映画雑感

『不実な呪師』

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1998
  1999  2000  2001  2002


1998

12/5 ツタヤ新宿店で借りて来たヴィデオを見る。ナンニ・モレッティ監督『青春のくずや〜おはらい』("ecce bombo",1978,103min.Nanni Moretti)。面白いとかつまらない以前にわからない。話の筋、というか設定からしてよくわからないのだ。しかしまあイタリアB級映画という雰囲気は全面に出ている。

12/6 『くずやおはらい』と一緒に借りて来た市川崑のあなたとわたしの合言葉さようなら、今日は』(1959、大映、87min)を見る。この昭和30年代の雰囲気はとても好みだけれども、脚本が悪い。京マチ子をなんであんなにガなりたてる大阪弁の女役にしたのか、それに少し肥って見える。唐突なラスト。これも「おはらい」!だ。

12/8 フジテレビ深夜「ミッドナイト・アート・シアター」で金子修介監督の『香港パラダイス』を見る。解説を監督本人がやっていた。先が全て読めてしまうアクションとストーリー。先々週だかにやっていた「ハワイアンドリーム」よりもつまらなかった、と言うか、印象に全く残らない映画であった。

12/9  テレビ朝日深夜の「シネマ・エキスプレス」でアメリカ映画を見る。如何にも1950年代風なつくりの学園コメディーで、ラストなどは登場人物が芝居のカーテンコールのように出て来て自己紹介していた。

12/10  フジテレビ深夜の「木曜映画劇場」で映画『ジュリエット・ゲーム』(鴻上尚史監督)をみている。出だしから芝居のような演出だ。同じ芝居畑の流山児祥監督の『血風ロック』でも似たような、空から紙吹雪が降ってくるシーンが確かあった。全編を見て、やはり無理に映画を演出するより芝居をやっていた方がいいと感じた。あれはドタバタと劇場の舞台の上でやるならばまだしも、映画としてみせられても、なんとも。

12/14  テレビ東京昼の「お昼のロードショー」でスピルバーグ監督の『1941』を見た。もっと国辱ものかと思ったら、やはりそこらへんを慮ってか日本軍は全くやられないし、米国に迷いこんだ日本の潜水艦が無事に帰って映画はそこで終り。何とも物足りない。

12/17  フジテレビ深夜似やっていたロボットホラー映画を見る。元々軍事用であった遊戯ロボが、段々狂っていって狂暴化、殺人ロボになるが、主人公の青年とクラスメートの女の子、そして母親と妹(離婚社会アメリカ)で退治し、パソコン青年は女の子と結ばれ「人間も悪くない」という。正しくこれが「アメリカ」だ。この単純明快さ。教育的効果。ああ家族愛、・・莫迦らしい。

12/19  夕方ヴィデオを見る。ジャック・カーディフ監督の『あの胸にもう一度』。御存知の通り、マンディアルグの" LA MOTOCYCLETTE "の映画化作品。ヴィデオ化はされてないが、これはテレビ放映を録画したものらしい。借り物だ。ヴィデオでは何度も見たが、この間上映された時やはり行けばよかった。マンディアルグの映画化作品の中ではいい方であろう。『余白の街』やオムニバス映画『インモラル物語』での「満潮」や、『愛の儀式』よりはましだ。

12/21  深夜、何気なくフジテレビをまわすと、どっかで見た事がある映画がやっていた。なんだっけ、なんだっけと考えている内に、パピポプペ〜、という音でわかった。『未知との遭遇』だ。なんて懐かしい!この映画は、幼稚園の時、父親に行こう行こうととねだって結局連れてってもらえなかった映画だ。覚えている。確か昭和53年か54年くらいだと思う、日本公開は。その後、何故かヴィデオで『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(黒沢清監督、1984、ディレカン)を見る。

12/26  深夜、日本テレビで深作欣二監督の『資金源強奪』(東映、1975)の終り20分を見る。ああ、普段新聞なぞ読まないのが祟った。終わった後テレビ朝日を回すと『夜叉が池』をやっていた。しかしこれも殆ど終りかけ。

12/27  夜半、ヴィデオで増村保造監督の『盲獣』(大映、1964)を見る。その後日本テレビでやっている深作欣二監督『暴走パニック大激突』(東映、1976)を見ている。驚いた事に主演で銀行強盗役の渡瀬恒彦の役名がワタクシとおんなじ・・・否、一字違いであった。川谷拓三のエロ巡査に宮下順子のエロ婦警、室田日出男に、冒頭トラックに轢かれて死ぬ小林念二、へんにはでな音楽、回想シーンの写真使用、最近のくだらん映画よりはよっぽど面白い。

12/29  深夜TBSでやっていた、映画『不機嫌な果実』を見る。原作読んでないから何とも言えぬが、映画としてはつまらなかった。

12/31  教育テレビ深夜『つきせぬ想い』(イー・トンシン監督、1994)を見た。これでテレビで見るの3度目だ。(多分!?)テレビ東京深夜で『天使の涙』(ウォン・カーウァイ監督、1995)を見る。『恋する惑星』の方がまだましという感想。

1999

1/1  フジテレビ深夜で『遥かなる山の呼び声』(山田洋次監督、1980、松竹)を見た。『幸せの黄色いハンカチ』とそっくり!

1/2  TBSで『虹をつかむ男』(山田洋次監督、1996、松竹)を見た。『墨東綺譚』(新藤兼人監督、1992、近映協ATG)をテレビ東京深夜で見る。しかし津川雅彦じゃあいくらなんでもエロすぎじゃあないだろうか。続いてテレビ東京で『火星人大襲来』(ラリー・ブキャナン監督、1968)を見る。これで2回目、そういえばつい最近深夜にやっていたような記憶がある。なんていう低予算映画だ。が、予算だけしかないクズ映画よりはいい。低予算映画ばんざい。

1/3  『義務と演技』(一倉治雄監督、1997、東映)を見た。全く、面白くもよくもない。

1/7  テレビ東京深夜で『金星怪人ゾンターの襲撃』(ラリー・ブキャナン監督、1966)を見る。

1/8  深夜、ビデオで『東京戦争戦後秘話』(大島渚監督、1972、創造社)を見る。生臭い映画だ。

1/11  ヴィデオで独逸ウーファの『嘆きの天使』(ジョゼフ・フォン・スタンバーグ監督、1930)を見る。御存知マレーネ・デートリッヒ主演。日本テレビ深夜で『ぼくの伯父さん』(ジャック・タチ監督、1958)を見ている。

1/16  深夜ビデオで『台風クラブ』(相米慎二監督、1985、東映ATG)を見る。

1/17  夕方、テレビ東京で『タクシードライバー』(マーチン・スコセッシ監督、1976)を見た。深夜ビデオで『変態家族兄貴の嫁さん』(周防正行監督、1983、新東宝)を久しぶりに見る。

1/21  フジテレビ深夜で『きらきらひかる』(松岡錠司監督、1992、フジテレビ)を見ている。映画的にどうこうというものではないが、前作の『バタアシ金魚』も今回のも、個人的に、その写される風景が好みである。何でもないシーンのバックが、その彩度といい風の吹き具合といい、なにか感覚的に心地よいものがある時が、ある。

1/22  深夜、テレビ東京で『ワイルド・エンジェル』(ロジャー・コーマン監督、1966)を見た。ちょっと前に同じ局でやってた覚えがある。2回目だ。途中から見たが、最初チャンネル回した時、「おっ『イージー・ライダー』やってるのか?」と思ってしまった。

1/23  つい、フジテレビゴールデン洋画劇場の『リング』(中田秀夫監督、1998)を見てしまった。それほど怖いか?そんなに話題になるような代物ではないじゃないか。

1/26  フジテレビ深夜で『誘惑者』(長崎俊一監督、1989、フジテレビ)を見た。『ハッピー・ストリート裏』の長崎俊一はどこへいったのやら。『九月の冗談クラブバンド』もいまいちだった。

1/27  深夜、ビデオで『看護婦のオヤジがんばる』(神山征二郎監督、1980、近映協)を見る。

1/28  深夜、ビデオで『裸の島』(新藤兼人監督、1960、近映協)を見る。モスクワ国際映画祭大賞受賞作品。それにしても、殿山泰司は好きな俳優だったのに、亡くなった時は笠智衆と重なったからか、殆どテレビでは葬儀が放送されず、取り上げられもしなかった。

1/29  ビデオで『家庭教師』(渡辺文樹監督、1987)を見る。この人の映画、『家庭教師』も『島国根性』も『ザザンボ』も何だかみんな一緒のような印象しかない。

2/4  ビデオで『去年マリエンバートで』(アラン・レネ監督、1961)を見る。深夜、『複雑な彼』(島耕二監督、大映、1966)を、続けて『からっ風野郎』(増村保造監督、大映、1960)を見る。『複雑な彼』は三島お気に入りの田宮二郎主演だが、主題歌には些かまいる。『からっ風野郎』はもう何度見たかわからないが、三島の演技のへたくそ加減は何とも言えず、笑ってしまう。それにしても三島が唄う主題歌、朝比奈組の島である「平和マーケット」で微かに聞こえるシーンが一箇所あるだけである。余りに唄がへただからつかわないのだろうか、深沢七郎作曲のこの唄。CDで聞いているとそんな気がする。

2/5  夜半、ビデオで『へのじぐち』(吉雄孝紀監督、1990)を見る。 

2/9  ビデオで『幕間』(ルネ・クレール監督、1924)と『ひとで』(マン・レイ監督、1928)を見る。深夜、ビデオで『光る女』(相米慎二監督、1987)を見る。

2/11  近所のビデオレンタル屋で1本百円セール、が、夕方にいったせいか殆ど残っていなかった。夜半、テレビ東京で映画『ビキニ・マシン』(ノーマン・タウログ監督、"DR.GOLDFOOT AND THE BIKINI MACHINE",1966)を見た。最近この手の50〜60年代バカ映画が多い。

2/14  ビデオで『コックと泥棒、その妻と愛人』(ピーター・グリナウェイ監督、1989)を見た。

2/17  フェリーニの『甘い生活』(1960)をビデオで見る。深夜、ビデオで『不良少年』(羽二進監督、1961、岩波映画製作新東宝配給)を見る。この映画は多分ビデオ化されてないだろうが、10年程前にテレビ東京で放映された、日本映画ばかりやっていたお気に入りの映画番組「土曜名画劇場」から録画したもの。

2/18  テレビ東京深夜で『性本能と原爆戦』(レイ・ミランド監督、"PANIC IN THE YEAR ZERO"1963)を見る。

2/19  テレビ東京深夜で『恐怖の洞窟』(ラリー・ブキャナン監督、"IT'S ALIVE"、1968)を見る。ビデオ撮り忘れた、惜しい。しかしこれ、3ヶ月程前にも深夜やっていた。

2/20  テレビ朝日深夜で『ベトナムのダーちゃん』(後藤俊夫監督、1993)を見る。

2/23  日本テレビ深夜で『シベリア超特急』(水野晴郎監督、1996)を見る。一体なんなのか。唖然とした。ある意味、珍しいものを見せてもらった。主題歌の作詞まで水野がしている、一種の下手物的バカ映画と言える。

2/27  TBS深夜で『殺し屋&嘘つき娘』(小沢仁志監督、199?)を見た。シナリオもカッティングなんかも予算並!の低予算映画。その後ビデオで『桃尻娘ピンクヒップガール』(小原宏裕監督、1978、にっかつ)を見る。

3/2  日本テレビ深夜で『秋桜(コスモス)』(すずきじゅんいち監督、1997)を見る。エイズをあつかった悲劇。しかしだからといって、映画の出来がいいかどうかは全くの別問題である。このテのものを見て「全然だめ」なぞというと、すぐ「なんて奴だ」と非難を受けることがあるが、テーマと完成度は別次元のことである。こういうときに発生する同情の強制の空気、これを映画化してくれるといいのに。大江の「偽証の時」とか初期短篇には、こういうとこをついたいい作品がある。70年代、学校でこのテのハンディを背負った少女の映画を全員見せられて、感想を先生に求められた小学生が、「つまらない」と言ったところさんざんに怒られて、自殺してしまい、当時問題となったという話が、確か『映画評論』だか『映画批評』だかに載っていたのを思い出した。

3/9  深夜、ビデオで『桜の園』(中原俊監督、1990、アルゴ)を見た。

3/11  今日は商店街のレンタル屋が100円デーだったので、『オースティン・パワーズ』『穴』『ラブ&ポップ』を借りてきた。早速『オースティン・パワーズ』(ジェイ・ローチ監督、1997)を見る。ちょっとしつこいところがあるが、これは何も考えずに楽しめる、かなりいけてる作品だ。続いてフジテレビ深夜で『コイサンマン、キョンシーアフリカへ行く』(ビリー・チャン監督、1991)を見る。まさにギャグ映画2連発!ニカウさんとキョンシーがアフリカで大暴れするこの凄い映画については前々から知ってはいたが、今までまさか金出してまで借りるつもりもなかった。しかし全くめちゃなふざけた字幕を映画館そのままのスーパーで流すものだからバックが明るいと全く字幕がよめない(白い字)のである。

3/14  ビデオで『ラヴ&ポップ』(庵野秀明監督、1997)を見る。

3/25  フジテレビ深夜で『いとしのエリー』(佐藤雅道監督、1987)を見る。10年一昔とはこのことだ。

3/26  日本テレビ金曜ロードショウで『免許がない!』(明石知幸監督、1994、日本テレビ)を見た。この映画、以前テレビ放映したのも確か今頃の季節、確か一昨年の3月である。何故こんなに覚えているかと言えば、ちょうど免許合宿中の検定3日前くらいであったからだ。あの時は、ふざけやがってと思ったものである。

4/3  ビデオで『狂い咲きサンダーロード』(石井聰亙監督、1980、東映)を久しぶりに見た。

4/7  日本テレビ深夜で『ご存知!ふんどし頭巾』(小松隆志監督、1997、シネマジャパネスク)を見た。

4/15  ビデオで『卍』(横山博人監督、1983、東映)と『ゲンセンカン主人』(石井輝男監督、1993、キノシタ映画)、『暴動島根刑務所』(中島貞夫監督、1975、東映)を見る。「卍」は、別に「卍」とタイトルをつけなくてもいいぐらいに原作とは関係なかった。この3本では、やはり佐藤慶、金子信男、北大路欣也、松方弘樹、田中邦衛等の豪華キャストの「暴動島根刑務所」が一等よかった。

4/25  久しぶりにビデオを見る。フジテレビの「恐怖劇場アンバランス」というテレビシリーズの『木乃伊の恋』(鈴木清順監督)と、『血を吸う薔薇』(山本迪監督、東映)という2本立て。今度「木乃伊の恋」の原作である円地文子の小説を探してみよう。「血を吸う薔薇」には岸田森が出ている。

5/6  テレビ東京深夜の『冷凍凶獣の惨殺』REPTILICUS、シドニー・ピンク監督、1961)を見る。

5/8  TBS深夜の『F』(金子修介監督、松竹衛星劇場、1998)を見る。『どっちにするの』の監督だから仕方ないって言えば仕方ないが、恋愛ものなのだから、もう少し映像で心理表現をうまくやってもらいたいもんだ。無論、脚本がよかった訳ではないが。

5/18  ビデオで『裁かるるジャンヌ』La Passion de Janne D'Arc、カール・ドライヤー監督、1927)を久しぶりに見る。この雄弁な映像。表情のアップが多いからかも知れぬが、近頃の凡百の映画でこの無声映画以上に雄弁に語りうる映像を見せてくれるものはあるだろうか。また、この映画にはアントナン・アルトーがいい役で出演していることも知られているだろう。

5/25  フジテレビ深夜「ミッドナイトアートシアター」で『公園通りの猫たち』(中田新一監督、東映、1989)を見た。一種のミュージカル映画のつもりらしい。しかし今時幼稚園生でもこんなん喜ばないような赤面映画だった。

6/5  ビデオで久々に『桃尻娘ラブアタック』(小原宏裕監督、1979、にっかつ)を見た。

6/13  ビデオで『ファウスト』(ヤン・シュワンクマイエル監督、1994)を見る。東欧ものには尋常ならざるものが流れていると感じざるを得ない。文学でも、シュルツやゴンブロヴィッチにはある異常な魅力を覚える。

6/14  ビデオで『裸の島』(前記参照)を見る。

6/16  テレビ朝日深夜で『茂みの中の欲望』(1967)を見る。

6/19  ビデオで「エロ事師たち」より人類学入門』(今村昌平監督、1966)を見る。

7/3  ビデオで『ションベン・ライダー』(相米慎二監督、1983)を見る。

6/26  久しぶりにビデオで『バーバレラ』(ロジェ・ヴァディム監督、1967)を見る。5・6年前渋谷パルコでニュープリント上映された時を思い出す。「バーバレラ」現代版とも言うべき『ヴェガス・イン・スペース』も同所でやった時に見に行った。しかしそれにしても、前々から探しているのだが「バーバレラ」のサントラCDは存在しないのだろうか?

6/30  テレビ朝日深夜で『暗くなるまでこの恋を』(フランソワ・トリフォー監督、1969)を見る。

7/8  ビデオで『詩人の血』(ジャン・コクトオ監督)を、立て続けに『二十四時間の情事』(アラン・レネ監督)を見る。それから木曜洋画劇場で『時代屋の女房』(森崎東監督、1983、松竹)を見た。これでテレビで見るの確か5度目か。深夜、フジテレビで『海の若大将』(古沢憲吾監督、1965、東宝)を見た。

7/14  深夜『猿の惑星』(フランクリン・シャフナー監督、1968)を見る。テレビで見るのは確かこれで6回目くらいだ。でもついつい最後まで見てしまった。

7/17  テレビ東京深夜で『ブルース・リー神話』(レーモンド・チョウ監督、1983)を見る。その後ビデオで『島国根性』(渡辺文樹監督、1989)を見る。

7/21  テレビ朝日『続猿の惑星』(テッド・ポスト監督、1969)を見る。

7/26  日本テレビ深夜で『素晴らしきヒコーキ野郎』(ケン・アナキン監督、1965)を見る。石原裕次郎が出ているとは知らなかった。

7/29  フジテレビ深夜で『喜劇駅前怪談』(佐伯幸三監督、1964)を見る。

7/31  ビデオで『君は裸足の神を見たか』(金秀吉監督、1986、ATG)を見る。

8/5  テレビ東京深夜で『ファイブス博士の復讐』を見る。この映画、いつかもテレビ東京で見た覚えがある。

8/14  フジテレビゴールデン洋画劇場で『誘拐』(大河原孝夫監督、1997)を見た。

8/18  ビデオで『廢市』(大林宣彦監督、1983、ATG)を見た。

8/29  ビデオで『TATOO(刺青)あり』(高橋伴明監督、1983、ATG)、『不良少年』(羽二進監督、1961、新東宝)、『からっ風野郎』(増村保造監督、1960、大映)を見る。

9/6  日本テレビ深夜で『いちご白書』(スチュアート・ハグマン監督、1970)を見る。

9/8  ビデオで『白日夢2』(武智鉄二監督、1983、第三プロ)を見る。さすがキャンプ大王武智鉄二。谷崎潤一郎の「白日夢」の原作なんか殆ど無視したこのわけのわからないエロ映画、開いた口が塞がらない。

9/9  ビデオで『巻貝の扇』『悲しいガドルフ』(山田勇男監督)、『GHOST』『DORILL』『WALL』『GRIM』(伊藤高志監督)を見る。全て16ミリ。特に山田勇男は好きな映像作家だ。フジテレビ深夜で『きんぴら』(一倉治雄監督、1990、東映)を見た。

9/10  テレビ東京深夜で『百万眼をもつ刺客』(デビット・カーミンスキー監督、1955)を見る。これ、いつだか見たような気がする。最近テレビ東京は邦題だけ変えて何度も同じ映画を確信犯的に放映している?

