントマ』(『新青年』昭和12年6・8月号附録)2冊1500円、ちょっと痛んでいるがこれは珍しかろうと購入。それから宗谷真爾『王朝妖狐譚』『鼠浄土』(中公文庫)カバ各150円と、『三島由紀夫の美学講座』(ちくま文庫)カバ帯250円を購入。
3/8  大宅文庫の帰りに西部会館に寄ろうと思っていたが結局間に合わず、高円寺で下車し高架下のT書店を覗き、『ジロドゥ全集2』(白水社)凾月報200円と『堂本正樹一幕劇集』(出帆新社)カバ帯1000円を購入。前者はこれで残すところ5,6巻のみ。
3/9  所用で柏に出、古書Sで石原慎太郎『野蛮人のネクタイ』(集英社文庫)カバ250円を、それからT書林で別冊新評『澁澤龍彦の世界』美1000円を購入。前者はこれの映画を見ていたのでつい、そして後者はこれでしか見られない澁澤の裸踊り写真があるため。
3/13  ちょっと必要あってネット目録で注文したランク『分身ドッペルゲンガー』(人文書院)美1200円が届いた。
3/14  国会の帰り紙魚展に行くも、何も無し。そのまま「人魚の嘆き」へ。
3/15  国会の帰り所用でちょっと神保町に来たので、T書店だけ少し覗く。外台で森茉莉『父の帽子』(筑摩書房)初版凾400円を購入。ちょっと必要があったのでそばの新刊書店で『森鴎外全集1』(ちくま文庫)を図書カードで購入。
3/16  用事とちらと柏にでたのでT書林を覗き、小沢昭一『雑談にっぽん色里誌』(徳間文庫)290円を購入。
3/17  所用で最寄り駅まで出た際にふらりと立ち寄った駅前の新刊書店で、谷川渥『廃墟の美学』、川西政明『文士と姦通』(集英社新書)を図書カードで購入。以前、ネット目録で注文した、小田仁二郎『触手』(真善美社)初版美1500円が届いた。この著者、瀬戸内晴美の不倫相手で、この作品集もかなりシュールでstrangeな作品と聞いていたのでちょっと読みたかったもの。
3/21  本日は城南展初日、電話で注文品の当落を確認、イルメラ・日地谷=キルシュネライト『三島由紀夫「鏡子の家」論』(Otto Harrassowitz)3000円ははずれた。これ、著者の博士論文でタイプ印刷を製本したもの、非売品だろう、といってもドイツ語なので読めないが、一応研究資料として。一部分の訳なら前に「ユリイカ」に出たのだが・・・
3/27  帰宅すると本が届いていた、いつ注文したのかも忘れていたが、湘南古書まつりでの目録注文品である、昭和6年12月の『小ざくら』(学習院初等科)10号記念号1500円である。無論、初等科一年平岡公威こと三島由紀夫の短歌と俳句が掲載されているから注文したのだが、まあ、このくらいの値段ならちょっと手を出してみようと。
3/29  本日は、五反田と愛書会とまわろうと考えていたのだがぐずぐずしているうちに結局あとの予定で五反田を諦めるはめに。で、注文した三島由紀夫『椿説弓張月』(中央公論社)限定記番段ボール外凾欠凾少汚3800円はあたり、『午後の曳航』(講談社)初版カバ帯毛筆署名5000円はハズレ。時間がなかったのでチラッとまわり、『アヌイ作品集3』(白水社)凾500円と山本健吉『小説に描かれた現代婦人像』(河出新書)初カバ200円というのを拾う。それから、某サイトの某人魚のお花見会に参加、ビンゴ大会で松尾季子『辻潤の思い出』(「虚無思想研究」編集委)カバ帯を、そして『ユリイカ』の今月号を頂戴する。感謝。
3/31  早稲田演劇博物館の帰り、早稲田古書街を歩く。で、まずB堂書店で三島原作映画「金閣寺」のパンフ『アートシアター』450円、季刊『FILM』5号600円、それとマンディアルグ『一九一四年の夜』(奢霸都館)凾1500円を購入。季刊『フィルム』は着々と集まってきている。それから入ったI書房でふと見るとマルセル・デュシャン『表象の美学』(牧神社)初凾2300円がありつい買ってしまう。この金のないときに・・・。
4/1  国会図書館の帰り柏に出、T書林を覗く。『ノヴァーリス全集2』(沖積社)凾帯1000円と筑波昭『連続殺人鬼 大久保清の犯罪』(新潮oh文庫)カバ300円を購入。ノヴァーリスのは、「断片」の巻でこれは高いがそのうち定価で買わないといけないと思っていたので、安く買えてラッキー。
4/4  今日は趣味展。夕方、国会図書館から会場へ向かう。注文した宮津宏・三島由紀夫他編『日本童話劇』(誠文堂新光社)上巻凾痛み2500円は当たり、ほか会場では三島「三原色」初出の『知性』(55.8)200円、お勉強用の広松渉『〈近代の超克〉論』(朝日出版社)カバ300円を購入。『日本童話劇』は三島の児童劇「鯉になつた和尚さん」収録、と思いきや、それは下巻だった。ああ勘違い。でもまあいいか。
4/9  国会図書館の帰りに柏へ。駅構内の文庫ワゴンがあったので覗き、斎藤憐『アーニー・パイル劇場』(ブロンズ新社)カバ200円と鈴木邦男『腹腹時計と〈狼〉』(三一書房)カバ100円を拾う。それからT書林に向かい、ここで奥野健男『三島由紀夫伝説』(新潮文庫)初カバ帯定価の半額を購入。
4/11  国会図書館が閉館してから神保町へ。本日は和洋会初日、といても注文品はない。パラパラ見たが・・・特にない。雑誌『宇宙塵』(63.1)1000円などというのがあったが、この雑誌初めて手にとって見た。最初のSF同人誌だが、発売が昭森社とは知らなかった。無論見送り、拾ったのは三島寄稿の福田恆存訳『シェイクスピア全集』内容見本200円と、『1953戯曲代表選集』(白水社)初カバ100円のみ。それからT村を覗いたあと、Bar人魚の嘆きへ。
4/14  以前ネットで注文したシェルドン・レナン『アンダーグラウンド映画』(三一書房)初カバ2000円が届いた。前からの探求書で、アメリカンアングラフィルムを押さえるためのお勉強用。
4/16  前に目録注文したものが届く。雑誌『100万人のカメラ』の「白日夢・紅閨夢と武智鉄二作品集」「白日夢の歌」ソノシート付き2000円。あーゲテモノ、映画「白日夢」(勿論白黒の最初のやつ)の主題歌までついてる・・・しかし2000円は高いなあ。
4/18  暑い。国会図書館から注文品のある五反田へ。ハッキリ言って金欠が深甚で、買う物がなければラッキーぐらいに思える。で、閉場1時間前の外台では、河村正敏『滅びの美学〜太宰治と三島由紀夫』(至文堂)カバ500円と『日本及日本人』(01.春)三島関連論考掲載200円を拾う。前者は、こないだは2階の会場で1000円だったものだが、まあ500円ならよいかと。それから二階へ行き、注文品である三島寄稿映画「オルフェ」パンフ1000円と春日井建『行け帰ることなく・未青年』(深夜叢書社)初3000円を引き取る。嗚呼、金欠が酷すぎる。
4/22  某大学の授業に向かう前に、授業テキストとして『潤一郎ラビリンス1』(中公文庫)と、ちょっと必要で三浦展『「家族」と「幸福」の戦後史』(講談社現代新書)を定価で購入。
4/24  上野の近代音楽館の帰りに柏で下車、T書林を覗き、『現代アメリカ戯曲全集2』(竹内書店)箱帯250円を購入。全2冊の内2巻のみだが、それでも安いし、むしろ読みたかった「ファッツ」が入っている巻なのでこれでいいかと。