9/11  TBS深夜で『ふれあい』(武藤三郎・奈良邦彦監督、1974、松竹)を見る。テレビ東京深夜で『洞窟の怪物』をやっているが、これ今年に入って3回目である。しかも邦題変えて・・・。

9/17  テレビ東京深夜で『秋の旅路』(ジョセフ・サージェント監督、1990)を見る。

9/27  日本テレビ深夜で『ミクロの決死圏』(リチャード・フライサー監督、1966)を見る。

10/8  テレビ東京深夜で『秘密指令アトランティス・地下組織を破壊せよ』(1965年)を見る。

10/10  テレビ朝日日曜洋画劇場で『インディペンデンス・デイ』(ローランド・エメリッヒ監督、1996年)を見る。これこそアメリカン・ナショナリズム。

10/13  日本テレビ深夜で『Wの悲劇』(澤井信一郎監督、1984、角川)を見る。

10/20  日本テレビ深夜で『セーラー服と機関銃』(相米慎二監督、1981)を見る。

10/25  日本テレビ深夜麹町名画座で『アルフレード・アルフレード』(ピエトロ・ジェルミ監督、1972)を見る。

10/30  テレビ朝日深夜で、『狼たちの午後』(シドニー・ルメット監督、1975)を見る。

11/2  日本テレビ深夜で『人間の証明』(佐藤純彌監督、1977、角川)を見る。『日本の貞操』(蒼樹社)という書物を思い出した。進駐軍がどんなことをしたかという書物だ。

11/9  日本テレビ深夜で『野獣死すべし』(村川透監督、1980、角川)を見る。

11/10  ヴィデオで『儀式』(大島渚監督、1972,ATG)を見る。少しは期待していたが、つまらなすぎる。北一輝の引用だとか、その余りにもステレオタイプの、愚直な性格造形だとか、幾ら時代性とはいえなんとかならぬのか。

11/13  TBSで『ラブ・レター』(森崎東監督、1998)とテレビ朝日シネマエキスプレスでの『俺は田舍のプレスリー』(満友敬司監督、1978、松竹)をザッピング(!)しながら見る。でもやはり『俺は田舍のプレスリー』の方が面白い。しかし考えてみるとこの昭和53年て、YMOデビューの年でもある。舞台が田舍だからといってどう見ても昭和53年というよりは昭和47、8年くらいの作品にしか見えなかった。が、別につまらないという訳ではない。愛すべきクズ映画である。『ラブ・レター』の方は、別にいうことはないが、森崎東監督作品は今はなき大井武蔵野館での『日本ゲリラ時代』以来久方ぶりに見た(か?もしかしたらテレビで『喜劇女は度胸』とか見てるかも)。

11/14  テレビ朝日日曜洋画劇場で『未知との遭遇・特別篇』(スチーブン・スピルバーグ監督、1980)を見る。

11/20  夜半過ぎ、ヴィデオで『愛の嵐(完全版)』(リリアーナ・カヴァーニ監督、1973)を見る。この映画はお気に入りで、元版のヴィデオは何度も繰り返し見た。この「完全版」とやらは一昨年だったか、渋谷のシネ・アミューズへ見に行った「ノーカット版」である。ノーカットとはいえ、新しいシーンが加わるのではなく、パンしていき従来カットされるところがもっと長くなったりとか、ほんの数分延びただけという話。しかし、字幕の翻訳がすこしはましになった。

11/29  日本テレビ深夜で『コルチャック先生』(アンジェイ・ワイダ監督、1990)を見る。

11/30  フジテレビミッドナイト・アートシアターで『ブレインスキャン』(ジョン・フリン監督、1994)を見る。夢オチ映画だが、解説していた金子修介、何故お前がこの映画を批判できるんだ?

12/1  日本テレビ深夜で『岸和田少年愚連隊BOYS BE AMBITIOUS』(井筒和幸監督、1996、松竹)を見る。学園不良映画には、バカさかげんが必須だが、この映画は単にノスタルジアもの。

12/6  日本テレビ深夜で『カプリコン・1』(ピーター・ハイアムズ監督、1977)を見る。

12/7  日本テレビ深夜で『スローなブギにしてくれ』(藤田敏也監督、1981、角川)を見る。これまでヴィデオでも何回も見たが、結局見てしまう。この頃の浅野温子はいい。

12/8  テレビ朝日深夜で『戦場のメリー・クリスマス』(大島渚監督、1983)を見る。中学生いらいホントに久しぶりに見たが、あの頃は音楽につれて面白いと思っていたが、今見るとなんだかつまんない映画だ。

12/11  テレビ東京深夜で『X線の目を持つ男』(ロジャー・コーマン監督、19)を見る。今年3度目の放映だ。

12/15  日本テレビ深夜で『陽炎2』(橋本以蔵監督、1996)を見る。

12/23  テレビ東京深夜で『東京デラックス』(崔洋一監督、1995)を見る。

12/25  TBS深夜で『春の鐘』(蔵原惟繕監督、1985)を見る。

12/26  日本テレビ深夜で『蘇る松田優作探偵物語特別篇』(村川透監督、東映、1997)を見る。

12/27  日本テレビ深夜で『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』(村川透監督、1978、78z)を見る。

12/28  日本テレビ深夜で『処刑遊戯』(村川透監督、1979)を見る。

12/29  深夜TBSで『不機嫌な果実』を見る。丁度一年前も同じものをやった。他にないのか。

12/30  ヴィデオで『音楽』(増村保造監督、1972)を見る。

12/31  近くのヴィデオ屋が、深夜0時から2時まで50円セールをしていたので、いろいろ借りてくる。早速そこから『ビッグマグナム 黒岩先生』(山口和彦監督、1985)を見る。予告編を見ているととても80年代の映画とは思えない、バカ映画。横山やすしと木村一八が親子競演している。それから『やくざ刑罰史 私(リンチ)刑!』(石井輝男監督、1969、東映)を見る。さすが石井輝男、このグロ加減といったらない。

2000

1/1  ヴィデオで『天国と地獄』(黒沢明監督、1963)を見る。それからフジテレビで『踊る大走査線THE MOVIE』(本広克行監督、1998)を見る。はしなくも刑事物が続いたが、隔世の感を覚える。

1/3  ヴィデオで『復活の日』(深作欣二監督、1980)を見る。それから深夜TBSで『君は僕をスキになる』(渡辺孝好監督、1989)を見る。

1/6  ヴィデオで『仁義の墓場』(深作欣二監督、1975、東映)を見る。

1/   TBS深夜で、『神田川』(出目昌伸監督、1974)を見る。

1/23  ヴィデオで『北京原人Who are you?』(佐藤順彌監督、1997)を見る。1950年代のキッチュな俗悪映画の血脈は、ここにちゃんと息づいている。これ、CGなんて使わなかったら、絶対忘れられない映画になったろうに。

1/24  日本テレビ深夜で『危険な関係』(ロジェ・ヴァディム監督、1959)を見る。初めのクレジットの所でボリス・ヴィアンの名前をみつけ、どこに出てくるか見ていたが、わからなかった。

1/27  フジテレビ深夜で『ヘル・キャンプ』(エリック・カーソン監督、1986)を見る。

1/28  テレビ東京で『2889年』(ラリー・ブキャナン監督、1967)を見る。

2/5  テレビ朝日深夜で『恋と花火と観覧車』(砂本量監督、1997)を見る。全くつまらない映画、何故こんなものをわざわざ映画にしたのか理解に苦しむ。

2/12  TBS深夜で『あにいもうと』(今井正監督、1976)を見る。

2/13  川崎市民ミュージアムの特集「具流八郎の世界」に行き、『非行少年 若者の砦』(藤田敏也監督、1970、日活)と『八月はエロスの匂い』(藤田敏也監督、1972、日活)を観る。やはりスクリーンで観るのは違う。

3/4  ビデオで『黒薔薇の館』(深作欣二監督、1968)を見る。

3/5  テレビ東京で『恐怖の報酬』(ジョルジュ・クルーゾオ監督、1958)を見る。思わず原作本(アルノオ/生田耕作訳、新潮社、昭和28年刊)を取り出してしまう。

3/7  フジテレビ深夜で『獄門島』(市川崑監督、1982)を見る。金田一の台詞で「キチガイだ…確かあの時そういいましたよねえ。しかしあれは気違いだということではなくて季(語)違いだ…ということだったんですね。」というのが出てきた。しかしまあこれ消したらこの映画の意味がなくなってしまう。

3/14  フジテレビミッドナイトアートシアターで、『刑事物語3潮騒の詩』(杉浦六郎監督、1984)を見る。

3/16  シネマ下北沢での「足立正生全映画上映会」に行く。多分こんな特集じゃないとまず観られないだろう4分間の『絞死刑・予告編』(足立正生監督)を観るため、カップリングされている『銀河系』(1967)の回に入る。既にこの映画は俳優座のアングラナイトで観ていたのでわざわざ1500円払うのもきついが、しかしまあ珍しい「予告編」があるからいいだろう。この「予告編」は全編大島渚のアジで、「国家は悪い!俺達は正しい!」とがなり立てるというもの。正体見たりという気になった。それから続いて、以前見逃して観たいと思っていた『性遊戯』(1968、若松プロ)を観る。しかしなんだか会場がものものしい、おや松田政男がいるぞ・・と思いきや、大島渚登場。今日は特別に『性遊戯』上映前に例の「予告編」を上映して、大島の舞台挨拶をするという。ああそれなら、と後悔。チラシには書いていないが張り紙がしてあったのだ、それに気づかなかったこちらが悪い・・・。しかしそれにしても入換制で1回1500円とは、ちょっと高くはあるまいか。だがまあ『性遊戯』はなかなか面白く、ラストには三島由紀夫の楯の会制服姿の写真をビリビリと主人公が破り、ナチの制服に身を固めて新宿を歩くというもので、笑える箇所もあり愉しめた。損したついでに映画『赤軍-PFLP世界戦争宣言』(1970)のポスターが売っていたので買ってきた。こんなもんで2000円もするのは高すぎだと思われるが、デッドストックなら極レア物であろうし、こんなもんだろう。もしかしたら単なるリプリントかも知れないが。この映画も、いつぞや自主上映会だかに赴いて下北タウンホールの会議室で観たが、徹底的なアジ映画であった。

3/24  土曜ゴールデン劇場で『八つ墓村』(市川崑監督、1996)を見る。昔の『八つ墓村』では主役はショーケンで、金田一は渥美清、それが今度は金田一がいわばショーケン役の豊川である。

3/26  テレビ東京深夜で『スクリーム』(ウェス・クレーブン監督、1996)を見る。いやなんとも、これこそ家族で楽しめるホラー映画、惨殺シーン、内蔵グチョグチョ、血の海という無意味な過激シーンは自粛され、専ら犯人推理に焦点が置かれている。あの無意味さがキャンプに通ずる面白みなのに、これでは探偵小説が単なる推理小説に堕落したような、そんな感じがした。数々のホラー映画パロディを鏤めた、いわばメタ・ホラーという側面はわかるのだが。

3/29  テレビ朝日深夜で『フィラデルフィア・エクスペリメント2』(スチーブン・コーンウェル監督、1993)を見る。

3/30  昼間、テレビ東京20世紀名作シネマで『死刑台のエレベーター』(ルイ・マル監督、1957)を久々に見る。夜、中野武蔵野ホールに向かい、レイトショーの「三島由紀夫原作映画集」で『獣の戯れ』(富本壮吉監督、1964)を観る。若尾文子、どうも『からっ風野郎』の印象強く、シリアスな虐待妻の役なのにしっくりこない気がする。しかしせっかく三島特集なのに、観たいような奴はなかなかやらない。三島も作者役で出演している『不道徳教育講座』や『お嬢さん』とか『永すぎた春』とか。深夜、テレビ東京で『パンツの穴』(鈴木則文監督、1984)を見る。これは懐かしいバカ青春映画。

4/1  貸していたビデオが久々に返ってきたので『黒蜥蜴』(井上梅次監督、1962)を見る。

4/2  ヴィデオで『MISHIMA』(ポール・シュレイダー監督、1985)を見る。その後TBSで、『極道の妻たち・死んで貰います』(関本郁夫監督、1999)を見る。それからヴィデオで『音楽』(増村保造監督、1972)を見て、『狂い咲きサンダーロード』(石井聰亙監督、1980、東映)を見る。

4/3  ビデオで『ノストラダムスの大予言』(舛田利雄監督、1974)と『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(石井輝男監督、1969)を見る。詳細はナイショ。

4/4  中野武蔵野ホール「三島由紀夫原作映画集」で『肉体の学校』(木下亮監督、1965)を観る。主役の浅野妙子は何と岸田今日子! これはこのあいだの『獣の戯れ』より面白かった。

4/9  テレビ東京深夜で『スクリーム2』(ウェス・クレーブン監督、1997)を見る。

4/11  日本テレビ深夜で『ケロッグ博士』(アラン・パーカー監督、1994)を見る。久々に面白おかしい映画だ。

4/12  中野武蔵野ホール「三島由紀夫原作映画集」で『愛の渇き』(蔵原惟繕監督、1962)を観る。三島原作映画としては、すごく出来がいいと思う。白黒とあるが、カラーが2シーンほどあり、これは一応パートカラー映画である。

4/14  テレビ東京深夜で『呪われたハネムーン』(ジーン・ワイルダー監督、1986)を見る。

4/15  テレビ東京深夜で『セクシーソルジャーズ』(エディ・ロメロ監督、1974)を見る。

4/16  久々にビデオで『鉄男』(塚本晋也監督、1989)を見た。

4/22  TBS深夜で『恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ』(ジャック・ゴールド監督、1978)を見る。

4/29  TBS深夜で『座頭市』(勝新太郎監督、1989)を見る。

4/30  テレビ東京深夜「20世紀名作シネマ」で『黒いオルフェ』(マルセル・カミュ監督、1959)を見た。

5/3  テレビ東京昼「20世紀名作シネマ」で『市民ケーン』(オーソン・ウェルズ監督、1941)を見た。深夜、日本テレビで『エイセス』(ジョン・グレン監督、1992)を見た。やっぱり千葉真一は最後神風になっていた。

5/4  テレビ東京夜「20世紀名作シネマ」で『U・ボート』(ウォルフガング・ペーターゼン監督、1981)を見た。

5/5  ビデオで三島由紀夫原作『潮騒』(斎藤正勝監督、1985)を見る。

5/6  ビデオで三島由紀夫原作『幸福号出帆』(斉藤耕一監督、1980)を見た。

5/14  東京12チャンネル「20世紀名作シネマ」で『男と女』(クロード・ルルーシュ監督、196)を見る。その後ビデオで『愛の嵐』(リリアーナ・カヴァーニ監督、1973)を見、夜はテレビ朝日日曜洋画劇場で『居酒屋ゆうれい』(監督、1994)を見る。

5/16  フジテレビ「ミッドナイトアートシネマ」で『GONIN2』(石井隆監督、1996)を見る。その後テレビ朝日で『悪魔ルシファの生贄』(フランク・ラロッジア監督、1981)を見る。

5/27  フジテレビゴールデン洋画劇場で『就職戦線異状なし』(金子修介監督、1992)を見る。

5/28  夜、教育テレビで『暗殺の森』(ベルナルド・ベルトリッチ監督、1970)を見る。

5/29  日本テレビ深夜で『小さな恋のメロディ』(ワリス・フセイン監督、1971)を見た。いつだかも深夜にやっていた。

6/3  TBS深夜で『太陽を盗んだ男』(長谷川和彦監督、1979)を見る。

6/4  ビデオで『桜の園』(中原俊監督、1990)を見る。

6/8  深夜フジテレビで『未来世界』(リチャード・T・ヘフロン監督、1976)を見る。傍らテレビ東京でやっていた『モルグ街の殺人』(ゴードン・ヘスラー監督、1971)も少し見たが、この映画はこれでテレビで見るのは3度目である。

6/11  夕方ビデオで『日本春歌考』(大島渚監督、1967)を見る。それから深夜にビデオで『裸の島』(新藤兼人監督、1960、近映協)を見る。

6/19  深夜テレビ朝日で『キラー・クロコダイル・怒りの逆襲』(ジアネット・デロッシ監督、1990)を見た。イタリア映画の安っぽさが存分に出ていて面白かった。

6/26  日本テレビ深夜で『社長道中記』(松林宗恵監督、1961年)を見る。原作が源氏鶏太とは知らなかった。

7/1  夜ビデオで『光る女』(相米慎二監督、1987)を見る。

7/2  ビデオで『オルフェ』(ジャン・コクトオ監督、1949)を見る。

7/8  ビデオで『地獄』(石井輝男監督、、石井プロダクション、1999)を見る。スクリーンで逃してからずっと見たかったが、やっとその渇を癒せた。それかたTBS深夜で『東京夜曲』(市川準監督、1997)を見る。

7/13  テレビ東京木曜洋画劇場で『男はつらいよ・知床慕情』(山田洋次監督、1987)を見る。

7/17  日本テレビ深夜で『テオレマ』(ピエロ・パオロ・パゾリーニ監督)を見る。

7/22  ビデオで『TOKYO EYES』(ジャン=ピエーリ・リモザン監督、1997)を観る。ラストはやっぱりフランス映画だ。

7/24  日本テレビ深夜で『つる』(市川崑監督、1988)を見る。

7/29  TBS深夜で『姉妹坂』(大林宣彦監督、1985)を見る。

8/5  TBS深夜で『さびしんぼう』(大林宣彦監督、1985)を見る。

8/6  テレビ東京「20世紀名作シネマ」でフェリーニのアマルコンド』(フェデリコ・フェリーニ監督、1974)を見る。

8/8  フジテレビミッドナイトアートシアターで『GONIN』(石井隆監督、1995)と、日本テレビ深夜『借王』(和泉聖治監督、1997)をザッピングしながら見るが、専ら『GONIN』を見る。

8/9  日本テレビ深夜で『キリコの風景』(明石知幸監督、1998)を見る。実は結構小林聡美ファン。

8/13  テレビ東京「20世紀名作シネマ」で『昨日・今日・明日』(ビットリオ・デシーカ監督、1963)を見る。

8/15  日本テレビ深夜で『ご存知!ふんどし頭巾』(小松隆志監督、1997)を見る。確かこれ1年前にも見た。

8/19  TBS深夜で『だいじょうぶマイ・フレンド』(村上龍監督、1983)を見る。このバカ映画もすごいぞ、アホくさくて。

8/21  テレビ朝日深夜で『ハネムーンは命がけ』(トーマス・シュローム監督、1993)を見る。

8/22  日本テレビ深夜で『さすらいのトラブルバスター』(井筒和幸監督、1996)とフジテレビ深夜の『恋は舞い降りた』(長谷川康夫監督、1997)を交互に見る。

8/26  テレビ東京深夜で『ハロウィン』(ジョン・カーペンター監督、1978)を見る。

8/27  TBSで『催眠』(落合正幸監督、1999)を見る。

8/29  テレビ朝日深夜で『霊幻道士8 空飛ぶドラキュラ』(ウー・マ監督、1993)を見る。

9/2  TBS深夜で『黄金のパートナー』(西村潔監督、1979)とテレビ東京の『二人が喋ってる。 』(犬童一心監督、1994)をみる。後者はビデオ映画。

9/5  フジテレビ深夜で『愛と平成の色男』(森田芳光監督、1989)を見る。これぞバブル! バブルの夢の意味無し映画。

9/8  日本テレビで『ガメラ3・邪神覚醒』(金子修介監督、1999)を見る。

9/11  日本テレビ麹町名画座で『嵐を呼ぶ楽団』(井上梅次監督、1960)を見る。

9/18  テレビ朝日深夜で『コイサンマン、キョンシーアフリカへ行く』(ビリー・チャン監督、1991)を見る。トンデモバカ映画。2度目。

9/21  TBS深夜で『自由な女神たち』(久世光彦監督、1987)を見る。

10/3  日本テレビ深夜で『私と私』(杉江敏男監督、1962)を見る。ザ・ピーナッツのミュージカル映画。やっぱり昭和30年代の娯楽映画はいつみても楽しめる。

10/23  テレビ朝日深夜で『007 黄金銃を持つ男』(ガイ・ハミルトン監督、1974)を観る。

11/4  ヴィデオで『ノストラダムスの大予言』(舛田利雄監督、1974)を見る。

11/5  ヴィデオで『女囚さそり・701号怨み節』(長谷部安治監督、1973)を見る。8年くらい前はこの「さそり」シリーズを繰り返しよく見たもんだ。それからヴィデオで『変態家族兄貴の嫁さん』(周防正行監督、1983、新東宝)を久しぶりに見る。

11/6  テレビ朝日シネマエキスプレスで『トラ!トラ!トラ!』(リチャード・フライシャー、舛田利雄、深作欣二共同監督、1970)を見る。15年ぶりくらいに見た。

11/7  フジテレビミッドナイトアートシアターで、『007は二度死ぬ』(ルイス・ギルバート監督、1966)を見る。それから日本テレビの『ゲッタウェイ』(サム・ペキンパー監督、1972)を見る。

11/14  ヴィデオで『音楽』(増村保造監督、1972)を見る。

11/19  テレビ東京「20世紀名作シネマ」で『007 オクトパシー』(ガイ・ハミルトン監督、1983)を見る。

11/21  ヴィデオで『台風クラブ』(相米慎二監督、1985、東映ATG)を見る。

11/25  今日はこれを見るしかないだろう。『からっ風野郎』(増村保造監督、大映、1960)を見る。

12/5  テレビ東京「20世紀名作シネマ」で『エアポート’75』(ジャック・スマイト監督、1974)を見る。パニック映画というものは好きな映画ジャンルだが、その中でもこれはピカイチ。

12/9  渋谷ユーロスペースの「増村保造レトロスペクティブ」にて『からっ風野郎』(増村保造監督、大映、1960)を観る。いや、やはりスクリーンはよい。今日は「からっ風野郎」の最終日なので、前から行きたいと思いながら腰が重かったこの特集に初めて行ったが、満員盛況であった。立ち見ですがといわれながら、それでも何とか席を確保できたのはラッキーである。やはりヴィデオでみると色味が違う、暗いところがよく見えない等問題があるが、銀幕だと三島の表情がよくわかり、表情の演技なんかも結構頑張っているんだなぁとか思ったりした。大根には変わりはないが。それから深夜、TBSで『F』(金子修介監督、松竹衛星劇場、1998)を見たが、これ去年もやっていた。