4/25  本日はぐろりや会初日。国会図書館の帰りに神保町へ。注文品はなし、で、まわってみる。本間久雄『滞欧印象記』(東京堂)初凾1000円というのがあった、凾の絵が外国新聞の漫画みたいで、中身も面白そうだったのでまあ何も拾うモノがなかったらこれでもかうかと一応拾っておく。で、見ていくと「週刊新潮」やら「週刊公論」やらの雑誌の山に遭遇、やめとけばいいのに漁りだし。40分は漁っただろうか、三島夫妻帰国グラビア掲載の『週刊公論』(61.2.6)、「この人をたずねて・三島由紀夫」記事グラビア掲載の『サンデー毎日』(60.4.1)、そして『週刊現代』(71.1.28)各200円を購入。初出なら何でも・・というわけじゃないけれど、全集にも入らないグラビア写真は重要と考えている。それと最後の『週刊現代』は、ただの没後ゴシップならいらないやと思ったが、「三島事件で一躍有名になった場所15」として、最後にいった理髪店やら決行打ち合わせ場所のサウナやら森田の下宿やらを写真紹介していて、これは面白い。それから、国立劇場上演資料集『椿説弓張月』(国立劇場)300円という87年の再演時の資料集、そして『現代の文学11 三島由紀夫』(講談社)初凾帯月報美300円を拾う。で、本間のはやっぱり戻して、会計。雑誌の山を見ていたので閉場ギリギリになってしまい、T書店他全くまわれず。それから人魚の嘆きへ。某氏に恐らく天下一本(?)の三島本を見せていただく。また『定本三島由紀夫書誌』(薔薇十字社)凾帯を頂戴する。感謝。・・・帰宅してみると、谷崎特集の『ユリイカ』が献本されていた、ユリイカ編集者のK氏に感謝!
4/26  本日は新宿展。数カ月ぶりか? ともあれ注文した大泉黒石『読心術』(万里閣書房)重2000円、劇団浪曼劇場パンフ『わが友ヒットラー/サド侯爵夫人』2000円は当たり、演劇実験室天井桟敷『レミング』上演台本2000円はハズレ。で、会場では岡本嗣郎『歌舞伎を救った男』(集英社)カバ帯600円を拾う。フォービアン・バワーズの評伝。それから神保町、人魚の嘆きへいき、待ち合わせていた掲示板常連のH氏と合流、サジイ『ジゴマ』(中公文庫)初カバを頂戴する、感謝!
4/29  柏に出てT書林を覗き、和多田進『ドキュメント帝銀事件』(ちくま文庫)100円と松平誠『ヤミ市幻のガイドブック』(ちくま新書)200円を購入、それから裏のI書房にて、文学座『三島由紀夫特集公演』プログラム3000円を購入。
5/2  『日本舞踊舞踊劇選集』(西川会)凾限定非売品をある方から頂戴した。感謝!
5/6  学校の帰り、神保町へ。かなり久しぶりによってみた書肆Hにて、『婦人公論』(83.9)200円を拾う。湯浅あつ子の三島関連記事収録。
5/8  ネットオークションで落札した長田幹彦『旅役者』(濱口書店)初凾欠2000円が届いた。
5/9  昼、ネット古書店に注文した本が届いた。グスタフ・ルネ・ホッケ『絶望と確信』(朝日出版社)初カバ帯、ヴェロネージ『アール・デコ〜一九二五年様式の勝利と没落』(美術出版社)凾、リュッツェラー『抽象絵画〜意味と限界』(美術出版社)凾、フライ『キュビズム』(美術出版社)凾、以上各1000円。お勉強用で、普通三千円以上するものだが、千円という値段にこんなに注文してしまった。ま、給料も入ったからいいか。で、本日は城西展。閉場近くに赴く。注文品であるシュオッブ/矢野目源一訳『古希臘風俗鑑』(第一書房)凾付5000円はハズレ。で、会場で拾ったのは、森茉莉『記憶の絵』(筑摩書房)重凾400円、ルロイ・ジョーンズの戯曲「ダッチマン」収録の『新劇』(65.10)、三島潤色「リュイ・ブラス」のグラビア掲載『新劇』(66.12)各100円、そして斎藤磯雄『リラダン』(筑摩書房)初カバ美500円。それから人魚の嘆きへ。
5/13  講義の帰り、神保町。T書店外台で、キルケゴール『死に至る病/現代の批判』(白水社)カバ帯900円を購入。