12/10  テレビ朝日で『男はつらいよ・寅次郎頑張れ!』(山田洋次監督、1977)を見る。

12/12  日本テレビ深夜で『借王2』(和泉聖治・香月秀之共同監督、1997、日活)を見る。

12/13  新宿昭和館にて『ドーベルマン刑事』(深作欣二監督、1977)と『やさぐれ姉御伝 総括リンチ』(石井輝男監督、1973)を観る。もともと『総括リンチ』目当てに行ったのだがついでに深作欣二のも観てきた。深作のも、刑事物だが、主人公の千葉真一がそれは殺しまくる、助けてくれという丸腰の犯人も容赦なくぶっ殺す、これはいいね。『バトルロワイヤル』だなんて今頃ぎゃあぎゃあ騒ぐほどのものじゃない。それから本命の『総括リンチ』、題名だけ聞くと何だか壮絶なセクト闘争ものかと思いきや、戦前の博徒もの。ほとんど国籍不明の十二階下のようななんだか凄いセットと、何故か闘っているとすぐ服が脱げ全裸になるという訳の分からなさ、それに戦前の設定なのになんだか60年代若者ファッションみたいな恰好の女達。それに極めつけは、「さそり」シリーズを意識してか、キリストと呼ばれるスケバン(!)グループのリーダーが、さそり(梶芽衣子)そっくりの恰好をしていた。「野良猫ロック」シリーズの黒ずくめの恰好といってもよい。おまけに髪はワンレン、表情や目つきまで真似ている。ラストでは、夕日にかぶって池玲子が主題歌を歌い、そこに全裸の女達が集まって池に従って笑いながら歩いていくというものだが、これなんか『女囚さそり・第41雑居房』ラストの、さそりに従って新宿高層ビル群の道路を青テン着て包丁持った女囚の群が笑いながら走っていくという凄まじいシーンそっくりではないか、などと思ったりした。しかし劇場も今時のお洒落なミニシアターではなくて、場末感漂っていていい感じであった。

12/26  テレビ朝日深夜で『虹をつかむ男』(山田洋次監督、1996)を見る。

12/27  テレビ朝日深夜で『サラリーマン専科・単身赴任』(朝原雄三監督、1996)を見る。

12/28  TBS深夜で『カンゾー先生』(今村昌平監督、1998)を見る。確か安吾原作だと思ったが、これがそうなのだろうか・・・・。

12/29  ヴィデオで『炎上』(市川崑監督、1958)を見る。その後TBS深夜で『007ロシアより愛をこめて』(テレンス・ヤング監督、1963)を見る。

12/30  ヴィデオで『四月の魚』(大林宣彦監督、1984)を見る。

12/31  テレビ東京で『アラビアのロレンス 完全版』(デビッド・リーン監督、1989)を見る。それからヴィデオで『桜の園』(中原俊監督、1990、アルゴ)を見た。

2001

1/1  フジテレビ深夜で『美味しんぼ』(森崎東監督、1996)を見る。

1/3  TBS深夜で『もどり川』(神代辰巳監督、1983、三協映画)を見る。十二階下の風俗がふんだんに出てくるが、時代考証は林美一であった。

1/5  テレビ東京深夜で『あの夏いちばん静かな海』(北野武監督、1991)を見る。

1/6  フジテレビゴールデン洋画劇場で『マルタイの女』(伊丹十三監督、1997)を見る。それからフジテレビ深夜で『大失恋。』(大森一樹監督、1995)を見る。

1/7  テレビ朝日日曜洋画劇場で『鉄道員』(降旗康男監督、1999)を見る。なんやかんやと騒いでいたが、つ〜まんない映画。

1/12  テレビ東京深夜で『みんな〜やってるか?』(北野武監督、1995)を見る。全く面白く無し、時間の無駄。柄本明の『空がこんなに青いわけがない』と同じくらい駄作。

1/13  池袋シネマロサにて『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(ラース・フォントリアー監督、2000)を観る。ビョークのキャラクターが何とも形容しがたい程特徴的。でも、あとからよく考えると、脚本が余りにも強引ではないか? と思ったが、近年希にみるドギツイ映画であった。それから深夜ヴィデオで『不良番長 口から出まかせ』(野田幸男監督、1970)を見る。まあこれで口直し。

1/14  深夜ヴィデオで『カリガリ博士』(ロベルト・ヴィーネ監督、1919)を見る。

1/16  フジテレビ深夜で『霧の子午線』(出目昌伸監督、1996)を見る。

1/18  テレビ東京深夜で『読書する女』(ミシェル・ドビル監督、1988)を見る。

1/20  ヴィデオで『黒薔薇の館』(深作欣二監督、1968)を見る。それから深夜TBSで『ラブ・レター』(森崎東監督、1998)を見る。

1/21  ヴィデオで『ひとで』(マン・レイ監督、1928)を見る。『ひとで』は、無音にして、上野耕路のアルバム『Music For Silent Movies』の中の「ひとで」という曲を流しながら見たが、特にどうこうということはない・・・。

1/27  昼間TBSで『秘密』(滝田洋二郎監督、1999)を見る。それから深夜には『007ゴールドフィンガー』(ガイ・ハミルトン監督、1964)を見る。

1/28  ヴィデオで『からっ風野郎』(増村保造監督、大映、1960)を見る。

1/30  フジテレビ深夜ミッドナイトアートシアターで『火宅の人』(深作欣二監督、1986)を見る。

2/1  ヴィデオで『メトロポリス』(フリッツ・ラング監督、1926)を見る。1972年の音をつけた版。面白い、何故か最近、近頃の映画よりも昔の無声映画の方が無性に面白く感じる。

2/5  ヴィデオで『桃尻娘ピンクヒップガール』(小原宏裕監督、1978、にっかつ)を見る。日本テレビ深夜で『CURE』(黒沢清監督、1997)を見る。

2/6  日本テレビ深夜で『勝手にしやがれ!!成金計画』(黒沢清監督、1996)を見る。これ、コメディだとは今まで知らなかったが、こういうタイプのコメディは見たことがない。

2/7  日本テレビ深夜で『ニンゲン合格』(黒沢清監督、1998)を見る。

2/10  ヴィデオで『仁義の墓場』(深作欣二監督、1975、東映)を見る。それからTBS深夜で『新宿少年探偵団』(淵井正文監督、1998)を見る。後者は、アイドル映画だが、ラストに映画本編とは何ら関係のない、主演のアイドルグループのプロモーションヴィデオみたいな歌と踊りのシーンがついていた、しかもクレジットの終わった後に、である。アイドルなんてすぐ消えるだろうし、この映画を10年後くらいに見たら、かなり奇妙なシーンになるのだろう。

2/12  昼過ぎにテレビ東京で『午後の遺言状』(新藤兼人監督、1998、近映協)を見る。杉村春子が出ていた。それからヴィデオで『地下鉄のザジ』(ルイ・マル監督、1960)を久しぶりに見る。深夜テレビ朝日で『MISTY』(三枝健起監督、1997)を見る。

2/13  テレビ朝日深夜で『新宿純愛物語』(那須博之監督、1987)を見る。こういうアイドル映画のバカさ加減もあるが、その演出の安易なこと。というか、アイドル映画に求めるものは別にないが、演出が、例えば出てくる男が皆何故かヤンキーみたいのばかりだったりとか(これは完全に主演の中村トオルのイメージ戦略?)、何故か火炎放射器やどでかい機関銃を構えて、その後ろからライトを当てるとか(当時の、ランボーとかそういうアクション映画のポーズのパクリ?)見え見えすぎる。その癖あんなに銃器をぶっ放して人を一人も殺さないのもつまらない。そういえば主題歌もかなり下手だったし、主演俳優にとっては、きっと人生の汚点だろうな。この映画、確か中1の頃、「恐怖のヤッちゃん」と同時上映だった筈。

2/19  テレビ朝日深夜で『はいからさんが通る』(佐藤雅道監督、1987)を見る。それにしてもシベリアで少尉が倒れるシーン、チャチすぎる、手前に玩具の戦車を写し、遠近法のトリックで撮影しているではないか。

2/20  フジテレビミッドナイトアートシアターで、『幻の光』(是枝裕和監督、1995)を見る。それから続いてテレビ朝日で『トラ!トラ!トラ!』(リチャード・フライシャー、舛田利雄、深作欣二共同監督、1970)を途中から見る。

2/26  テレビ朝日深夜で『わが心の銀河鉄道宮沢賢治物語』(大森一樹監督、1996)を見る。

2/27  知人宅でヴィデオのビデオで『ノストラダムスの大予言』(舛田利雄監督、1974)のノーカット完全版を見る。やはりノーカットは違う。でもこれじゃさすがにヴィデオ化は無理だな。それから帰宅後深夜、フジテレビミッドナイトアートシアターで、『夜叉』(降旗康男監督、1985)を見る。

2/28  テレビ朝日深夜で『流れ板七人』(和泉聖治監督、1997)を見る。

3/7  日本テレビ深夜で『ユメノ銀河』(石井聡互監督、1997)を見る。原作は『少女地獄』の「殺人リレー」。画像はキレイだけど・・・夢野ワールドじゃないよな。

3/22  テレビ東京深夜で『オペラ座・血の喝采』(ダリオ・アルジェント監督、1988)を見る。

3/29  フジテレビ深夜で『39【刑法第三十九条】』(森田芳光監督、1999)を見る。

3/30  TBSで『映画/ケイゾク』(堤幸彦監督、2000)を見る。テレビは面白かったが、映画はやっぱりダメだね。テレビだけにしとけばよかったのに。

4/5  テレビ東京深夜「シネ・ラバンバ」で『双生児』(塚本晋也監督、1999)を見る。美術など凝ってはいるのに、なんででしょう、もうひとつイマイチ。だって、乱歩じゃないもの。

4/12  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『アドレナリンドライブ』(矢口史靖監督、1999)を見る。こないだ始まったこの「シネ・ラバンバ」という映画番組、どうも若手の日本映画ばかりやってるが、これは面白い。

4/17  フジテレビ深夜で『SCORE』(室賀厚監督、1995)を見る。確かに低予算、テレビ刑事物ドラマの正月特別編ってくらいの感じ。ま、金がないから銃撃戦やアクションにだけ金を使って、あとはシナリオのひねりで見せようとしてるのだろう。だが、ラストシーンではやっぱり、主人公に無様に蜂の巣にして欲しかった、そうすれば一抹の虚無感が出たのに。

4/18  テレビ朝日深夜で『日本一のゴマすり男』(古沢憲吾監督、1965)を見る。この忙しいときに、ああでもやはり面白い、60年代の楽天映画はやっぱり面白い。

4/19  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『愚か者 傷だらけの天使』(阪本順治監督、1998)を見る。傍ら、ビデオを録画しつつフジテレビの『縁結び旅行』(瀬川昌治監督、1970)を見る。

4/26  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『さよならニッポン! GOODBYE JAPAN』(堤幸彦監督、1995)を見る。この映画、確か公開直前にオウム事件が起きたもんだから突如公開延期したはず。

5/3  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『地雷を踏んだらサヨウナラ』(五十嵐匠監督、1999)を見る。それからヴィデオで『勝手にしやがれ』(ジャン・リュック・ゴダール監督、1959)を久々に見る。

5/4  ヴィデオで「エロ事師たち」より人類学入門』(今村昌平監督、1966)を見る。

5/5  深夜TBSで『ライジング・サン』(フィリップ・カウフマン監督、1993)をつい見てしまう。これでテレビでは4度目か。それにしても最後に、「この映画はフィクションであり、登場する人物や事件、会社名などは架空のものです」というのが出るのはわかるのだが、「出てくる企業名が実際の企業名著しく似ている場合もありますが、それはあくまで偶然であり云々」としているのは笑った。

5/6  久しぶりにヴィデオで『気狂いピエロ』(ジャン・リュック・ゴダール監督、1967)を見る。

5/10  一昨日、学校の側で奇妙なポスターを見つけた、天皇暗殺映画とうたい文句が書かれている『腹腹時計』(渡辺文樹監督、2000)のポスターである。タイトルからしてやばそうな映画、「10日19時より豊島公会堂にて」とあったので、こりゃビデオも出ないだろうからゲテモノ映画ファンとしてはいかないと、と友人を誘い行って来た。会場に着くと、パトカーやら警官やら公安やらでごった返しており、先に来ていた友人に聞くと、少し前まで右翼の街宣車がきていたらしい。が、その時はもう警察と機動隊のバス(?)が通路を塞いでいた。で、映画自体であるが、ハッキリ言ってそんなに過激でも何でもない、如何にも自主映画って感じであった。まあ渡辺文樹監督のは、見逃した『罵詈雑言』以外は全部見ているが、中身はそれぞれ違っても、結局どれも皆一緒の印象しか残らないようなものであったが、まあ今回は少〜しアクション映画を意識したみたい。上映中、二人ほど右翼のなぐり込みがあったが、入り口のところで公安に止められ揉めていた。それで、深夜テレビ東京で『大怪獣東京に現わる』(宮坂武志監督、1998)を観た。

5/16  日本テレビ深夜で『資金源強奪』(深作欣二監督、1975)を見る。テンポも良くて、面白い。

5/17  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『中国の鳥人』(三池崇史監督、1998)を見る。

5/23  テレビ朝日深夜で『はいからさんが通る』(佐藤雅道監督、1987)を見た、こないだやっていたばかりだのに。馬鹿らしさ実感。

5/24  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『ひき逃げファミリー』(水谷俊之監督、1992)を見る。しかし、これって、はっきり言って新版「逆噴射家族」だよな。

5/31  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『アトランタ・ブギ』(山本政志監督、1996)を見る。

6/6  日本テレビ深夜「水曜映画」にて『暴走パニック大激突』(深作欣二監督、1976)を見た。2年くらい前にもやっていたが、やっぱり面白い面白い。このテンポ、ハチャメチャさ、特にラストにいたるカーチェイスは最高。金だけかけたハリウッド映画なんかよりも断然面白い!

6/9  やはりこれも前から行かなくては行かなくてはと思いつつ、腰が重かった、シネマ下北沢の特集「アンダーグラウンド・アーカイブス1958-1976」に、これはちょっと絶対に見逃せないだろうという岡部道男の映画を観に行って来た。キャンプ、モンド、キッチュ映画フリークとしては、今回岡部の映画が上映されるのに行かないわけにはいくまい。で、『クレージー・ラヴ』(岡部道男監督、1968)を観た。が、なんだか客が多いなあと思ったら、何と今日は上映前に岡部監督のトークがあるとかで、1時間近くゼロ次元だの読売アンパンだのの話が続き、やっと上映。麿赤児が女装姿で町中で踊ったり、ゼロ次元の全裸ハプニングが途中挿入されたり、と思えば全裸の男達がお茶会を開いたり、佐藤重臣やら新宿三大フーテンの一人ガリバーが出演してたりしたが、90分というのは些か長く、疲れた。期待していた程ハチャメチャでもキャンプでもなかった。

6/14  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『ハロー張りネズミ』(松本泰生監督、1991)を見る。

6/15  ビデオで、『黒蜥蜴』(深作欣二監督、1968)を見る。ホント久しぶりにみたが、京マチ子版の方が三島の戯曲に近く、深作版はちょっと乱歩の原作系だな、台詞とか特に。それからまたビデオで『プラーグの大学生』(ステラン・ライ監督、1913)を見て、続いてダヌンチオ原作『カビリア』(1914)を途中まで見る。

6/21  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『犬、走るDOG RACE』(崔洋一監督、1998)を見る。笑えた。

6/23  昼間目を覚ましたら、フジテレビで映画をやっていた、「おっ夜叉か兆治か?」と思いきや『居酒屋兆治』(降旗康男監督、1985)の方であった。

6/24  シネマ下北沢の「アンダーグラウンド・アーカイブス1958-1976」での、城之内元晴『ハイレッドセンター・シェルタープラン』(1964)、岩田信市『ザ・ウォーキング・マン』(1969)、それから瓜生良介『味覚革命論序説』(1975)を見る。ハイレッドセンターのは、御存知帝国ホテルのでのあれで、若いオノヨーコが出ていた。モノクロ、サイレントの記録映画だが、はっきり言ってカメラワークなど今日の三本の中では一等よかった。で、次のはゼロ次元商会のやつで、まあ一発ネタ繰り返しみたいなもん。それで最後の「発見の会」の映画が、もう最低。アホか、という感じで、大学サークルの旅行合宿記録みたいなもの、何が味覚革命論だ! 「発見の会」って、こんなものだったの・・。

6/25  本日もシネマ下北沢に行く。もうこの特集も終わりで、レアなやつは今後見られるかどうかわからないからだ。で、今日見たのは岡部道男監督の3本、『歳時記』(1973)、『少年嗜好』(1973)、『回想録』(1977)。『歳時記』は、ちょっと遅刻してしまったので後半しか観られなかったが、はみだし劇場大出演という感じで、血糊をバケツで横からぶっかける豪快さが笑える。で、『少年嗜好』と『回想録』は、全裸男3人が男根に鈴をつけて「花いちもんめ」をやったり(前者)、全裸の主人公(監督自身か?)が幼少時の回顧に耽り全裸のママ嗚咽とも慟哭ともつかない唸り声をあげて悶えるというもの。全編童謡がBGMで、「少年嗜好」では、障子に三島由紀夫の学習院初等科の頃の写真をスライド投影したりしていた。まあ、バッドテイスト、キャンプさは炸裂していて、こういうセンスは嫌いじゃないが、長いと飽きてしまうのが実際のところ。しかしこの「少年嗜好」がローマ短編映画コンクールでグランプリをとったとは。

6/27  日本テレビ深夜「水曜映画」にて『狂った野獣』(中島貞夫監督、1976)を見る。密室コメディ?! かなり面白かった。

6/28  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『きみのためにできること』(篠原哲雄監督、1999)を見る。

7/2  ヴィデオで『看護婦のオヤジがんばる』(神山征二郎監督、1980、近映協)を見る。

7/3  日本テレビ深夜で『社長漫遊記』(杉江敏男監督、1963、東宝)を見る。シナリオが今一歩、すべてが中途で終わってしまって消化不良。

7/5  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『はいすくーる仁義』(小松隆志監督、1991)を見る。さすが小松隆志、面白かった、というのも、学園不良映画の定番をキチンと踏まえていて、馬鹿さ加減安っぽさ加減がなかなか絶妙、まるで関係ないエピソード挿入や同じネタ繰り返しなどのショーもなさもなかなかいけている。あとは喧嘩のシーンを、殴り合いではないもっと突飛な下らないものにしてくれれば、グーだったのだが。

7/8  ヴィデオで『看護婦のオヤジがんばる』(神山征二郎監督、1980、近映協)を見る。

7/12  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『はいすくーる仁義2』(小松隆志監督、1992)を見る。1に比べて断然つまらなくなった、というか、馬鹿さ加減が減少してしまい残念。

7/17  ヴィデオで『M』(フリッツ・ラング監督、1931)を見る。これのモデルって、フリッツ・ハールマンだったか、「ハノーヴァーの肉屋」変質者の王といわれたピーター・キュウルテンだったか・・・。ま、最近こういう系統の犯罪増えているし、結構アクチュアリティあるかも。

7/19  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『大阪極道戦争しのいだれ』(細野辰興監督、1994)を見る。

7/24  フジテレビ深夜「ミッドナイト・アートシアター」にて『オレンジロード急行』(大森一樹監督、1978,松竹・おおもりプロ)を見る。

7/25  テレビ朝日「シネマエキスプレス」で『フライングハイ2・危険がいっぱい月への旅』(ケン・フィンクルマン監督、1982)を見る。ウ〜ム、70年代っぽい、正にショーもない駄洒落ギャグ映画、しかしこの馬鹿さかげんにとうとう全編みてしまった。ああくだらねえ、これがアメリカンギャグか、くだらなさかげんがよかった。ゴジラも出てきたし。

7/30  知人に借りたビデオで『June 12 1998 at the edgeof chaos』(青山真治監督、1998)を見る。クリス・カトラーの日本公演時のドキュメント。

7/31  テレビ東京昼間で『SF巨大生物の島』(サイ・エンドフィールド監督、1961)を見る、B級感覚溢れてて面白い。ノーチラス号まで出てくる。

8/1  日本テレビ深夜で『最も危険な遊戯』(村川透監督、1978)を見る。

8/2  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『稲村ジェーン』(桑田佳祐監督、1990)を見る。噂通りつまらない映画。何がダメって、そりゃ脚本もダメだけど、カット割りが断然ダメ。演出がダメダメ、これじゃ紙芝居。ところどころ意味のないギャグを入れていたけど中途半端、馬鹿さかげんも突き抜けてないし、歌だけでいいんじゃないのこの人は。

8/5  テレビ朝日「日曜湯が劇場」で『男はつらいよ・葛飾立志篇』(山田洋次監督、1975)を見る。

8/7  フジテレビミッドナイトアートシアターで『私たちが好きだったこと』(松岡錠司監督、1997)を見る。

8/9  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『800 TWO LAP RUNNERS』(廣木隆一監督、1994)を見る。

8/14  昼間テレビ東京で『特攻大戦線』(バレンチノ・オルシニ監督、1971)を見る。ティナ・オーモンが綺麗だった。

8/16  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『バタアシ金魚』(松岡錠司監督、1989)を見る。

8/21  フジテレビ深夜「ミッドナイトアートシアター」で『OL忠臣蔵』(原隆仁監督、1997)を見る。

8/22  日本テレビ深夜「水曜映画」で『ドーベルマン刑事』(深作欣二監督、1977)を見る。面白かったが、やっぱりテレビなので放送禁止用語は所々カットされていた。

8/23  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『はいすくーる仁義ルート3』(小松隆志監督、1994)を見る。

8/25  午後TBSにて『映画版未来日記』(杉本達監督、2000)を見る。しっかし、これ本当に去年の映画なのか? なんだか20年くらい前のドキュメンタリーみたい、ナレーションとか画質が。というか、卒業制作というか自主映画というか・・・。

8/31  フジテレビにて『タイタニック・日本特別編集版』前編(ジェームズ・キャメロン監督、1997)を見る。

9/1  頭が煮詰まってしょうがないので、息抜きにテレビから録画しておいた映画、『資金源強奪』、『暴走トラック大激突』、『狂った野獣』、『ドーベルマン刑事』を立て続けに見た。で、夜は昨日の続き『タイタニック・日本特別編集版』後編を見る。しっかし、「タイタニック」大したことなかったのには驚く。船内の豪華さ、沈没時のCG処理などは凄いが、物語としては定番すぎて全部先が読める展開、あの映画はただ単にスター人気だけだったのかと確認した。

9/6  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『結婚』(鈴木清順・恩地日出夫・長尾啓司監督、1993)を見る。3本の短篇のオムニバスだが、勿論この中では清順のがピカイチ。これ、前にもみたことがあるのだが、他の二篇の中に置かれてしまうとそのものすごさが際立つ。

9/13  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『お墓と離婚』(岩松了監督、1993)を見る。

9/15  昼間テレビ朝日の追悼番組で、『風花』(相米慎二監督、2001)を見る。相米慎二は昔から(13の時に「台風クラブ」見て以来)好きな監督だったので、まさか最新作をこうしてテレビで見るとは、残念。見に行けばよかった。相米の独特の暗さが出ており、よかった。

9/18  フジテレビ深夜ミッドナイトアートシアターで『うなぎ』(今村昌平監督、1997)を見る。

9/20  テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『SFサムライ・フィクション』(中野裕之監督、1998)を見る。

9/26  日本テレビ深夜「水曜映画」にて『現代やくざ血桜三兄弟』(中島貞夫監督、1971)を見る。

9/27  フジテレビ深夜にて、こないだテロ発生のために延期になっていた『BESTGUY』(村上透監督、1990)を途中まで見てから、テレビ東京「シネ・ラバンバ」にて『病院なんて怖くない。ボクが病気になった理由2』(監督、1994)を見る。

9/29  フジテレビゴールデン洋画劇場で『ユー・ガット・メール』(ノーラ・エフロン監督、1998)を見る。あれからもう3年・・・・

10/8  テレビ東京にて『男はつらいよ』(山田洋次監督、1968)を見る。

10/11  テレビ東京にて『続・男はつらいよ』(山田洋次監督、1969)を見る。それから夜中に「シネ・ラバンバ」で『あつもの』(池端俊策監督、1999)を見る。

10/25  「シネ・ラバンバ」で『走らなあかん夜明けまで』(萩庭貞明監督、1996)を見る。

10/30  今日は、かなり疲れていたが、「東京国際映画祭」で三島原作の『美徳のよろめき』(中平康監督、1957)を今日一日のみ上映すると聞いて、渋谷くんだりまで行って来た。いやしかし、駄作。三島本人も駄作だといっていたが、原作ぶち壊しの内容だった。土屋の「全裸で食事をしよう」というシーンなんか、会場で爆笑している人間もいた。始まる前に、品田雄吉と新藤兼人の解説があった。

10/31  テレビ朝日深夜「シネマ・エキスプレス」にて『やさぐれ刑事』(渡辺祐介監督、1976)を見た。

11/1  テレビ東京「シネ・ラバンバ」の相米慎二特集で、『セーラー服と機関銃』(相米慎二監督、1982)を見る。

11/3  フジテレビ「ゴールデンシアター」で『猿の惑星』(フランクリン・J・シャフナー監督、1968)を見る。

11/4  フジテレビ「ミッドナイトアートシアター」にて『シベールの日曜日』(セルジュ・ブールギニョン監督、1962)を見る。

11/8  テレビ東京「シネ・ラバンバ」の相米慎二特集で、『ラブホテル』(相米慎二監督、1985)を見る。さすがにファックシーンはカットされていたが、そのカットされたシーンに「私は天使ですよ」という夕美の台詞があったため、後のシーンと繋がらない。そういえばこないだ『シナリオ』に掲載された台本を読んだ。

11/15  テレビ東京「シネ・ラバンバ」の相米慎二特集で、『お引っ越し』(相米慎二監督、1993)を見る。

11/22  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『鮫肌男と桃尻娘』(石井克人監督、1999)を見る。

11/23  テレビ朝日深夜で『暗くなるまでこの恋を』(フランソワ・トリフォー監督、1966)を見た。

11/25  NHK深夜で、『冒険者たち』(ロベール・アンリコ監督監督、1967)を見る。

11/28  テレビ東京昼で、『オフサイド7』(ジョージ・P・コスマトス監督、1979)を見る。

11/29  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『ひき逃げファミリー2』(早川喜貴監督、1994)を見る。

12/6  ビデオで久しぶりに『愛の嵐』(リリアーナ・カヴァーニ監督、1973)を見る。で、深夜、テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『夜がまた来る』(石井隆監督、1994)を見る。

12/11  日本テレビ深夜「火曜映画」で、『蘇える優作”探偵物語”特別篇』(村川透・沢田幸弘共同監督、1998)を見る。

12/13  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『なにわ忠臣蔵』(萩庭貞明監督、1997)を見る。

12/17  日本テレビ深夜で、『バグダット・カフェ』(パーシー・アドロン監督、1987)を見る。

12/20  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『遊びの時間は終わらない』(萩庭貞明監督、1991)を見る。

12/25  TBS深夜で『極道の妻たち 赤い殺意』(関本郁夫監督、1999)を見る。

12/26  TBS深夜で『極道の妻たち 死んで貰います』(関本郁夫監督、1999)を見る。

12/27  テレビ東京深夜で『MONDAY』(サブ監督、2000)を見る。

12/28  TBS深夜で『KARAOKE』(佐野史郎監督、1998)を見る。

12/29  TBS深夜で『生きない』(清水浩監督、1998)を見る。

12/31  テレビ東京昼で『男はつらいよ・柴又慕情』(山田洋次監督、1972)を見る。

     同局深夜で『オースティン・パワーズ・デラックス』(ジェイ・ローチ監督、1999)を見る。ハッキリ言って前作の方がよかった。

2002

1/1  フジテレビ深夜で『二十四の瞳』(木下恵介監督、1954)を見る。

1/2  フジテレビ深夜にて『花より男子』(楠田康之監督、1995)を見、続けて『陽炎3』(吉田啓一郎監督、1997)を見る。しかし前者、ただのアイドル映画だと思っていたら、フィルムさえ使っていない全編ヴィデオ撮影の超低予算映画であった。

1/3  フジテレビ深夜で『白昼堂々』(野村芳太郎監督、1968)を見る。スリ・万引き集団が住む廃山の炭坑村を刑事達が部落と呼ぶのをカットしていたが、別にアレは部落=村落というだけのことで、どうこう深い意味はないと思うのだが。

1/4  テレビ東京昼で『死者の学園祭』(篠原哲雄監督、2000)を見る。それからTBS深夜で『クロスファイア』(金子修介監督、2000)を見る。

1/7  日本テレビ深夜で『大脱走』(ジョン・スタージェス監督、1963)前編を見る。

1/10  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『皆月』(望月六郎監督、1999)を見る。

1/12  ヴィデオで『黒蜥蜴』(深作欣二監督、1968)を見る。

1/14  日本テレビ深夜で『大脱走』(ジョン・スタージェス監督、1963)後編を見る。

1/17  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『あさってDANCE』(磯村一路監督、1991)を見る。

1/20  テレビ朝日日曜洋画劇場で『007・ゴールデンアイ』(マーチン・キャンベル監督、1995)を見る。

1/21  日本テレビ麹町名画座で『ピアニストを撃て』(フランソワ・トリフォー監督、1960)を見る。

1/31  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『岸和田少年愚連隊・血煙り純情篇』(三池崇史監督、1997)を見る。

2/7  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『DOA / DEAD OR ALIVE 犯罪者』(三池崇史監督、1999)を見る。

2/   テレビ東京昼で、『セックスと嘘とヴィデオテープ』(スティーブン・ソダーバーグ監督、1989)を見た。

2/14  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で、『DEAD OR ALIVE2』(三池崇史監督、2000)を見る。

2/22  テレビ東京深夜で『オペラ座/血の喝采』(ダリオ・アルジェント監督、1988)を見る。いや〜イタリア映画っぽい感じで、死んでも死なない犯人とか、目玉に針とか、それですごいのは、犯人に襲われそうなときに、ヒロインの心臓の音がドキンドキンとはいるのだが、まあここまではわかる。しかし、このドキンという音と共にカメラが前後に動くというのは初めてみた。確かこれで見るのは二回目。

2/24  ホントに久しぶりに柏のレンタル屋の会員になった、だいたいレンタル屋で借りてくるのも1年以上ないが、この店は高校の頃会員だった店。帰宅後、ヴィデオで『オルフェの遺言』(ジャン・コクトオ監督、1960)をみて、それから今日借りてきた『黒い十人の女』(市川崑監督、1961)をみた。『黒い十人の女』は、ニュープリントで大々的に渋谷でやった時に見に行ったのを思い出す。もうかれこれ3年以上前か。

2/25  昨日借りてきたヴィデオ、『黒の試走車』(増村保造監督、1962)をみる。なかなか面白かった。

2/26  借りてきたヴィデオ、原田康子原作の『挽歌』(五所平之助監督、1957)をみた。ホントは原作に目を通そうと思っていたが、映画の方が早わかりでよい。

2/28  ヴィデオで『殺しの烙印』(鈴木清順監督、1967)を見る。それからテレビ東京「シネ・ラバンバ」で『プロゴルファー織部金次郎4』(武田鉄矢監督、1997)を見る。

3/2  ヴィデオで『黒い十人の女』(市川崑監督、1961)をみた。

3/3  またレンタル屋で借りてきた、ヴィデオで『東京オリンピック』(市川崑監督、1965)をみた。

3/5  借りてきたヴィデオ、『卍』(増村保造監督、1964)をみる。

3/7  ヴィデオで『剣』(三隅研次監督、1964)を見る。

3/10  夕方ヴィデオで『しとやかな獣』(川島雄三監督、1962)を見る。何だか演劇のような映画。能の囃子のような音楽が、何か変で、ちょっと武智的。シーンの殆ど全てがマンションの一室だけで、「さあこれからはじまるかな」何て思っていたら、それで映画も終わり。

3/17  ヴィデオで『絞死刑』(大島渚監督、1967)を見る。

3/18  ヴィデオで『氷点』(山本薩夫監督、1966)を見る。面白かった。

3/22  ヴィデオで『潮騒』(森永健次郎監督、1964)を見る。吉永小百合のヴァージョン。

3/27  ヴィデオで『豚と軍艦』(今村昌平監督、1960)を見る。

3/28  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『ひとごろし』(大洲斉監督、1976)を見る。

3/30  ヴィデオで『女は二度生まれる』(川島雄三監督、19)を見る。この映画自体はわかりやすいもので、それなりに楽しめるものなのに、どうも川島雄三の映画というのはいつもひっかかるものがある。特に音楽の使い方。

3/31  知人よりかりたヴィデオで、『番格ロック』(内藤誠監督、1973)を見る。主題歌はキャロル! 出演もしている。脚本には大和屋竺が参加。

4/3  知人にかりたヴィデオで『日本人のへそ』(須川栄三監督、1977)を見る。

4/4  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『まらそん侍』(森一生監督、1956)を見る。今回を以て「シネ・ラバンバ」は洋画に。今まで邦画専門だと思うからこそ、第1回放送から1度だけ除いて皆勤賞で見てきたが、誰がもうみてやるか。妥協しやがって、丁度1990年頃も同じテレビ東京で邦画ばかりやっていた「土曜名画劇場」というのがあり毎回見ていたがあれも途中から洋画ばかりになった。「火曜映画」もハズレがあるし、もうケーブルしかないかな。

4/5  テレビ朝日深夜「シネマ・エキスプレス」で『ビッグショー ハワイに唄えば』(井筒和幸監督、1999)を見る。かなりつまらん。

4/14  シネセゾン渋谷でやっている増村保造レトロスペクティブfeaturing若尾文子で、『お嬢さん』(弓削太郎監督、1961)を見る。勿論、三島由紀夫原作で若尾文子主演、前々から観たかった一本だ。いやしかし、悔しいことに頭のほう、遅刻してしまし見逃した。もう一回チャンスがある。

4/16  ケーブルテレビをひいた。チャンネルNECOで、『独立少年合唱団』(緒方明監督、2000)を観た。なかなかよかった。思わず、三島の短篇「殉教」を思い出した。

4/19  ヴィデオで『春桜ジャパネスク』(鈴木清順監督、1984)を見る。これ、ずっとヴィデオ探していて、こないだ数年ぶりにふと立ち寄ったレンタル屋にあるのを発見、早速借りてきたもの。もう何年も前から名前だけ知っていて見たくて見たくてしょうがなかったものである。うーむしかし、ああいういつもの清順ノリの画って、あのまだ画質のそれほどよくないヴィデオ映像(これはヴィデオ映画なのだ)で見てしまうと、かなり違和感がある、というか、安っぽくなってしまう。

4/20  渋谷シネセゾンでやっている「増村保造レトロスペクティブ特別篇・featuring若尾文子」のオールナイトにいってきた。そう、もちろん目的は「お嬢さん」のみ。で、順番に『お嬢さん』(弓削太郎監督、1961)、『祇園囃子』(溝口健二監督、1953)、『青空娘』(増村保造監督、1957)、『美貌に罪あり』(増村保造監督、1959)を見る。やっぱり若尾文子はよい、一晩でファンになった。それと、「お嬢さん」の主題歌、やはり三島作詞であった。

4/24  ヴィデオで久しぶりに『青春の殺人者』(長谷川和彦監督、1977)を観る。やっぱりこれ以上生々しく殺人を描いているのってないと思う。市原悦子が血まみれで腹に包丁刺されて「痛い!痛いヨォ〜!」と叫ぶところなどなかなかリアルだ。

4/30  ヴィデオで『血と薔薇』(ロジェ・バディム監督、1960)を見る。ヴィデオといっても、以前深夜にやっていたのを録画したやつ。それからBS2で『ベリッシマ』(ルキノ・ヴィスコンティ監督、1951)を見る。

5/1  ケーブルのチャンネルネコで『なぞの転校生』(小中和哉監督、1998)を見る。筒井原作の角川映画みたいなやつ(これも角川映画みたい)。

5/2  深夜、もう洋画路線に変更してしまったと思いこんでいたテレビ東京「シネ・ラバンバ」で『花の降る午後』(大森一樹監督、1989)を見る。だっけどやっっぱりつんまらない映画だな。ある意味アホ映画かも。しかし「シネ・ラバンバ」は、邦画路線に復活なのか、次週も邦画らしい。

5/3  チャンネルネコで『SHADY GROVE』(青山真治監督、1999)を見る。

5/4  チャンネルネコで、『花と竜』(舛田利雄監督、1962)を見る。確か写真家矢頭保の俳優時代の出演作。それから続けて『chaos』(中田秀夫監督、1999)を見る。で、夜中、つい『ワル正伝』(佐々木正人監督、1996)を見たが、さすがヴィデオ映画、演出以前に脚本が安易すぎる。主人公強すぎておもしろくない。

5/5  チャンネルネコにて『BeRLiN』(利重剛監督、1995)を見る。そのまま続けて『江戸川乱歩劇場・押絵と旅する男』(川島透監督、1994)と『江戸川乱歩劇場・屋根裏の散歩者』(実相寺昭雄監督、1994)を見る。後者二つは、カップリングで公開した時に、新宿のシネマ・アルゴに見に行った。ポスターやパンフも買ったはずなのだが、いまはどこにあるのだろう。ハッキリ言って両者ともつまらなかったが、特に屋根裏の散歩者はダメだった。

5/6  BS2で『ぼんち』(市川崑監督、1960)を見る。最後の方の、疎開先の寺の風呂場のシーン、若尾文子に京マチ子と越路吹雪の入浴シーンという豪華なものであった。だからどうしたといわれても困るが。

5/10  チャンネルネコで、『星は何でも知っている』(吉村廉監督、1958)を見て、続けて『東京ロマンスウェイ』(吉村廉監督、1959)を見る。

5/12  チャンネルネコで『暴れ犬』(森一生監督、1965)を見る。

5/15  チャンネルネコで『喧嘩犬』(村山三男監督、1964)を見る。

5/16  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『ザ・中学教師』(平山秀幸監督、1992)を見る。

5/18  BS2で『白い巨塔』(山本薩夫監督、1966)を見る。前半の、あの母親は何の関係があるのだろう。

5/23  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『しあわせになろうね』(村橋明郎監督、1998)を見る。

5/24  BSでやっていた『ベニスに死す』(ヴィスコンティ監督、1971)をつい見てしまう。

5/26  NHKBSで、『追憶のダンス』(河瀬直美監督、2002)を見る。何の脈絡もないが、続けてヴィデオで『X線の眼を持つ男』(ロジャー・コーマン監督、1963)を見る。

5/27  昔録画したフジの深夜番組「ラ・クイジーヌ」や「Soft Verdict生活」や「WOOD」を見た後に、チャンネルネコで『夢二』(鈴木清順監督、1991)をみる。

5/30  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『TOKYO EYES』(ジャン=ピエーリ・リモザン監督、1997)を見る。

6/2  チャンネルネコで、『喜劇三億円大作戦』(石田勝心監督、1971)を見てから、ファミリー劇場で『ルパン三世 念力珍作戦』(坪島孝監督、1974)を見る。両方ともトホホな映画だった。

6/4  BS2で『ストライキ』(エイゼンシュタイン監督、1925)と、続けて『鏡』(アンドレイ・タルコフスキー監督、1975)を見る。前者は、蜂起した大衆を軍隊が虐殺するシーンに、牛を屠殺してかっつぁばくイメージがモンタージュされていて、ああこれが有名なエイゼンシュタインのモンタージュかと一人納得。

6/7  チャンネルネコで『ランデヴー』(山本浩資監督、1999)と『ヤマトナデシコ』(山口貴義監督、1997)を立て続けに見た。前者は、ハッキリ言って学生の自主映画?って感じ。後者は、なんだろう、中央線沿線版『へのじぐち』みたいなノリ。

6/9  チャンネルネコで、『トップ屋取材帖 拳銃街一丁目』(井田探監督、1959)を見て、そのままだらりと『天国への百マイル』(早川喜貴監督、2000)もみて、『録音霊』(鈴木浩介監督、2001)なんかも見てしまう。それから、こないだ録画しておいた『十代の性典』(久松静児監督、1953)を見る。若尾文子が若い!