5/16  国会図書館から早稲田の演劇博物館資料室に向かう途中、早稲田の校内で古本テントが出ていたのでちらりと覗く。で、お勉強用に前から安く探していたブルックス『メロドラマ的想像力』(産業図書)2000円を購入。
5/23  本日は趣味展初日、国会図書館の帰りに神保町へ。注文した谷崎潤一郎『アl・マリア』(新潮社中篇小説叢書)重2500円と、会場で拾った末松太平『私の昭和史』(みすず書房)カバ500円を購入。それからT書店を覗き、人魚の嘆きへ。
5/24  昼過ぎ、一昨日ネット注文した、矢頭保写真/三島由紀夫序文『体道・日本のボディビルダーたち』(ウエザヒル出版)カバ少痛内容見本付8000円が届いた。カバは褪色もなく美品なのだが少し切れ目がある。ここ数年の探求書、ここ一年くらい毎日ネット検索したかいがあった。で、その後柏に出、T書林で牛島秀彦『力道山物語〜深層海流の男』(徳間文庫)カバ200円を購入、終戦後の裏社会のドキュメントとして。
5/26  ちょっと必要あってネット注文したガルブレイス『ゆたかな社会』(岩波書店)重凾900円が届いた。
5/27  先日注文した雑誌「『新青年』趣味」(「新青年」研究会)10号1000円が届いた。
5/30  五反田遊古会初日、注文品はないが会場へ。外で拾うものなし、会場では、池田得太郎『家畜小屋/女神像』(深夜叢書社)カバ帯1500円というのがあったが、既に署名入りを持っていることだし、拾わず。で、第2回平岡紀子プロデュースの舞台『HERODE』パンフ500円のみ拾う。三島の娘によるプロデュース作品。
6/5  ついネットで注文してしまったベルナール・フォコン『偶像と生贄』(パルコ出版)1500円が届いた。
6/6  今日は和洋会展。国会図書館の帰りに会場へ。注文品はなし。会場で拾ったのは森茉莉『私の美の世界』(新潮社)初版凾帯及び『贅沢貧乏』(新潮社)初版凾帯各300円のみ。雑誌『声』の真っ新な美本が各500円であったが、結局拾わず。閉場後T書店に向かったが時既に遅し。
6/7  本日は杉並展初日。昼過ぎ、注文品確認の電話をしてから会場へ向かう。高円寺に来るの、かなり久しぶり、とんとご無沙汰である。で、まずは会場に入る前に外で雑誌の山の中から歌舞伎関連パンフの束を発見、そこから三島の「橋づくし」を劇化した新派公演プログラム100円と三島由紀夫連続公演の歌舞伎名作公演のB5判プログラム150円を拾う。それから中へ。まずは三島関連で野田宇太郎『灰の季節』(修道社)初カバ400円、それから映画を見てから俄然読みたくなった大岡昇平『花影』(中央公論社)初凾300円、既に持っているけど川端康成『眠れる美女』(新潮社)初凾帯300円、それから、ピランデルロ特集の『新劇』(77.2)100円、山上たつひこ『喜劇新思想体系』(秋田文庫)初カバ100円などという妙なものも勢いで拾ってしまい。注文した寺山修司『あゝ荒野』(芳賀書店)初版カバ2000円はハズレ、森茉莉『枯葉の寝床』(新潮社)凾帯仏文識語献呈署名2500円を購入。あーあ、とうとう森茉莉の本に2000円以上だしてしまった。それから高架下のT書店を覗き、外の均一棚で宮崎学『突破者』(幻冬社文庫)カバ上下200円を拾ってしまい、それからいつものように阿佐ヶ谷まで高架下を歩き、いつも覗くS書店で森茉莉『父の帽子』(筑摩書房)初凾450円と、お勉強用の田中聡『衛生展覧会の欲望』(青弓社)カバ900円を購入。しかしあれやこれや結構な数を買ってしまった。それから喫茶店へ・・・。
6/9  講義の帰り神保町に寄り、どこだか店の外の棚でヴィリリオ『戦争と映画』(平凡社ライブラリ)900円を購入。今更だがお勉強用。