6/11  チャンネルネコで、『ワイルドサイド』(長崎俊一監督、1993)と『TOKYO BLOOD』(石井聰亙監督、1993)を続けてみる。前者は中篇、後者は短編オムニバス。石井聰亙だってすぐにわかってしまうのは、山田辰夫にバイクの幻とかドリルで穴あけとか、曇り空の風景の中の女子高生とか、「狂い咲き」やら「逆噴射」やら「水の中の」やら、石井聰亙のあれこれの作品のエッセンス風味がちらちら匂っているから。

6/12  チャンネルネコで『失楽園』(森田芳光監督、1997)を見る。

6/13  チャンネルネコで『ISOLA多重人格少女』(水谷俊之監督、2000)を見る。

6/14  前に録画して置いた『続十代の性典』(佐伯幸三監督、1953)を見る。

6/24  チャンネルネコで『人間の屑』(中嶋竹彦監督、2000年)を見る。佐伯日菜子の演技が不自然すぎて笑える。

6/26  日本テレビ深夜で『我が人生最悪の時』(林海象監督、1993)を見る。この監督がモノクロに凝っているのは知っているけどさ、夕方なのか朝方なのか昼なのか、恐らくカラー感覚だからか、何だか全然わからないシーンがあった。

6/27  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『あいつ』(木村淳監督、1991)を見る。

6/28  今日が期限の映画招待券を以前人から貰ったので、まあもったいないし、テアトル系のフリーの券だったので、これは「KT」でもいくかと思ったらとっくに終わっているし、テアトル池袋でやっているよく知らない日本映画をみにいった。客は10人くらいいただろうか、『月のあかり』(倉持健一監督監督、2001)を観る。ウム、ダメ脚本、よくもまあこんな脚本に金出したものだ。アホか。

6/30  チャンネルネコで『突然炎のごとく』(井筒和幸監督、1994)を見る。

7/4  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『おこげ』(中島丈博監督、1992)を見る。

7/5  チャンネルネコで『降霊』(黒沢清監督、1999)を見る。

7/13  チャンネルネコで『ねらわれた学園』(大林宣彦監督、1981)を見る。いやはや、何度見ても赤面ものの映画ではあるが、やっぱり大林特有の画面処理や、意味のないエロシーンなど、らしさはある。あまり時代性感じないのも変な感じだ。

7/14  チャンネルネコで『たどんとちくわ』(市川準監督、1998)を見る。なんだかわけわからん。

7/16  日本テレビ深夜で『萌の朱雀』(河瀬直美監督、1997)を見る、途中からだったので、この作品は是非ヴィデオでもう一度みたいと思った。

7/18  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『黒い家』(森田芳光監督、1999)を見る。なかなか面白かった。

7/21  チャンネルネコで『湯殿山麓呪い村』(池田敏治監督、1984)を見る。「午後の曳航」じゃないけれど、ガキがあんな計画的な犯罪が出来るのか。

7/23  ヴィデオで『スウィートムービー』(マカヴェイエフ監督、1974)を見て、それから続けて前に録画しておいた『続続十代の性典』(小石栄一監督、1953)をみる。

7/25  テレビ東京「シネ・ラバンバ」で『うずまき』(Higuchinsky監督、2000)を見る。

7/26  夕方、チャンネルネコで『弾丸ランナー』(サブ監督、1996)を見た。前にもテレビで見ている。

8/3  夜、チャンネルネコで『破線のマリス』(井坂聡監督、1999)を見る。結構面白く見た。台本もよい。が、最後の解釈って、あれ、ホントに子供が撮影していたのか、単なる主人公の幻なのか、それがよくわからなかったが。結局事件は何一つ解決しない。こんなの見ると、すぐ谷崎の「人面疽」を思い出してしまう。全然違う話だが。それで、深夜、テレビ東京で『黄金の七人』(マルコ・ヴィカリオ監督、1965)を見る。久しぶりだ。確か96年頃深夜テレビで見たはず。

8/4  チャンネルネコで『恋人たちの時刻』(沢井信一郎監督、1987)を見る。

8/6  チャンネルネコで『死んでもいい』(石井隆監督、1992)を見る。

8/7  チャンネルネコで、『パンツの穴 キラキラ星見つけた!』(鎮西尚一監督、1990)を見る。何だか中途半端にミュージカル調になりかけている。いっそのことミュージカルにして、徹底的な娯楽バカ青春映画にしちゃえばよかったのに。それにしても、前の作品のような、もらしただの何だの下ネタ系が全くでてこなかった。変に気取らずにバカまっしぐらのほうがよかったかも・・・。

8/9  テレビ東京深夜で、『続・黄金の七人 レインボー作戦』(マルコ・ヴィカリオ監督、1966)を見る。

8/10  チャンネルネコで、『鉄塔武蔵野線』(長尾直樹監督、1997)を見る。

8/11  ヴィデオで『とべない沈黙』(黒木和雄監督、1966)を見る。退屈。わけわからん。レンタルじゃなくて以前衛星かなにかでやったのを録画して貰ったやつ。

8/15  チャンネルネコで『メイン・テーマ』(森田芳光監督、1984)を見る。随所にわけのわからない学生映画っぽいシーンを入れている。ギャグのつもりなのか。しかし、何でこんなショーもない80年代日本映画がこんなにも好きなのだろう、見ていてほとほとショーもなと思っているのに。

8/24  テレビ朝日深夜で『大安に仏滅!?』(和泉聖治監督、1998)を見る。

8/29  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『レディ!レディ!』(太田圭監督、1989)をみる。久しぶり、内容すっかり忘れていた。

9/1  カートゥーンネットワークで『アタックNO.1』(岡部英二監督、1970)を見る。ここ半年ほど朝4時から毎日見ていたやつの映画版。10時からと19時からなのだが、19時のは単に再放送かと思いきや、続編。1回のみ、で見逃した。悔しい。

9/2  ファミリー劇場で『ドリフターズですよ! 盗って盗って盗りまくれ』(渡辺祐介監督、1968)を見る。

9/8  チャンネルネコで、『私立探偵濱マイクシリーズ完結篇 罠 THE TRAP』(林海象監督、1996)を見てから、引き続き『ビリケン』(阪本順治監督、1996)を見る。それから今度はカートゥーンネットワークで映画『アタックNO.1 涙の世界選手権』(大隅正秋監督、1970)『アタックNO.1 涙の不死鳥』(黒川文男監督、1971)を見る。もう1度見逃しているし、朝も起きれなかった。しかし何だか中途半端な終わり方。

9/11  TBS深夜で去年の9・11を意識した9分11秒の短編映画を11人の世界の監督にやらせたというのを流していたので見る。クロード・ルルーシュとかショーン・ペンとかのがあったが、まあなんともねぇという感じ、ラストの今村昌平監督の作品には期待したが、一切こないだのテロは出てこないで、戦争末期、田舎に戦場のショックで蛇になりきってしまった男が村でやっかい者ガイキチ扱いされるというストーリーで、かなり期待させたが、ラストが大馬鹿で、あきれた。アホくさ。

9/15  先日ヴィデオ録画した、チャンネルネコ放映の『野蛮人のネクタイ』(鍛冶昇監督、1969)を見る。石原慎太郎原作。それから続いて同じく録画した『海底から来た女』(蔵原惟繕監督、1959)を見る。あとから気づいたがどちらとも慎太郎原作で、その上後者は脚色にも参加している、しかし慎太郎、後者みたいな小説も書いていたのか・・・。だが慎太郎の小説いちどかつて面白いと思ったことはないが。

9/16  チャンネルネコで『富江replay』(光石冨士朗監督、2000)を見る。何の印象もない。

9/17  ヴィデオで『黒い十人の女』(市川崑監督、1961)を見る。

9/19  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『月』(君塚匠監督、1999)をみる。

9/22  チャンネルネコで『故郷』(向井寛監督、1999)を見ていたがいつのまにか眠ってしまい、次にヴィデオで『しとやかな獣』(川島雄三監督、1962)を見て、夜半にチャンネルネコで「ヴィジュアリスト手塚眞の世界」としてやっている短編の『NUMANiTE』(1995)、『NARAKUE』(1997)、『ダニエルとミランダ』(1996)を見た。冒頭にやっていた『PRELUDE』は見逃したが、そういえばこれ、吉祥寺ジャヴ50でやったpffアワード89だったかでやっていたのを思い出した。「電柱小僧の冒険」とかその時見た記憶が・・・まだ中学生だった頃。

9/23  チャンネルネコで『狙われた男』(中平康監督、1956)を見た。これって中平康のデビュー作だそう。しっかし昭和30年の銀座って、こんな商店街みたいか?

9/26  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『ときめきに死す』(森田芳光監督、1984)をみる。

9/28  チャンネルネコで『狂熱の季節』(蔵原惟繕監督、1960)を見てから、今朝録画しといた手塚真の『PRELUDE』を見る。それから続けて『トキワ荘の青春』(市川準監督、1996)を見る。

10/1  チャンネルネコで『華麗なる闘い』(浅野正雄監督、1969)を見る。なんてこたない映画だが、ラストの方のファッションショーのシーンがなかなか圧巻、アングラ芝居みているようで、面白かった。それから続けて『バツグン女子高校生 16才は感じちゃう』(松森健監督、1970)を見る。典型的学園青春ドラマ。

10/3  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『バッファロー'66』(ヴィンセント・ギャロ監督、1999)をみる。

10/4  チャンネルネコで新東宝の『女奴隷船』(小野田嘉幹監督、1960)を見、深夜に『富江re-birth』(清水崇監督、2001)を見る。

10/5  フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」で『マトリックス』(ウォシャウスキー兄弟監督、1999)を見る。今更、であるが、実は面白かった。やっぱり押井守の作品もう一度見直さないと。それからチャンネルネコで『死びとの恋わずらい』(渋谷和行監督、2001)を見る。

10/6  LaLaTVで、原爆アニメ映画『風が吹くとき』(ジミー・ムラカミ監督、1986)を見た。小学校の頃先生にこの絵本を読まされた記憶が懐かしさを呼んだ。それからチャンネルネコで『怪談おとし穴』(島耕二監督、1968)を見る。しかし、成田三樹夫の髪型ってスタートレックの耳の長いあれにそっくり。

10/7  チャンネルネコで『案山子KAKASHI』(鶴田法男監督、2001)を見る。全く、これでホラーなの?

10/10  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『ヌードの夜』(石井隆監督、1993)を見る。竹中直人が歌舞伎町のヤクザに拳銃買いに行くところまるまるカットされてた。

10/11  ヴィデオで『燈台』(鈴木英夫監督、1959)を見る。勿論、三島由紀夫の同名戯曲を映画化したもの。短い一幕物なので一時間半もどうするのかと思っていたら60分と短かった。しかしねぇ、もうちょっと「いさ子」役綺麗なのいなかったのか。ちょっと老け過ぎ。30くらいの設定なのに、どうみても40過ぎ。原田康子原作の映画「挽歌」のママン役くらいの感じがよかったのに。

10/13  チャンネルネコで『密約 外務省機密漏洩事件』(千野皓司監督、1978)を見る。この映画ずっと前から実は知っていて見たかったもの。

10/14  チャンネルネコで『東京のバスガール』(春原政久監督、1958)を見る。コロムビア・ローズ出演のSP。

10/17  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『死んでもいい』(石井隆監督、1992)を見る。こないだ見たばかりなのにまた見てしまう。

10/19  チャンネルネコで『狸銀座を歩く』(加戸敏監督、1950)、『初春狸御殿』(木村恵吾監督、1959)、『花くらべ狸道中』(田中徳三監督、1961)を立て続けに見る。ターキーに若尾文子。

10/20  チャンネルネコで『こんにちは赤ちゃん』(井田探監督、1964)を見る。

10/24  チャンネルネコで『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(熊井啓監督、1981)を見る。

10/29  ファミリー劇場で『恋する女たち』(大森一樹監督、1986)を見てしまう。

10/31  BS2で『逢いたくて逢いたくて』(江崎実生監督、1966)を見る。オープニングの処理がモンド。もうちょっとミュージカル調だとよかったのに。まあ典型的な日活映画だな。

11/4  チャンネルネコで『黒い十人の女』(市川崑監督、1961)を見てから、日本映画専門チャンネルで『レッツゴー!若大将』(岩内克己監督、1967)を見て、チャンネルネコで『玩具修理者』(はくぶん監督、2002)を見てから、また日本映画専門チャンネルで『哀愁の夜』(杉江敏男監督、1951)を見る。こん中じゃコーチャン主演の映画が一番よかった。

11/5  チャンネルネコで『東京ゴミ女』(廣木隆一監督、2000)を見て、『月とキャベツ』(篠原哲雄監督、1996)を見る。

11/6  日本映画専門チャンネルで『座頭市と用心棒』(岡本喜八監督、1970)を見てから、『変奏曲』(中平康監督、1976)を見る。座頭市はやっぱり面白い。

11/8  チャンネルネコで『修羅雪姫』(藤田敏八監督、1973)を見てから、『月光の囁き』(塩田明彦監督、1999)を見る。前者は東宝なのに、東映のさそりシリーズに対抗して、梶芽衣子で大量血飛沫グロの怨み節。後者はコミック原作の、高校生変態マゾもの。

11/9  チャンネルネコで『王立宇宙軍〜オネアミスの翼』(山賀博之監督、1987)を見る。高校の時にテレビ放映で見て以来10年以上ぶりか。懐かしい。それから日本映画専門チャンネルで『avec mon mari』(大谷健太郎監督、1998)を見る。

11/11  チャンネルネコで『張り込み』(篠原哲雄監督、2001)を見てから『贅沢な骨』(行定勲監督、2001)を見て、続けて『閉じる日』(行定勲監督、2000)を見る。この中では「張り込み」が一番いい本だった。

11/12  日本映画専門チャンネルで録画しといた『若い瞳』(鈴木英夫監督、1954)を見る。ちょっとオデコだが、このころの八千草薫が可愛いくて可愛いくてしょうがない。

11/13  日本映画専門チャンネルで『大冒険』(古沢憲吾監督、1965)を見てから『J MOVIE WARS月はどっちに出ている』(崔洋一監督、1993)を見る。前者はクレージイ・キャッツ結成十周年記念映画。それから深夜、チャンネルネコで『蜜月』(橋浦方人監督、1984)を見る。立松和平の自伝映画。麿赤児が舞踏指導!

11/14  チャンネルネコで『ギプス』(塩田明彦監督、2001)を見る。

11/17  日本映画専門チャンネルで『無法松の一生』(稲垣浩監督、1958)を見る。

11/20  ファミリー劇場で『僕は君をスキになる』(渡邊孝好監督、1989)を見てしまう。アホクサ。

11/22  テレビ朝日深夜で『風花』(相米慎二監督、2000)を見る。

11/24  日本映画専門チャンネルで『麻雀放浪記』(和田誠監督、1984)を見てから、『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(堀川弘通監督、1960)を見る。

11/27  深夜TBSで『コンセント』(中原俊監督、2002)を見る。この主演女優、前々からCMなどで見て気になっていたが、どうみても蛇女に見える。

11/28  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『ひまわり』(行定勲監督、2000)を見る。脚本がいまいち。

12/4  テレビ東京で『GO』(行定勲監督、2001)を見る。題材はおもしろいが、取り立てて脚本がいいわけではない。同じ差別問題を扱うにしても、たとえば『非行少年 若者の砦』なんかとは感覚が違うが、やっぱり立原正秋原作の後者の方がグッとくるし奥も深い。

12/5  友人から借りたヴィデオ「寺山修司実験映像ワールド」で、『トマトケチャップ皇帝』『檻囚』をみる。いや〜久しぶり。でもねえ、オリジナルとヴィデオは違っていて、恐らく版権の問題だろうけど、「トマトケチャップ」の中で、いきなりシーザーの音楽が流れるところがあるけど、あれ、フィルムだとホントは全く違う音楽。曲名忘れたが有名な洋楽。左朴全とひまわりキラーズの「老人と子供のポルカ」はOKなのに・・・それと疑問なのが「檻囚」。印象的な音楽はシーザーだけど、これって「邪宗門」で使っているでしょ、でも冒頭に1964年とある・・・つまり単に撮影が昭和39年で後からシーザーの音入れて完成させたのか、それとも39年当時は他の音をつけていたのか・・・?

12/6  昨日の続きで『蝶服記』『ローラ』『審判』『ジャンケン戦争』『青少年のための映画入門』をみる。ここらへんも懐かしい。特に『ローラ』と『青少年〜』は、ACTとかでよくやっている寺山特集じゃやらなくて、「青少年〜」やるからっていうんで、四谷のイメージフォーラムまで見に行った高校の頃。それから寺山十周忌で『ローラ』の実演版も『審判』のラスト観客釘打ちもみられたけど。『審判』をパルコに見に行った時、やっぱり誰も釘打ちにいかない。スクリーンの前に釘とトンカチ用意してあったから、こりゃいくしかないだろと勇を鼓していの一番に立ち上がって釘打ちにいったら、しばらく誰もこなかったので「こりゃやっぱまずかったか、仕込みの段取りぶちこわしちゃったかな」と思いきや、やっと一人二人他の観客も出てきてホッとしたという記憶がある。

12/12  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『ピンチランナー』(那須博之監督、2000)を見る。アイドル映画の定番、脚本のアホ臭さはあるが、もうちょっと馬鹿っぽくして欲しい。『パンツの穴』的な。

12/22  日本映画専門チャンネルで『攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL』インターナショナルバージョン(押井守監督、1997)を見る。面白かった。

12/23  日本テレビ深夜「月曜映画」で『花影』(川島雄三監督、1961)を見る。

12/24  日本映画専門チャンネルで『星空のマリオネット』(橋浦方人監督、1977)を見る。それからTBS深夜で『KARAOKE』(佐野史郎監督、1998)を見る。

12/25  CSで録画しといた『ピンクレディーの活動大写真』(小谷承靖監督、1978)を見、続けて『萌の朱雀』(河瀬直美監督、1997)を見て、『雷魚』(瀬々敬久監督、1997)を、そして『実験映画』(手塚真監督、1999)、『SWEET SWEET GHOST』(芳田秀明監督、2000)を連続ぶっつづけで見る。

12/26  テレビ東京深夜で『野性の証明』(佐藤純弥監督、1978)を見る。

12/27  TBS深夜で『マルコヴィッチの穴』(スパイク・ジョーンズ監督、1999)を見る。それから続けて『しあわせ家族計画』(阿部勉監督、2000年)を見る。

12/28  深夜BS2で『赤ちょうちん』(藤田敏八監督、1974)を見てから、続いて『妹』(藤田敏八監督、1974)を見る。8年ぶりくらいに見たが、すっかり内容忘れていた。しっかし無理な脚本だなあ。

12/30  日本映画専門チャンネルで『HANA-BI』(北野武監督、1997)を見る。

2003

1/1  チャンネルネコで『狂った果実』(中平康監督、1956)を見る。脚本も慎太郎がやっている。

1/2  TBS深夜の『連弾』(竹中直人監督、2001)とチャンネルネコの『反逆のメロディー』(監督、1970)をザッピングしながら見る。続けて『八月の濡れた砂』(藤田敏八監督、1971)をみる。しかし「反逆のメロディー」懐かしい、蛾次郎の「ぶっ殺せ、ぶっ壊せ」というかけ声のみおぼえていたが、すっかり話は忘れていた。あんなにあっけなく殺されちゃうんだったっけ。

1/3  チャンネルネコで『ジャズ・オン・パレード1954年 東京シンデレラ娘』(井上梅次監督、1954)を雪村いづみ目当てで見たが、乞食軍団の住処などのシーンは、思わず加藤道夫の戯曲「襤褸と宝石」を思い出してしまった。それから同じチャンネルで『ガラスの脳』(中田秀夫監督、1999)、『金髪の草原』(犬童一心監督、1999)、『ファンシイダンス』(周防正行監督、1989)、『バタアシ金魚』(松岡錠司監督、1990)と立て続けに見る。やっぱり「バタアシ金魚」がこの中では一等好きである。

1/4  チャンネルネコで漫画原作の『みゆき』(井筒和幸監督、1983)を途中から見て、それから日本映画専門チャンネルで『CAT'S EYE』(林海象監督、1997)、『メッセンジャー』(馬場康夫監督、1999)と『スペーストラベラーズ』(本広克行監督、2000)を途中まで見る。

1/11  TBS深夜で『月光の囁き』(塩田昭彦監督、1999)を見る。

1/12  日本映画専門チャンネルで『人狼JIN-ROH』(沖浦啓之監督、1999)を見る。原作脚本押井守。

1/13  日本映画専門チャンネルで『もう頬づえはつかない』(東陽一監督、1979)を見る。

1/15  チャンネルネコにて『本場ぢょしこうマニュアル 初恋微熱篇』(中田新一監督、1987)を見る。時間の無駄だった。

1/16  日本映画専門チャンネルで『サード』(東陽一監督、1979)をみてからチャンネルネコで『未来の思い出Last Christmas』(森田芳光監督、1992)を見る。「サード」は久しぶり、後者は時間の無駄、脚本より演出が悪い。

1/18  日本映画専門チャンネルで『天使のたまご』(押井守監督、1985)を見る。それからムービーチャンネルでゴダールの『カラビニエ』を録画。

1/20  日本テレビ深夜「月曜映画」で『ガン・ホー』(ロン・ハワード監督、1986)を見る。3回目位か。

1/21  日本映画専門チャンネルで『原子力戦争』(黒木和雄監督、1977)を見る。山口小夜子! それから日本テレビ深夜で『キッチン』(森田芳光監督、1989)を見る。確かこの男優、ヤクで逮捕され消えた。川原亜矢子もまだ不思議ちゃん時代。あはは。

1/24  日本テレビ夜、『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督、2001)を見る。テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『麻雀放浪記』(和田勉監督、1984)を見る。

1/25  アニマックスで『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(押井守監督、)を見る。それからBS2で『ビッグ・リボウスキ』(ジョエル・コーエン監督、1998)を見る。

1/26  日本映画専門チャンネルで『がんばっていきまっしょい』(磯村一路監督、1998)を見る。

1/30  チャンネルネコで『みゆき』(井筒和幸監督、1983)を見る。ラストの学校のシーン、どこかで見たようなと思ったらウチの学校だった。

2/1  ヴィデオで『黄金の七人』(マルコ・ヴィカリオ監督、1965)と続けて『続・黄金の七人 レインボー作戦』(マルコ・ヴィカリオ監督、1966)を見る。

2/2  日本映画専門チャンネルで『Quartet』(久石譲監督、2000)を見る。

2/4  日本映画専門チャンネルで『音楽』(増村保造監督、1972)を見る。

2/6  チャンネルネコで『最強最後のカラテ』(梶原一騎監督、1980)を見た。

2/11  昼間、ファミリー劇場で『友よ、静かに瞑れ』(崔洋一監督、1985)を見、それから以前CSNE1で録画しといた『男と女のいる舗道』(ジャン=リュック・ゴダール監督、1962)を見る。夜、日本映画専門チャンネルで『哥』(実相寺昭雄監督、1972)を見る。

2/15  ヴィデオで『エル・トポ』(アレハンドロ・ホドロフスキー監督、1967)をかなり久々に見る。

2/18  チャンネルネコで『ラスト・フランケンシュタイン』(川村毅監督、1991)を見る。やっぱ演劇人の監督はダメだ。あまりにも舞台演技で、やりたいことやり放題。

2/19  チャンネルネコで『良いおっぱい悪いおっぱい』(本田昌広監督、1990)を見る。このタイトルって、ラカンの用語でしょ? よく知らないけど。それはそうと最近の映画なのにやけにフィルムに疵が多く、もうちょっとちゃんと保存してやればいいのにと思った。

2/20  チャンネルネコでオムニバス映画『結婚』(1992)を見る。無論、鈴木清順のやつのみ。「悲愁物語」のDVD出ないかなー。

2/23  日本映画専門チャンネルで『ひき逃げ』(成瀬巳喜男監督、1966)を見る。

2/25  日本映画専門チャンネルで『絞殺』(新藤兼人監督、1979)を見る。

3/1  日本映画専門チャンネルで『ねじ式』(石井輝男監督、1998)と『Helpless』(青山真二監督、1996)を見る。両作とも堪能。特に後者、なかなかよかった。

3/3  日本映画専門チャンネルで『まごころ』(成瀬巳喜男監督、1939)を見る。

3/6  日本映画専門チャンネルで『ションベン・ライダー』(相米慎二監督、1983)を見て、チャンネルネコで『家族シネマ』(朴哲洙監督、1999)を見てから再度日本映画専門チャンネルで『黒木太郎の愛と冒険』(森崎東監督、1977)を見る。

3/7  チャンネルネコで『皆月』(望月六郎監督、1999)を見てから、テレビ朝日の『やさぐれ刑事』(渡辺祐介監督、1976)を見る。

3/8  日本映画専門チャンネルで『非・バランス』(冨樫森監督、2000)を見る。風間志織が脚本やってる。

3/11  日本映画専門チャンネルで『津軽じょんがら節』(斎藤耕一監督、1973)を見る。何だか確かに映画に出てくる北川民次の絵みたいな世界だが、脚本がちょっと単純。

3/15  チャンネルネコで『目下の恋人』(辻仁成監督、2002)を見る。フューチャー・パイレーツ(高城剛)製作というので見た。

3/18  日本映画専門チャンネルで『股旅』(市川崑監督、1973)を見る。

4/1  日本映画専門チャンネルで『undo』(岩井俊二監督、1994)を見てから、チャンネルネコで『ラヴ&ポップ』(庵野秀明監督、1998)を見る。岩井のはしょーもねー。後者は、前にビデオ借りて見たのだがすっかり内容忘れていた。面白い画角もあるが、やりすぎ。

4/2  日本映画専門チャンネルで『青春パートII』(小原裕宏監督、1979)を見る。

4/3  チャンネルネコでで『stereo future』(中野裕之監督、2001)を見る。

4/4  日本映画専門チャンネルで『の・ようなもの』(森田芳光監督、1981)を見てからチャンネルネコで『MIDORI』(廣木隆一監督、1996)を見る。

4/6  チャンネルネコで『アンドロメディア』(三池崇史監督、1998)を見る。それから同じチャンネルで『20世紀ノスタルジア』(原将人監督、1997)を見る。前者は前にもテレビで見たけどショーもない映画、何で砂浜のど真ん中に桜の木があるのだろう。それから後者は、あの原将人がどんなドラマを撮るのかと興味あった。お話自体は甘いストーリーだが、中で劇中劇というかハンディビデオを多用するのがこの監督ならでわというもの。

4/8  所用で三田の慶応大学アートセンターに行った帰り、恵比寿の写真美術館でやっている川田喜久治展でも見に行こうかと向かったのだが、そういえば吉田喜重の新作がここで公開されているのを思い出し、見るともうすぐ上映開始だったので川田展は諦めて『鏡の女たち』(吉田喜重監督、2002)を観る。会場前にロビーに監督がいた。観客は自分入れて10人だった。いかにも喜重っていう画角とかでてくるとおうおう新作の喜重だぁなどと思ったものだが、恥ずかしいながら、一番肝心なラストシーンのみうつらうつらしてしまった。それから帰宅して日本映画専門チャンネルで『新宿泥棒日記』(大島渚監督、1968)を見る。これは久しぶり、高橋鉄が出演したり、唐十郎ほか状況劇場が出てきたり、学部の頃は興味深く見たけれど、映画としては何にもない。

4/10  チャンネルネコで『けものがれ、俺らの猿と』(須永秀明監督、2001)を見る。

4/11  日本映画専門チャンネルで『夜の流れ』(川島雄三・成瀬巳喜男監督、1960)を見る。面白い。しかし川島と成瀬の共同監督だとこういうものが出来るのか。

4/12  昼過ぎ、ヴィデオで『台風クラブ』(相米慎二監督、1985)をみる。

4/15  日本映画専門チャンネルで『肉弾』(岡本喜八監督、1968)を見る。大谷直子が若い!

5/2  チャンネルネコで『新宿アウトローぶっ飛ばせ』(長谷部安春監督、1970)を見る。

5/3  日本映画専門チャンネルで、成瀬の「めし」を見逃し、『小説吉田学校』(森谷司郎監督、1983)を途中から見る。それからファミリー劇場で『機動警察パトレイバー』(押井守監督、1989)と『機動警察パトレイバー2the Movie』(押井守監督、1993)を見る。特にパトレイバーの2は、脚本もよく出来ているしクオリティが高い。というか、アニメファンの間ではそんなの当たり前なのかも知れないが。

5/4  日本映画専門チャンネルで『女と味噌汁』(五所平之助監督、1967)を見てから、ビデオで『黒い十人の女』(市川崑監督、1961)を見て、それからファミリー劇場で『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(北久保弘之監督、2000)を見て、夕食後ついつい『人間の証明』(佐藤純弥監督、1977)を見た。

5/7  日本映画専門チャンネルで『ガス人間第一号』(本多猪四郎監督、1960)を見る。深夜、テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『うつつ』(当摩寿史監督、2002)を見る。

5/10  チャンネルネコにて『菊次郎の夏』(北野武監督、1999)を見る。

5/15  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『おんな極悪帖』(池広一夫監督、1970)を見る。谷崎潤一郎「恐怖時代」が原作。

5/22  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『夜の診療室』(帯盛迪彦監督、1971)を見る。

5/29  日本映画専門チャンネルで『さよならジュピター』(深作欣二監督、1984)をみる。ユーミンの主題歌がかなり懐かしい。

6/1  日本映画専門チャンネルで『宵闇せまれば』(実相寺昭雄、1969)をみた。しかしやけにフィルムに疵がついていた。

6/2  日本映画専門チャンネルで『HYSTERIC』(瀬々敬久監督、2000)をみた。

6/3  日本映画専門チャンネルで『人魚伝説』(池田敏春監督、1984)を見て、『鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い』(吉田憲二監督、1975)を途中から見る。「人魚伝説」はなんといっても池田っぽい生々しさがあり、最後の殺しまくりが面白いが、これって原作が宮谷和彦とは。

6/4  夕方チャンネルネコで『部屋とYシャツと私』(今井啓毅生監督、1993)を見る。それにしてもオムニバス「結婚」にしてもそうだが、セシール製作って、この会社結構映画が好きだね〜。そういえば昔中野武蔵野ホールで封切られていたな、チラシ持っていた筈。それから日本映画専門チャンネルで『マタンゴ』(本多猪四郎監督、1963)を見る。前から見たかった映画、しっかし東京五輪前にしてこんな映画がつくられていたのか・・・。

6/5  深夜BS2で『GO!』(矢崎充彦監督、2001)を見た。かなりの駄作、学生映画かと思った。それからこのくそ忙しい時にヴィデオで『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(石井輝男監督、1969)を見てしまう。

6/8  日本映画専門チャンネルで『愛の渇き』(蔵原惟繕監督、1967)を見た。三島由紀夫原作。

6/9  日本映画専門チャンネルで『コミック雑誌なんかいらない!』(滝田監督、1985)を見る。こんなのビデオもっているし何度も見たのについつい。

6/10  日本映画専門チャンネルで『転校生』(大林宣彦監督、1977)を見る。久々だ。しっかし小林聡美の役者根性には参った。

6/12  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『スローなブギにしてくれ』(藤田敏八監督、1982)を見る。久しぶり。

6/17  ヴィデオで『プラーグの大学生』(シュテラン・ライ監督、1913)を見る。日本映画専門チャンネルで『天使の恍惚』(若松孝二監督、1971)を久々に見る。最初「天使の爆殺」というタイトルだったことは有名だろう。

6/22  日本映画専門チャンネルで『フィラメント』(辻仁成監督、2002)を見る。眠い。それからチャンネルネコで『結婚の条件』(斎藤武市監督、1963)を見る。高度経済成長時代の雰囲気がよくわかる。

6/24  日本映画専門チャンネルで、また、『天使の恍惚』(若松孝二監督、1971)を見てしまう。主題歌「ここは〜静かな、最前線・・」が頭から離れない。

6/27  日本映画専門チャンネルで『超少女REIKO』(大河原孝夫監督、1991)を見る。これって、学園祭映画だったのか。学校で超能力対戦しかも各教室巡りながら、なんて、これ以上の見世物はないし。

6/28  日本映画専門チャンネルで『桜の森の満開の下』(篠田正浩監督、1975)を見る。いつだか大井武蔵野館だったかで見て居眠りしちゃったやつ。

6/29  日本映画専門チャンネルで『日本一のゴリガン男』(古沢憲吾監督、1966)を見る。ゴリガンって、当時の流行語だろうと思ったが、関西の言葉で「御利願」「強力願」という当て字があるそうで、強引な無理押しという意味だそうだ。

7/1  チャンネルネコで『裸足のピクニック』(矢口史靖監督、1992)を見る。最後の方の真っ二つに切れるところなど自主映画っぽくて笑えた。それから日本映画専門チャンネルで『ヒポクラテスたち』(大森一樹監督、1980)を見る。久々。

7/2  チャンネルネコで『この窓は君のもの』(古厩智之監督、1994)を見た。そういえば、ラストのクレジットロールに映画学科の後輩の名前が出てきた。この監督のは、確か大学で卒制も見た覚えがある。でもどうなんだろ、こういうテイスト、河瀬直美と比べて?

7/3  チャンネルネコで『彼のオートバイ、彼女の島』(大林宣彦監督、1986)を見る。大分前に深夜テレビで見た記憶があるが、大林がやってもやっぱり片岡義男テイストだ。それから続けて『タイムレスメロディ』(奥原浩志監督、1999)を見るが、寝てしまう。去年見た筈なのだが、すっかりストーリーも忘れていた。で、朝方に日本映画専門チャンネルで『恋愛特急』(鈴木英夫・杉江敏男監督、1954)を見る。日劇入り口のところに、ノラ・ケイ来日公演のポスターが貼ってあった!

7/6  日本映画専門チャンネルで『乱菊物語』(谷口千吉監督、1956)を見る。惜しいかな録画を逃す。八千草薫だし、是非録画しておきたかったのに。

7/8  日本映画専門チャンネルで『西陣心中』(高林陽一監督、1977)を見て、続けて『卑弥呼』(篠田正浩監督、1974)を見る。

7/9  朝方、日本映画専門チャンネルで『星空のマリオネット』(橋浦方人監督、1978)を見る。

7/11  テレビ朝日深夜で『銀河鉄道の夜』(杉井ギサブロー監督、1985)を見る。細野晴臣の音楽がとてもよい。作品自体も見入る感じだった。賢治といいうか、別役実ヴァージョンだが。

7/12  チャンネルネコで『タイムレスメロディ』(奥原浩志監督、1999)を見てから続けて『空の穴』(熊切和嘉監督、2001)、『裸足のピクニック』(矢口史靖監督、1992)を見てから、『二十才の微熱』(橋口亮輔監督、1992)を見る。

7/13  夕方ビデオで『足にさわった女』(市川崑監督、1957)を見る。ホントは増村版が見たいところ。それから、日本映画専門チャンネルで『妻は告白する』(増村保造監督、1961)を見る。待望の妻告。

7/15  日本映画専門チャンネルで『不連続殺人事件』(曾根中生監督、1977)を見る。これは「西陣心中」に続きソフトも出ていないもの。内田裕也、「水のないプール」頃のデッド・パン的、無言無表情演技がまだの頃で、セリフいってもやたら浮いている。

7/21  深夜、日本映画専門チャンネルで『空がこんなに青いわけがない』(柄本明監督、1992)を見る。以前も見たが、その時はこれ以上ない駄作と思っていた。今回こそはきちんと見直そうと思っていたが、やっぱり駄作としか思えない。私の頭が鈍いのか?

7/22  日本映画専門チャンネルで『クレージーだよ天下無敵』(坪島孝監督、1966)を見てから続けて『海潮音』(橋浦方人監督、1980)を見る。それからBS2で『オスカー・ワイルド』(ブライアン・ギルバート監督、1997)を見る。なんか美談仕立てだけど、ホントは訴訟関連は凄かったらしいね。ダグラスの『アンハッピーフレンドシップ』なんて本があるし。

7/31  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『金髪の草原』(犬童一心監督、1999)を見る。

8/1  チャンネルネコで『ハワイ・マレー沖海戦』(山本嘉次郎監督、1942)を見る。

8/5  日本映画専門チャンネルで『夏の妹』(大島渚監督、1972)を見る。栗田ひろみでもっているようなもんだが、政治臭さが抜けていていいかも。

8/9  強風豪雨の台風の中、ビデオで『ジャンケン娘』(杉江敏男監督、1955)と続けて『恋愛特急』(杉江敏男・鈴木英夫監督、1954)を見る。どちらも以前録画しておいたもの。どちらかといえばカラーの「ジャンケン娘」が楽しかった。それから夕食後、チャンネルネコで『ドン松五郎の生活』(中田新一監督、1986)を見てから続いて『二代目はクリスチャン』(井筒和幸監督、1985)などを見てしまう。

8/10  チャンネルネコで『明治天皇と日露大戦争』(渡辺邦男監督、1957)と『天皇・皇后と日清戦争』(並木鏡太郎監督、1958)と『明治大帝と乃木将軍』(小森白監督、1959)を立て続けに見る。確か大蔵貢の『わが芸と金と恋』にもこのエピソード出てきたな。結構海戦シーンはチャチながら迫力があった。最後の乃木将軍は、切腹シーンがみたかったが、無く、死体さえ写さなかった。

8/11  日本映画専門チャンネルで『はだしのゲン』(山田典吾監督、1976)を見る。いやー、かなりヘヴィだ。いや、勿論、小学生の時教師が備え付けた学級文庫で唯一あった漫画だったから、ウチのクラスでは皆一応全巻読んでいる筈。だから展開はあらかた予想ついたのだが、なんだろう、子役使いとか知らない俳優とか、画面の、教育系自主映画的感じとか、なんか実写でやられるとたまんないものがある。被爆描写がどうのというのではなくて。エンドタイトルに「第一部・戦中編」とあったのだが、実は実写で見たいのはこの漫画の戦後世界の展開、ヤクザや進駐軍とからむ方だ。

8/12  日本映画専門チャンネルで『曽根崎心中』(増村保造監督、1978)を見る。

8/15  日本テレビで『仄暗い水の底から』(中田秀夫監督、2002)を見る。途中から。全体的にジメジメした感じが出ていたのは効果的だが・・・

8/16  TBS深夜で『ホーム・スイートホーム』(栗山富夫監督、2000)を見る。文学座の若手スター、神山繁も老けたなあ。

8/20  チャンネルネコで『DEAD OR ALIVE FINAL』(三池崇史監督、2001)を見る。いやー、最初はマトリックスみたいな画像処理ばかりだったので、大して期待もしなかったのだが、ラストの「鉄男」(!)にはビックリした、やっぱりやってくれるな。

8/21  もう明日で上映が終わってしまい、前々からこれだけはいかなくてはと思っていた『キャンディ』(クリスチャン・マルカン監督、1969)をシネマライズ渋谷で観る。無論、角川文庫のテリイ・サザーンの原作を読んでいったのだが、どう見ても原作の方が面白い。映画も、異色キャストであれあれというところもあるが、期待したほどではない。でもまあここらへんの作品は見ておくのが基本だろう。つまらないわけではないし。で、帰宅してから日本映画専門チャンネルで『正午なり』(後藤幸一監督、1978)を見る。性的に鬱屈した田舎の青年が強姦(しかも致死させ死姦)するまでのありきたりな話、しかも冒頭が逮捕シーンで、それから語られるというのもつまらん。田舎の鬱屈青年なら、まだ「遠雷」のほうがいいな。

8/24  チャンネルネコで『DOOR III』(黒沢清監督、1996)を途中から見る。

8/25  NHKBS2で、『ラン・ローラ・ラン』(トム・ティクヴァ監督、1998)を見る。前から一度見てみたかったので見たのだが、テレビゲーム映画だった。ifものとして並列的にありうべきストーリーをさがしたもの。まあRPGのエンディングパターンを幾つか見せられた感じ。で、ついでに続けてやっていた『ノッキング・ヘヴンズ・ドア』(ブライアン・シンガー監督、1997)を見る。こちらの方が全然楽しめた。

8/26  日本映画専門チャンネルで『さらば夏の光』(吉田喜重監督、1968)を見る。ウーム、何だかアラン・レネ色が強くかなり催眠効果が強い。

8/27  今日は渋谷のユーロ・スペースのレイトショーに赴き、「鈴木清順奇想天外ナ遊ビ80th Anniversary」で上映の『穴の牙』(1979)と『弘高青春物語』(1992)を観る。前者は関西ローカルのテレビドラマ、後者は弘前高校の同窓会用ビデオ作品。前者は藤田まこと主演のサスペンスホラーで、清順色出まくり、堪能できた。こんなの普通にテレビドラマとしてやっていたら吃驚するだろうなあという一本。ビデオも出ていないしこれまでテレビ放映以来20何年一切公開されなかったということで、レイトショーにもかかわらず重い腰をあげたわけ。甲斐はあった。後者は・・・。

8/30  チャンネルネコで『DOOR III』(黒沢清監督、1996)を見て、それから『新・仁義の墓場』(三池崇史監督、2002)を見る。「新・仁義の墓場」は、大体実際にいた人物を実録もの風に深作はやっていたので、舞台を現代にしたらまるでだめじゃんと思っていたが、やっぱりシナリオはインパクトあった。有森也実の堕落ぶり薬中ぶりも珍しい。ホントは骨かじりシーンを期待していたのだが・・・。それから朝方、『皇室と戦争とわが民族』(小森白監督、1960)を見る、無論大蔵貢製作。というか、タイトルが凄い。神武天皇の金鵄の話からいきなりぶっ飛んで第二次大戦、今までのシリーズで天皇役やっていたアラカンが、というか、さっきまでの神武天皇役がいきなり東条役になるし、あららと思ったが、何しろ戦後はどういう演技でアラカンが天皇役で美智子妃は誰が演ずるのか楽しみにしていたところ、何と戦後は全部記録フィルムで、皇孫ご生誕まで。何だかしょうもないつくりの映画だ。

8/31  チャンネルネコで『ぬかものがたり』(栗林実監督、1949頃)と『お伊勢まいり』(伊勢長之助監督、1953)と『恋の羊が海いっぱい』(黒木和雄監督、1961)を見る。全部一種のPR映画だが、特に最後の『恋の羊が海いっぱい』はとても黒木と思えないほどモダンでなかなかよかった、少しミュージカル調で、その歌の作詞が寺山修司。で、そのまま『ラストシーン』(中田秀夫監督、2001)を見る。

9/1  チャンネルネコで朝録画しておいた『不道徳教育講座』(西川克巳監督、1959)を見る。いやー、三島の「裸体と衣裳」なんかで面白おかしく出演話が書いてあるから期待したが、三島出演シーン、大したことなかった。持っている当時の謄写版台本と比べて見たが、やっぱり所々変更があるな。それから日本映画専門チャンネルで『くちづけ』(増村保造監督、1957)を見る。いい。やっぱりこの作品の野添ひとみは可愛い。

9/2  日本映画専門チャンネルで『巨人と玩具』(増村保造監督、1958)を見る。

9/3  日本映画専門チャンネルで『最高殊勲夫人』(増村保造監督、1959)を見る。

9/4  日本映画専門チャンネルで『美貌に罪あり』(増村保造監督、196)を見る。

9/5  日本映画専門チャンネルで『からっ風野郎』(増村保造監督、1960)を見る。

9/8  日本映画専門チャンネルで『赤い天使』(増村保造監督、1966)を見る。傑作。

9/9  日本映画専門チャンネルで『TATOO[刺青]あり』(高橋伴明監督、1982)を見てから『盲獣』(増村保造監督、1968)を見る。

9/10  日本映画専門チャンネルで『でんきくらげ』(増村保造監督、1970)を見る。昔、池袋の文芸座で、「しびれくらげ」「でんきくらげ」「セックスチェック・第二の性」の3本立てを見に行ったことを思い出した。

9/17  日本映画専門チャンネルで『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(山本迪監督、1970)を見る。

9/18  京橋の国立フィルムセンターの特集「映画監督市川崑part2」で三島由紀夫原作の『鹿鳴館』(1986)を観る。大ホールが満杯だった。

9/20  チャンネルネコで『にっぽん零年』(藤田繁矢監督構成演出、1969)を見る。

9/21  日本映画専門チャンネルで『早春物語』(沢井信一郎監督、1985)を見る。

9/23  TBSで『ピンポン』(曾利文彦監督、2002)を見る。もうちょっとシナリオどうにかならねえのか。

9/24  京橋の、東京国立近代美術館フィルムセンターの「短篇映像メディアに見る現代日本」で、生命保険史のアニメ映画『たすけあいの歴史〜生命保険のはじまり』(杉井ギサブロー監督、1973)、貯蓄増強中央委員会企画の『刈干切り唄』(上野耕三監督、1959)、そして今回これがみたかったからわざわざ出掛けた、『母たち』(松本俊夫監督、1967)を観る。鈴木達夫撮影の寺山修司の詩で湯浅譲二の音楽。やっと実物を観られた。

9/25  テレビ東京の「シネ・ラ・バンバ」で『岸和田少年愚連隊カオルちゃん最強伝説EPISODE1』(宮坂武志監督、2001)を見る。

9/28  チャンネルネコで『いちどは行きたい女風呂』(江崎実生監督、1970)を見る。怪しい「アングラ」の人たちとして土方巽が出演しているようだが、わからず。天井桟敷のポスターなんかが小道具にもなっており、タイトル通りのしょうもないアホ映画で楽しめた。