6/12  国会図書館の帰り、銀座に出て久々にO書店を覗く。三島「むすめごのみ帯取池」初演パンフ、新派「綾の鼓」パンフ、「燈台」パンフ、各200円を購入。
6/13  夜帰宅すると、ちょっと必要あってネット注文したフィードラー『フリークス』(青土社)カバ2000円が届いていた。お勉強用。
6/14  表参道で友人と待ち合わせ、某ギャラリーにて『宇野亜喜良60年代ポスター集』(ブルースインターアクションズ)を定価で購入。献呈署名をいれていただいた。
6/17  講義の後紀要の原稿を提出に江古田の学校へ。で、久々に覗く学校はす向かいのK書房で『現代文学2 三島由紀夫集』(東都書房)初凾帯300円を購入。
6/17 国会の帰り柏で下車、整髪の帰りにT書店を覗き、『ドキュメント日本人6アウトロウ』(学芸書林)凾帯月報800円を購入。これの「虚人列伝」に有田音松が伝記が出ているので欲しいところだ。それと100円均一棚で三島の顔が表紙で「サド侯」初出の『文芸』(65.11)を拾う。で、帰宅するといつだか注文した椿紅子編『椿実の書架』800円が届いていた。私家版の書誌などの冊子。
6/20  ぐろりや会初日。国会図書館閉館後、会場へ向かう。注文品はなし、ぱーっと回って澁澤龍彦『人形愛序説』(第三文明社)重凾600円を拾うのみ。それからT書店へ行き、人魚の嘆きへ。
6/21  某サイトのオフ会in鎌倉で、『田中恭吉展カタログ』凾、『富ノ澤麟太郎三篇』『中山省三郎七篇』『中戸川吉二三篇』『十一谷義三郎五篇』(エディトリアルデザイン研究所EDI叢書)を頂戴する、感謝! それから帰途小町通りのM犀堂に立ち寄り、間章『時代の未明から来るべきものへ』(イザラ書房)凾2000円というのを見つけ、購入。これは探していたもので、かなり安価で入手出来嬉しい。
6/24  帰り道、柏に出、T書林を覗き、山口定『ナチ・エリート』(中公新書)100円を購入。
6/27  今日はまど展。国会図書館での作業の帰りに神保町へ。注文品は、泉鏡花『風流線』上下15000円と小山内薫『鷽』3000円。で、予想通り胡蝶本の『鷽』(籾山書店)初凾欠少痛のみあたり。というか、少々の痛みどころではないような気が・・・よく考えずつい注文してしまったことに後悔。表紙のスレ具合が酷い。で、一回りして拾ったものは、三島由紀夫の歌舞伎舞踊『室町反魂香』ガリ版台本3000円。ちょっと高いが、どうも初演の柳橋みどり会のもののようなので、買ってしまう。それから雑誌『批評』(68.冬)200円。
6/28  本日はちょっと江古田の学校に行く用事が出来たので、その前に五反田展を覗く。注文品はシュオッブ『黄金仮面の王』(コーベブックス)初凾帯2000円、あたり。で、まずは外。お勉強用に文庫本数冊、郡司正勝『かぶきの美学』と『新訂かぶき入門』(教養文庫)と、ニーチェ『悲劇の誕生』(中公文庫)各200円。ニーチェは岩波文庫を今まで読んでいたが、他の訳はどうなのだろうかということで。それから三島が映画「黒蜥蜴」に出演したときのグラビア掲載『映画芸術』(68.9)と、三島の結婚記事掲載『週刊新潮』(58.5.26)各200円。後者は、あなどるなかれ鹿島三枝子(!)宛三島書簡一部掲載。で、二階ではあれこれ見たが結局金もなく、注文品を受け取るのみ。
6/29  所用で東京に出る際柏で下車し、古書Sでちょっと必要あって『芥川龍之介全集6』(ちくま文庫)400円、三島「複雑な彼」関連の言及はないかと安部譲二『怪傑ゾロ目』(文春文庫)210円、ついでに三島由紀夫『サド侯爵夫人・わが友ヒットラー』(新潮文庫)初カバ帯120円を購入。