9/29  BS2で、途中からだが『暗殺の森』(ベルナルド・ベルトリッチ監督、1970)を見てしまう。

9/30  日本映画専門チャンネルで『鉄輪』(新藤兼人監督、1972)を見る。期待していなかったが、なんだこれは、ちょっと武智ワールドに近いものがある。

10/3  チャンネルネコで『怪談昇り竜』(石井輝男監督、1970)を見る。これは土方巽がこれまた怪演しているから必見、そういえば今はなき大井武蔵野館で「残酷おんな情死」と「堕靡泥の星 美少女狩り」と三本立てで観たなあ。これからジャンク処分する直前上映特集、みたいなやつで、大和屋竺脚本の「堕靡泥の星」を目当てにいったのだった。

10/4  始めの方を見逃したが途中から日本映画専門チャンネルで『全身小説家』(原一男監督、199)を見て、TBS深夜で『ローズ家の戦争』(ダニー・デビート監督、1989)なんかを見てしまい、チャンネルを回したらテレビ東京で『いますぐ抱きしめたい』(ウォン・カーウァイ監督、1988)をやっていたので見てしまう。

10/5  知人に借りたヴィデオで、大野一雄の舞踏の16ミリ映画『O氏の死者の書』(1973)を見る。

10/6  ケーブルのファミリー劇場で『パーフェクトブルー』(今敏監督、1999)を見る。中盤までは、アイドルタレントの虚像と実像のドッペルゲンガーものとしてなかなか面白く感じたが、ラストは、ねえ。

10/7  日本映画専門チャンネルで『煉獄エロイカ』(吉田喜重監督、1970)を見る。いやー久しぶり。昔、封切り時のポスターまで買ってしまったことがある。ついでにいうとその時「エロス+虐殺」のポスターも買った。

10/9  日本映画専門チャンネルで『青空娘』(増村保造監督、1957)を見てから続けて『黒いドレスの女』(崔洋一監督、1987)を見る。

10/10  日本映画専門チャンネルで『日本一の男の中の男』(古沢憲吾監督、1967)を見る。

10/11  チャンネルネコで『TAMALA2010 a punk cat in space』(t.o.L監督、2002)を見る。

10/19  チャンネルネコで『害虫』(塩田明彦監督、2002)を見る。

10/21  日本映画専門チャンネルで『野獣死すべし』(村上透監督、1980)を見る。

10/23  今日は早めに帰宅してチャンネルネコで『砂の上の植物群』(中平康監督、1964)を見る。これは見たかった吉行淳之介のSM小説原作映画、どうなるのかと思っていたが、なんとはなく処理していた。それから日本映画専門チャンネルで『ユッコの贈りもの コスモスのように』(山田典吾監督、1982)を見る。

10/24  日本映画専門チャンネルで『丹波哲郎の大霊界〜死んだらどうなる』(石田照監督、1989)、それから『丹波哲郎の大霊界3〜全世界を駆けめぐった驚くべき生まれ変わりの実録』(石原興監督、1994)を見る。今夜は丹波哲郎の大霊界オールナイト特集で、無論「大霊界2〜死んだらおどろいた!!」という珍作も録画。かなりのキッチュさでわくわくして見た。これを今まで見逃していたなんてなんて迂闊な! しかし丹波主演でみたいのは、何と言っても昔東宝で製作された「人間革命」かな。

11/2  午後、日本映画専門チャンネルで『時をかける少女』(大林宣彦監督、1983)、それからチャンネルネコで『蘇る金狼』(村川透監督、1979)を両方とも途中から見る。それからビデオで『男と女のいる舗道』(ジャン・リュック・ゴダール監督、1962)を見て、チャンネルネコで『Dolls』(北野武監督、2002)を見る。アイドルオタクの春琴抄のエピソードがあったが、帰り道あれを殺したのは誰なのか? ライバルオタクが殺したのか、深田恭子が殺したのか。で、それから深夜、日本映画専門チャンネルで『ピンクカット 太く愛して深く愛して』(森田芳光監督、1983)を見る。といってもR-15再編集版、深夜なんだから別にいいとは思うんだが、どうせにっかつロマンポルノなんだし。

11/3  日本映画専門チャンネルで『氷壁』(増村保造監督、1958)を見る。

11/4  日本映画専門チャンネルで『みんなわが子』(家城巳代治監督、1963)を見る。

11/9  チャンネルネコで『親分はイエス様』(斎藤耕一監督、2001)を見る。この映画の存在は前から知っていたが、斎藤耕一が監督しているとは! 駅貼りポスターに「ドスを聖書に持ち替えて・・・」なんて紋紋連中が十字架持っているポスターみて冗談かと思ったが、その後巣鴨駅前でこの映画のチラシが配られていたので貰ってきた覚えがある。

11/12  ファミリー劇場で『セーラー服と機関銃』(相米慎二監督、1981)を見る。

11/20  日本映画専門チャンネルで『A2』(森達也監督、2001)をみる。

11/23  先日ヴィデオに録画しておいた『性生活の知恵』(水野洽監督、1961)をみる。謝国権原作(というかベストセラーの)「性生活の知恵」をもとにした3組の夫婦のパターン。大映で続いて製作された続編は謝国権が自ら監督しているらしいが、そちらもみてみたいものだ。

12/3  BS2で途中からだが『淑女と髯』(小津安二郎監督、1931)をみる。

12/6  今朝ヴィデオ録画しておいた『有楽町で逢いましょう』(島耕二監督、1958)をみる。これ、夏にザムザ阿佐ヶ谷でやっていたのを見逃して、ずっとみたかったもの。ちょっと前まであのそごうの壁はあったのに。

12/7  日本映画専門チャンネルで久々に『台風クラブ』(相米慎二監督、1985)をみる。早くDVD買わないと。

12/9  日本映画専門チャンネルで『薔薇の葬列』(松本俊夫監督、1968)を久々にみる。

12/10  日本映画専門チャンネルで『エロス+虐殺』(吉田喜重監督、1969)をみる。これもかなり久しぶり。

12/15  今日は、先々週にある映画がDVD化されているのを知り、ネットで注文したが品切れといわれ、しかしおいている店を知っているという知人に頼んで買ってきて貰ったDVDを受け取ってきた。帰宅後早速みる。何を隠そう、かの幻のアングラ映画である『赤字怪談いるいる』(内田健太郎監督、1969)だ! 以前公開当時のプログラムをコピーさせてもらい持ってはいたが、まさかこれをみる機会があろうとは。しかもこのDVDもかなり安っぽく、発売即売りきれとは・・・。で、その後深夜に日本映画専門チャンネルで『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』(神澤信一監督、1986)をみる。これも実は伝説の映画、ビデオ化されていないだろう。実はスターソルジャーの地区予選に出たという恥ずかしい過去がある私。

12/25  ヴィデオで『あらかじめ失われた恋人たちよ』(清水邦雄+田原総一郎監督、1971)をみる。

12/26  TBS深夜で途中から『セックスと嘘とビデオテープ』(スティーヴン・ソダーバーグ監督、1989)をみる。この映画は最初みたとき感動した。言葉でいいあらわせない微妙な、私と他者の関係を淡々と描いていて素晴らしい。

12/28  日本映画専門チャンネルで『音楽』(増村保造監督、1972)をみる。

12/30  チャンネルネコにて『さゞなみ』(長尾直樹監督、1999)をみる。しかし全編あのトーンだと長く感じてしまう。

12/31  チャンネルネコにて『羊のうた』(花堂純次監督、2001)をみる。変な吸血鬼もの。マンガ原作らしいが、「トーマの心臓」(「1999年の夏休み」)にしてもやっぱり実写映画化は難しい。

2004

1/1  日本映画専門チャンネルで『江分利満氏の優雅な生活』(岡本喜八監督、1963)をみてから、以前録画しておいた『猟人日記』(中平康監督、1964)と『不敵な男』(増村保造監督、1958)をみる。江分利満は、ラストがよくわかんない変な終わり方、あれ、一種のモダニズムなのか。「猟人日記」は、銀巴里で唄う丸山明宏が出てきたし、考えてみれば戸川昌子ってマルチタレントだな。だが「不敵な男」はちょっとダメだ。

1/3  TBS深夜で、『JSA』(パク・チャヌク監督、2000)を途中からみる。

1/4  日本映画専門チャンネルで『大いなる幻影』(黒沢清監督、1999)をみてから、『≒森山大道』(藤井謙二郎監督、2001)をみて、それから『氾濫』(増村保造監督、1959)をみる。

1/5  日本映画専門チャンネルで『氾濫』(増村保造監督、1959)をみる。

1/8  日本映画専門チャンネルで『花影』(川島雄三監督1961)をみる。この映画は好きで、前から楽しみにしていた。やっぱり大岡昇平の原作読んで臨んでよかった。細かいところがよくわかる。それから続けて『書かれた顔』(ダニエル・シュミット監督、1995)をみる。玉三郎のドキュメンタリー。それから深夜、テレビ東京の「シネ・ラ・バンバ」で『県警対組織暴力』(深作欣二監督、1975)をみる。面白い!

1/13  日本映画専門チャンネルで『無常』(実相寺昭雄監督、1970)をみる。

1/14  日本映画専門チャンネルで『プーサン』(市川崑監督、1953)をみる。それからチャンネルネコで『アタックNo.1 富士見学園の新星』『アタックNo.1 涙の回転レシーブ』(岡部英二監督、1970)を立て続けでみる。

1/15  テレビ東京「シネ・ラ・バンバ」で『資金源強奪』(深作欣二監督、1975)を見る。

1/17  BS2で『東京画』(ヴィム・ヴェンダース監督、1985)をみる。

1/19  日本映画専門チャンネルで『足にさわった女』(増村保造監督、1960)を見る。

1/23  時代劇専門チャンネルで『あんみつ姫 甘辛城の巻』(仲木繁夫監督、1954)をみる。

1/25  日本映画専門チャンネルで『私は二歳』(市川崑監督、1962)をみる。

1/28  レンタルヴィデオで借りてきた『ファニーゲーム』(ミヒャエル・ハネケ監督、1997)を見る。何をやっても映画は虚構なんだ、虚構であるから、物語の文法を破ってもいいだろう、どんなに救いがなくても残忍な映画でもいいだろうという、「書捨て」のセリフでいえば「そっちは場内禁煙になってるだろ、でもこっちは自由なんだよなあ」というみたいなもの。まあメタ映画だな。

2/3  昼、日本映画専門チャンネルで遠藤周作原作の『沈黙 SILENCE』(篠田正浩監督、1971)をみる。夜は、チャンネルネコで『「エロ事師たち」より人類学入門』(今村昌平監督、1966)をみる。

2/4  日本映画専門チャンネルで『飼育』(大島渚監督、1961)をみる。あれ、こんな話だったか、小説の方。

2/5  日本映画専門チャンネルで『人間の屑』(中嶋竹彦監督、2000年)を見る。

2/7  日本映画専門チャンネルで『私たちが好きだったこと』(松岡錠司監督、1997)を見てから、BS2で『道』(フェデェリコ・フェリーニ監督、1954)をみる。それから日本映画専門チャンネルで『キリコの風景』(明石知幸監督、1998)を見る。

2/10  チャンネルネコで『生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件』(恩地日出夫監督、1985)をみる。実は前からこの映画は始めから終わりまでじっくりみてみたかった。それから日本映画専門チャンネルで『心』(新藤兼人監督、1973)をみる。

2/13  日本映画専門チャンネルで『みんな〜やってるか?』(ビートたけし監督、1994)をみる。

2/14  チャンネルネコで『クロエ』(利重剛監督、2001)をみる。これ、ボリス・ヴィアン「日々の泡」の翻案とはしらなかった。

2/15  日本映画専門チャンネルで『歌行燈』(成瀬巳喜男監督、1943)をみる。

2/17  日本映画専門チャンネルで『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』(神代辰巳監督、1980)をみる。この映画で出てくる電柱が並んでいるロケって、寺山の実験映画「審判」で使われているところだよねえ?

2/19  チャンネルネコで、途中からだが『パコダテ人』(前田哲監督、2001)をみる。

2/20  チャンネルネコで『チキン★ハート』(清水浩監督、2002)をみる。

2/21  日本映画専門チャンネルで『サンデイドライブ』(斎藤久志監督、1998)をみる。面白い。ヒロインの女優がよい。それより、ラピュタ阿佐ヶ谷での若尾文子特集で、「永すぎた春」やっていた! しかも今日まで! 今(深夜)になって知った・・・無念。嗚呼。

2/22  日本映画専門チャンネルで『永遠の1/2』(根岸吉太郎監督、1987)をみる。

2/25  日本映画専門チャンネルで『ノーライフキング』(市川準監督、1989)をみる。

3/2  日本映画専門チャンネルで『本陣殺人事件』(高林陽一監督、1975)をみる。

3/3  日本映画専門チャンネルで『火星のカノン』(風間志織監督、2001)をみる。しかしどうだろう、「薔薇科たんぽぽ」と「メロデ」は昔みにいった記憶があるが、「ふたつくくり」は見逃した風間志織。

3/4  チャンネルネコで『テラ戦士ΨBOY』(石山昭信監督、1985)をみる。宇宙人のようなデビット・ボウイ似の悪者が不自然すぎて笑える。

3/7  AXNで『ベルベット・ゴールドマイン』(トッド・ヘインズ監督、1998)をみる。なんか最初にワイルドが出てくるし、いきなりマーラーの音楽が流れたり、まあそういう系譜なのよといいたいんだろうが、これ系なら「ファントム・オブ・パラダイス」の方が数段いいわ。

3/9  日本映画専門チャンネルで『人間』(新藤兼人監督、1962)をみる。久々。

3/12  テレビ朝日深夜「シネマエクスプレス」で、『あの胸にもういちど』(ジャック・カーディフ監督、1968)をみる。そう、マンディアルグ「オートバイ」原作の映画。引っ越しの際かなり昔にミッドナイトアートシアターで録画したテープを紛失し、みられなかったものだが、しっかり録画した。カットもなかったようだし。で、それから途中からだが、テレビ東京の『オペラ座・血の喝采』(ダリオ・アルジェント監督、1988)を見る。これで3度目か。

3/13  チャンネルネコで『翔んだカップル ラブコール★HIROKOオリジナル版』(相米慎二監督、1983)を見てから、『愛、旅立ち』(舛田利雄監督、1985)を見る。後者は、丹波が出演していると思ったら、何と「大霊界」的映画。後半のやけっぱち的脚本の展開も、モンド。

3/14  チャンネルネコで『BU・SU』(市川準監督、1987)をみる。何も期待せずにみたが、実はこれ市川準の中で一番よくはないか。

3/16  チャンネルネコで『夏服のイヴ』(西村潔監督、1984)をみる。つまらない映画。それから日本映画専門チャンネルで『キッドナップ・ブルース』(浅井慎平監督、1982)をみる。自費でやったのかねえ、これ。

3/17  BS2で『麦秋』(小津安二郎監督、1951)をみてから、深夜、『毎日が夏休み』(金子修介監督、1994)をみて、それから『アントニオ・ダス・モルテス』(グラウベル・ローシャ監督、1969)を途中までみる。

3/22  日本映画専門チャンネルで『うるさい妹たち』(増村保造監督、1961)をみてからBS2で『アルフレード・アルフレード』(ピエトロ・ジェルミ監督、1972)を見る。何度も笑った。

3/23  日本映画専門チャンネルで『草の上の仕事』(篠原哲雄監督、1993)をみる。

3/25  日本映画専門チャンネルで『教室の子供たち』(羽仁進監督、1954)をみる。

3/27  日本映画専門チャンネルで『ひまわり』(行定勲監督、2000)を見る。わかるが、ちょっと甘過ぎ。

3/29  日本映画専門チャンネルで『爛』(増村保造監督、1962)をみる。若尾チャンの演技が秀逸! 「妻告」以上に思えた。

3/30  日本映画専門チャンネルで『曼陀羅』(実相寺昭雄監督、1971)を見る。新左翼がユートピア思想のもとに原始共産制で土俗コミューンをつくるが崩壊し全滅するという話を聞いていたもんだから、かなり期待して臨んだが、観念過多というか何というか、岸田森しか印象に残らない。だいたい『「日本回帰」のドンキホーテたち』とかくだらない書名をこれみよがしにアップで出すのもやめたほうがよい気がするが、あれは脚本の石堂淑郎の趣味か?

4/2  日本映画専門チャンネルで『ラヴァーズ・キス』(及川中監督、2003)をみる。「桜の園」と同じマンガ原作だが、一定の時間軸を中心に多面的なエピソードで固めるというあの脚本は、もともと原作のものなのだろうか。

4/3  渋谷のユーロスペースにて『赤目四十八瀧心中未遂』(荒戸源次郎監督、2003)を観た。夕方から所用があったため第1回上映の12時40分のやつ。これは去年から行くつもりでいたが、ポレポレ東中野はレイトショーのみであるし、忙しかったのもありつい腰が重かった。やっと渇が癒せたわけだ。で、約2時間30分のこの映画、さして長く感じず、まあ原作が好きなのでひいき目になっているからだろうが、かなり良かった。まあ最初の方はちょっと中だるみ的に思えたところもなくはないが、やっぱり綾ちゃんが出奔したあたりから俄然よくなる。寺島しのぶは正直今まで興味なしだったが、この作品に限っては正にはまり役、ナマっぽい感じやら目玉や表情の微妙な演技はきめ細やかで、凄かった。安田道代も好演。主役の新人が、ちょっとなあというのもあるが。で、今日はユーロスペース初日とかで、上映後監督と主演男優が舞台挨拶、サイン会をやるというので、折角だからとプログラムを買って献呈サインを入れて貰った。

4/4  日本映画専門チャンネルで『女はバス停で服を着替えた』(小沼勝監督、2002)をみてから、チャンネルネコで『エロティックな関係』(若松孝二監督、1992)をみる。それは小沼監督の作品の方がよかった。小沼は最近こういう映画撮っているとは。しかしまあダンスシーンとかいかにもという感じだ。

4/5  チャンネルネコで『スイート・ムーンライト』(ダンテ・ダム監督、1999)をみる。新宿が写っていたので最初日本映画かと思った。しかしアジアの恋愛映画って何故こんなに甘いのだろう。で、夜は日本映画専門チャンネルで『絵の中の少女』(大林宣彦監督、1960)、『だんだんご』(大林宣彦・平田アキラ監督、1960)をみる。大林の8ミリ。まあお目当ては「いつか見たドラキュラ」と「コンプレックス」かな。

4/6  チャンネルネコで『復活の日』(深作欣二監督、1980)をみてしまう。

4/8  日本映画専門チャンネルで大林宣彦の16ミリ『喰べた人』(1963)と『Complexe=微熱の玻璃あるいは悲しい饒舌ワルツに乗って葬列の散歩道』(1964)をみる。前者は本編のクレジットに「演出藤野一友」とあった。そう、あの画家の藤野一友である。確かに裂いた女の腹の中から顔が出てくるところとか藤野っぽい。それから「Complexe」だが、これはかなり前に池袋のスタジオ200だかイメージフォーラムかでみにいった覚えがあるが、その時は居眠りしてほとんど覚えていなかったもの。まー塚本晋也の電柱小僧的鉄男的コマ送り元祖という感じだ。それから続けて『逆噴射家族』(石井聰亙監督、1984)をみる。久しぶり。

4/10  チャンネルネコで『愛する』(熊井啓監督、1997)をみる。遠藤周作原作の「私が・棄てた・女」の映画化だが、これ小説と同名で以前一度映画化されているほうがみたい。今度の映画だとらい予防法改正後だが、その前の映画ではどんなだったのか。

4/12  チャンネルネコで『東海道四谷怪談』(中川信夫監督、1959)をみる。御存知中川信夫の四谷怪談! 名画だ。

4/13  日本映画専門チャンネルで『EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ』(大林宣彦監督、1966)をみる。録画逃した。恥ずかしながら、実はまだこれみたことなかった。確かビデオ化されている筈。大林の中で実はピカイチではないのか。

4/20  チャンネルネコで『大虐殺』(小森白監督、1960)録画したのを見る。ウム、新東宝。震災の時の自警団および甘粕大尉による残虐非道なグログロ虐殺拷問シーンを期待したのだが、全く大したことはなく。

4/21  日本映画専門チャンネルで『溺れる人』(一尾直樹監督、2002)をみる。最近は俳優としての塚本晋也が気になる。

4/23  ムービーチャンネルで『ニュー・シネマ・パラダイス』(ジュゼッペ・トルナトーレ監督、1989)をみる。

4/28  日本映画専門チャンネルで『EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ』(大林宣彦監督、1966)をみる。今度はしっかり録画。それから続けて『2/デュオ』(諏訪敦彦監督、1997)をみる。

4/29  ケーブルのMoviePlusで『オール・アバウト・マイ・マザー』(ペドロ・アルモドヴァル監督、1998)をみる。

5/2  日本映画専門チャンネルで『Dog star』(瀬々敬久監督、2002)をみる。「雷魚」以来注目している瀬々監督の新作、脚本もやっているがどうだろう。所謂スター映画だが、ちょっと甘いか、子供の水死や放火シーンはいかにもらしいが、次に期待したい。

5/6  テレビ東京深夜「シネ・ラ・バンバ」で『湘南爆走族』(山田大樹監督、1987)を途中からみる。惜しい、途中から。脚本、和泉聖治だった。たいした山場がない。

5/7  今日は渋谷のシネ・ラ・セットでレイトショーやってる東京上映最終日の『盲獣vs一寸法師』(石井輝男監督)を見に行ったのだが、が、遅すぎたのであろうか、上映15分前でとっくに当日券無し、そんなー、唖然とするも、前売り券の人も入場を断られていた。。。渋谷くんだりまでいって、ガックリ。

5/8  録画しておいた『33 1/3 r.p.m』(木澤雅博監督、1996)をみる。林静一系というかガロ系というか、ノスタルジアだけならカラオケで終わりにしてくれという感じ。

5/15 BS2で『世にも怪奇な物語』(1967)をみる。ポオ原作3本オムニバスで、最初がロジェ・ヴァディムの「メッツェンガーシュタイン」、次がルイ・マルの「ウィリアム・ウィルソン」、でラストがフェリーニの「悪魔に首を賭けるな」。勿論フェリーニ。あの少女もよいが、何といっても最初の空港の目まぐるしいシーンがいつみても凄い。

5/16  チャンネルネコで『とむらい師たち』(三隅研次監督、1968)をみて、続けて『忘れられぬ人々』(篠崎誠監督、2000)をみる。前者は勿論野坂昭如原作。万博建設予定地が出てきた。で、後者は、老人ドラマかと思いきやラストはいきなり霊感商法の本部へ爺さんが昔取った杵柄で日本刀で殴り込み。それから続けて『回路』(黒沢清監督、2001)をみる。最初は期待させたが、後半になると世界滅亡するという展開にはちょっとねえ。これなら「降霊」の方が断然面白いわ。

5/21  日本映画専門チャンネルで『コンセント』(中原俊監督、2002)を見る。

5/25  日本映画専門チャンネルで『すっぽん女番長』(弓削太郎監督、1971)をみる。松坂慶子が家出バカ娘役で出演。それから続けて『母たち』(松本俊夫監督、1967)をみる。音楽は湯浅譲二、撮影は鈴木達夫、詩は寺山修司で朗読は岸田今日子!

5/29  テレビ朝日深夜で『ココニイルコト』(長澤雅彦監督、2001)をみる。

5/30  日本映画専門チャンネルで『不良少年』(羽仁進監督、1961)をみる。久々だ。

6/1  日本映画専門チャンネルで『ある女子高校医の記録 妊娠』(弓削太郎監督、1968)をみる。いやー、アングラ喫茶にサイケ・バー、ボディペインティング、先生の首に反対して女子高生が「要求貫徹、大衆団交!」・・・時代風俗そのままで面白い。

6/2  日本映画専門チャンネルで『害虫』(塩田明彦監督、2002)を途中からみて、それから『六月の蛇』(塚本晋也監督、2002)をみる。随分とリキが入っているのはわかる。

6/3  日本映画専門チャンネルで『虹男』(牛原虚彦監督、1949)を見る。角田喜久雄原作! そして監督は牛原虚彦。あのカラーの虹は、当時ちゃんと見えたのであろうか。

6/4  日本映画専門チャンネルで『ハウス』(大林宣彦監督、1977)をみてから続けて『文学賞殺人事件 大いなる助走』(鈴木則文監督、1989)をみる。両方とも以前みたことあるが、やっぱり「ハウス」は三大日本モンド映画の1作として輝いている。後の二つは、武智鉄二の「白日夢2」と、あとは・・・。「大いなる助走」は、かつて車谷長吉の「変」を読んで思わず思い出したことがある。

6/5  チャンネルネコで『地獄』(中川信夫監督、1960)をみる。超定番。

6/6  日本映画専門チャンネルで『幸せ蝙蝠』(金丸裕美子監督、2001)をみる。

6/8  NHKのBS2で『あんなに愛しあったのに』(エットーレ・スコラ監督、1974)をみる。久々なので今日を楽しみにしていた。10年くらい前に一度見たきりだが・・・やっぱり印象はかわっていた。

6/10  日本映画専門チャンネルで「女の小箱」より夫が見た』(増村保造監督、1965)をみる。冒頭から若尾ちゃんの入浴シーン!

6/12  日本映画専門チャンネルで『戦国自衛隊』(斎藤光正監督、1979)をみてしまう。このくそ忙しい時に。

6/13  日本映画専門チャンネルで『赤頭巾ちゃん気をつけて』(森谷司郎監督、1970)をみてしまい、夜は『アカルイミライ』(黒沢清監督、2002)を途中からみて、続けて『曖昧な未来、黒沢清』(藤井謙二郎監督、2003)という製作のドキュメンタリーをみる。

6/14  神保町の古書会館でやっているアンダーグラウンドブックカフェのイベント上映会で『盲獣VS一寸法師』(石井輝男監督、2001)をみる。始まる前に山根貞男のトークがあった。渋谷で逃して以来、やっと渇を癒せた。DVによる撮影で、音がちょっと気になるが。

6/16  NHKBS2で、『NAGISA なぎさ』(小沼勝監督、2000)を、半分くらいからみる。途中からで残念だが、にっかつロマンポルノでならした小沼監督がこういうものをやっていたとは知らなかった。なんとベルリン国際映画祭児童映画部門グランプリだそうな。

6/17  NHKBS2で『風の歌が聴きたい』(大林宣彦監督、1998)をみる。この映画、全く知らなかった。石橋蓮司が一番いい役どころ。

6/18  日本映画専門チャンネルで『千年女優』(今敏監督、2002)をみる。後半のリズム感は確かにいい感じだが、そんな絶賛されるような作品なのだろうか?

6/19  日本映画専門チャンネルで『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(黒沢清監督、1985)と立て続けに『六月の蛇』(塚本晋也監督、2002)をみてしまう。「ドレミファ娘」などは何度みたことだろう。

6/24  日本映画専門チャンネルで『黒の超特急』(増村保造監督、1964)をみてから、つい『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(黒沢清監督、1985)をみてしまう。

6/25  日本映画専門チャンネルで『アカルイミライ』(黒沢清監督、2002)をみる。

6/26  テレビ朝日深夜で『天国への百マイル』(早川喜貴監督、2000)を思わずみてしまう。

6/27  日本映画専門チャンネルで『妻はフィリピーナ』(寺田靖範監督、1994)をみてから、続けて『杏っ子』(成瀬巳喜男監督、1958)をみる。

7/2  日本映画専門チャンネルで『里見八犬伝』(深作欣二監督、1983)を途中からみて、それから『シャッフル』(石井聰亙監督、1981)をみる。

7/8  日本映画専門チャンネルで『兵隊やくざ』(増村保造監督、1965)をみる。

7/9  この忙しいときに、日本映画専門チャンネルで『化石の荒野』(長谷部安春監督、1982)をみてしまう。

7/10  チャンネルネコで『東京ナイト』(鍛冶昇監督、1968)をみる。

7/11 日本映画専門チャンネルで『マナに抱かれて』(井坂聡監督、2003)をみる。それから『グーッド グーッド ヤッピとワイズとゾーラの物語』(溝口勝美監督、1987)をみる。盲導犬のドキュメンタリー。

7/14  夕方、日本映画専門チャンネルで『頭突きと空手チョップ!! 力道山対黒人ブラジルの血戦』(1957)をみる。大映のニュース映画。それから深夜は『おさな妻』(臼坂礼二郎監督、1970)をみる。

7/16  早朝6時より、日本映画専門チャンネルで『蜂の巣の子供たち』(清水宏監督、1948)をみる。本物の戦災孤児たちと復員軍人の素人を使った映画。ラストはちょっと甘いが、子供たちがもの凄くよい感じ。で、夜は『ワールド・アパートメント・ホラー』(大友克洋監督、1991)をみる。ちょっと変な日本批判とか、どうなのよ。と思ったら脚本は今敏!

7/17  渋谷のmaria†cuoreという所で山崎達璽監督の『夢二人形』(1998)、『三面夢姿絵』(2000)、『夢現坐乱事』(1997)をみた。フィルムじゃなくてプロジェクター上映というのが難。全部夢二が出てくるやつだが、「三面夢姿絵」なんかは、もうちょっと予算をやれば12チャンくらいの文芸ドラマになりそうな感じ。主演の女優がよかった。脚本もまあまあ。「夢現坐乱事」というのが乱歩の「人間椅子」原作で、まあこれがこん中では一番短くてよかったか。無理に夢二なんか出さず乱歩一本でやればいいのに。

7/18  日本映画専門チャンネルで『夜明けの国』(時枝俊江監督、1967)をみる。文化革命時の中共ドキュメンタリー。紅衛兵は頑張ってるぞ、日帝時代はつらかったぞ、でも人民は希望にあふれてるぞ、っていうような岩波文化人の映画。何だかやけに大げさなBGMを使ったりして、そのくせ人民裁判とか処刑のシーンはなかった。

7/25  日本映画専門チャンネルで『日独裁判官物語』(片桐直樹監督、1999)をみる。

7/30  日本映画専門チャンネルでついついこの忙しい時に『AKIRA』(大友克洋監督、1988)をみる。

8/1  チャンネルネコで『ごめん』(冨樫森監督、2002)をみる。それから『お引っ越し』(相米慎二監督、1993)を半分まで見る。

8/3  日本映画専門チャンネルで『清作の妻』(増村保造監督、1965)をみてから、夜は『すれすれ』(瑞穂春海監督、1960)をみる。後者は吉行淳之介原作。あの本が映画化されているとは知らなかった!

8/7  昼、うっかりチャンネルネコの『Wの悲劇』(澤井信一郎監督、1984)なんて見流していたら用事に遅れてしまう。で、今日は前から楽しみにしていた池袋の新文芸座オールナイト、中島貞夫特集だ。お目当ては、「にっぽん'69セックス猟奇地帯」! 噂だけ聞いていてこれだけは絶対に見たかったのだ。しっかし、オールナイトも一昨年だったかの、渋谷での若尾ちゃんナイト以来だ。22時30分の開場に駆けつけ、まずは『にっぽん'69セックス猟奇地帯』(1969)をみる。ある種のドキュメント、まずはオープニングが横尾忠則なのでおおこれはと期待させたが、西村晃のナレーションで、フーテン族のシンナー遊び、それからゼロ次元のよくいえば悪趣味、まあ日本一アホなパフォーマンスを延々と流し、続いて状況劇場と唐十郎、唐の「新宿見たけりゃ今見ておきゃれ〜♪」の歌も聴けたし、カラーで当時の舞台をみられた。ボディペインティングやら若者風俗やらを紹介して、それから一転、美容整形手術のルポで、まあこれはグロシーン満載、それから乱交パーティーの隠し撮りらしいが、これはやらせでしょう。変態性欲者へのインタビューと、そんでもって腰巻お仙を沖縄に探しにきた唐十郎が、黒人兵との混血少女にインタビューというのが続き、元赤線地帯のルポ、それから68年の10・21の映像と、最後にエロ事師たちの撮影現場の隠し撮り(これもやらせくさい)。変に60年代を神話化してしまう眼を覚まさしてくれる一本、あほくさくてなかなか面白かった。で、次が、『ポルノの女王日本SEX旅行』(1973)で、これは荒木一郎がうだつのあがらない爆弾魔(なんと、「現代やくざ血桜三兄弟」とおんなじ!)で、ヤクの運び屋として来日した(スウェーデンのポルノスター)女優を間違って車に乗せてしまい、京都の自宅アパートで暴行、監禁、ヤクザと警察にバレて最後に手製爆弾を投げつけるが・・・前半の幻想シーンのモンド加減や途中の京都のアングラバーのわけのわからないパフォーマンスもさることながら、なんなんだこの脚本は! それから、次は山田風太郎原作の『くノ一忍法』(1964)。これも変なエロ忍法炸裂、ヌードの天女が空飛んできたりとか、前衛舞踊っぽい変な踊りとか。しかし大木実や木暮三千代など豪華なキャスティング。で、最後が『日本暗殺秘録』(1969)だが、これはなかなか面白かった。桜田門外の変から、大久保利通暗殺、安田財閥会長殺し、ギロチン社のテロやらを紹介して、メインは一人一殺の井上日召の血盟団事件を千葉真一主人公で描き、最後は5・15事件、2・26事件で締めくくるのだが、鶴田浩二が磯部浅一! これも結構な豪華キャストだった気がする。夜10時45分から翌朝6時までエロ・グロ・アホのぶっ通しで(「日本暗殺秘録」はそんなこともないが)、全く眠くならずに堪能した。

8/8  日本映画専門チャンネルで『ライフ・イズ・ジャーニー』(田辺誠一監督、2003)を見たが、後半寝た。で、夜は『盲導犬クイールの一生』(2003)をみる。

8/10  チャンネルネコで『大阪物語』(市川準監督、1999)をみてから、続けて『野獣死すべし』(村上透監督、1980)を見る。

8/13  日本映画専門チャンネルで『ビルマの竪琴』(市川崑監督、1985)を途中から見る。和田夏十が脚本!

8/15  日本映画専門チャンネルで『私は貝になりたい』(橋本忍監督、1959)を途中まで見てから、キッズステーションで『劇場版新世紀エヴァンゲリオンAir/まごころを、君に』(庵野秀明監督、1997)を見る。

8/16  日本映画専門チャンネルで『こむぎいろの天使〜雀と少年』(後藤俊夫監督、1978)をみる。これ、小学生の時にテレビで見て、以来断片的にシーンを覚えていて、なんというタイトルだったか前から色々と人に聞いていたが結局判らなかった作品。やっと見られた。

8/17  日本映画専門チャンネルで『宇宙人東京に現わる』(島耕二監督、1956)をみる。

8/19  日本映画専門チャンネルで『忍者武芸帳』(大島渚監督、1967)をみてから『草迷宮』(寺山修司監督、1979)をみる。

8/26  BS2で『ミッドナイト・エキスプレス』(アラン・パーカー監督、1978)をみる。

8/27  日本映画専門チャンネルで『でんきくらげ 可愛い悪魔』(臼坂礼次郎監督、1970)をみる。

8/28  チャンネルネコで『バージンブルース』(藤田敏八監督、1974)をみる。野坂が唄ってる! ジンジンジンジン血がジンジン♪

8/30  日本映画専門チャンネルで『ユンボギの日記』(大島渚監督、1965)をみてから『草迷宮』(寺山修司監督、1979)をみる。

8/31  日本映画専門チャンネルで朝やっていたのを録画した『はだしのゲン ヒロシマのたたかい』(山田典吾監督、1980)をみる。オープニング、ゲンのような小学生が全く現代の格好でアイドルポップみたいのを女の子の踊りつきで唄い踊っている、歌詞が「戦争は嫌いだ〜」とかなんとか、うわーアホだ。タイトルが終わるといきなりうってかわって原爆爆発シーンでそれからドラマがはじまるのだが、なんなんだこのオープニングは。

9/5  今日は東京都写真美術館で開催中のウィリアム・クライン「KLEIN+FILMS」映画祭に行って来た。お目当ては「ポリー・マグーお前は誰だ?」。数年前だったか、渋谷でリバイバルやった時にみにいったのだが、なんと阿呆な勘違い、ラスト日の翌日に行ってしまったのだった。で、そのうちソフトが出るだろうと思っていたのに、何故か出ない。それでみたかったわけ。で、まずは『ミスター・フリーダム』(1967)を観る。アメリカ愛国自由主義の強烈な皮肉映画だけど、臭い感じのへたな諷刺映画ではなく、衣裳やら美術やらギャグやらちょっとセンスがイカしていて面白かった。ポップンチープな映画。しっかしやけにフィルムに傷が付いていた。しかも最初大映株式会社のマーク。これは公開当時のフィルムなのか。この映画も少し前にリバイバルしたが、その時のだろうか。で、喫茶店で一服してからお待ちかね『ポギー・マグーお前は誰だ』(1966)。「ミスター・フリーダム」は観客が10人くらいだったのに、倍くらいはいただろうか。最初の方の変なアルミファッションショーのデザイナーの名前がイジドール・デュカスといっていたが、これってロートレアモンの本名でしょ。これ、ソフト出たら欲しい。夜は夜で、日本映画専門チャンネルで今更ながら『座頭市』(北野武監督、2003)をみる。

9/7  日本映画専門チャンネルで『九月の冗談クラブバンド』(長崎俊一監督、1981)をみる。

9/10  帰宅してみると、BS2で『2001年宇宙の旅』(スタンリー・キューブリック監督、1968)をやっていたが、もう終わり30分くらいの所、あのサイケチックなシーンを終わりまでみる。

9/12  日本映画専門チャンネルで『蜃気楼劇場』(杉本信昭監督、1992)を途中からみる。維新派のドキュメンタリー。ヂャンヂャンオペラ☆漂流街だっけ、高校生の時にバンバンテレビCM流れていた。

9/15  日本映画専門チャンネルで『ひみつの花園』(矢口史靖監督、1997)を途中からみる。それから、『高校生番長 深夜放送』(帯盛廸彦監督、1970)をみる。

9/19  日本映画専門チャンネルで『ぷりてぃ・ウーマン』(渡辺孝好監督、2002)をみる。それから深夜『UNLOVED』(万田邦敏監督、2001)をみる。

9/30  日本映画専門チャンネルで『セックス・チェック第二の性』(増村保造監督、1968)をみる。池袋の文芸座の増村特集で見てから何と十年ぶり!

10/2  日本映画専門チャンネルで『ドッペルゲンガー』(黒沢清監督、2002)をみる。

10/4  日本映画専門チャンネルで『くちづけ』(増村保造監督、1957)を見る。夜中は、チャンネルネコの「廿世紀シネマライブラリー」で『オモチャ箱シリーズ第3話 絵本1936年』(1934)、『協力防空戦』(1942)、『古池絵巻蛙と狐』(1949)をみる。「絵本1936年」は、ディズニーパクリキャラクター満載で、ミッキー忠助みたいのとか、しかもミッキーが悪役のアメリカ侵略者。

10/6  チャンネルネコで『CURE』(黒沢清監督、1997)をみる。それから続けて『完全なる飼育』(和田勉監督、1999)をみる。

10/7  日本映画専門チャンネルで『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』(森崎東監督、1985)をみる。

10/8  日本映画専門チャンネルで『パルコフィクション』(矢口史靖+鈴木卓爾監督、2002)をみる。

10/9  日本映画専門チャンネルで『フレンチドレッシング』(斎藤久志監督、1997)をみる。やまだないと原作。

10/13  チャンネルネコで『カリスマ』(黒沢清監督、1999)をみる。

10/14  日本映画専門チャンネルで『積木の箱』(増村保造監督、1968)をみる。こんなわかりやすい思春期。

10/15  チャンネルネコにて『MISTY』(池田敏春監督、1991)をみる。池田敏春って、こんな監督だったの・・・ガックリ。

10/25  日本映画専門チャンネルで『蛇イチゴ』(西川美和監督、2002)をみる。微妙だな。

11/4  BS2で『マルコヴィッチの穴』(スパイク・ジョーンズ監督、1999)を途中から見て、それから日本映画専門チャンネルで『高校生番長 ズベ公正統派』(田中重雄監督、1970)をみる。

11/13  日本映画専門チャンネルで『昭和歌謡大全集』(篠原哲雄監督、2002)をみる。

11/25  日本映画専門チャンネルで『濡れた二人』(増村保造監督、1968)をみる。

11/26  BS2で『鏡の女たち』(吉田喜重監督、2002)を途中からみる。これ、つい去年だったか一昨年かに写真美術館でみてきたやつ。もうテレビ放映か。

11/27  BS2で『涙よ、獅子のたて髪に』(篠田正浩監督、1962)をみる。脚本には寺山修司参加。主人公が海辺で突然叫ぶ、「どっかへ走っていく75セント分の切符をくだせい・・・」とか如何にも当時の寺山だ。ラングストン・ヒューズだよな。

12/1  BS2で『血は渇いてる』(吉田喜重監督、1960)をみる。

12/6  BS2で『魂のジュリエッタ』(フェデリコ・フェリーニ監督、1964)をみる。面白い。

12/9  BS2で『私のグランパ』(東陽一監督、2003)を途中から見る。

12/10  日本映画専門チャンネルで『Beautiful Sunday』(中島哲也監督、1998)をみる。

12/19  チャンネルネコで『tokyo.sora』(石川寛監督、2001)を見る。前にも途中からみたが、これ、金出して見に行ってたら切れるな。

12/25   チャンネルネコで『スパルタ教育 くたばれ親父』(桝田利雄監督、1970)をみる。石原慎太郎原作。これは前からみたかった、無茶な映画。特に後半の暴走族は何故あんなにむごいのか唐突すぎで。

2005

1/1  チャンネルネコで『大怪獣東京に現わる』(宮坂武志監督、1998)をみる。

1/2  日本映画専門チャンネルで『修羅雪姫』(藤田敏八監督、1973)と『修羅雪姫 怨み恋歌』(藤田敏八監督、1974)をみる。

2/3  日本映画専門チャンネルで『彼のオートバイ彼女の島』(大林宣彦監督、1986)をみる。

2/10  BS2で『ポセイドン・アドベンチャー』(ロナルド・ニーム監督、1972)のラストの方をみる。15年ぶりくらい。

2/15  ビデオで『恋の羊が海いっぱい』(黒木和雄演出、1961)、『母たち』(松本俊夫監督、1967)、『草迷宮』(寺山修司監督、1978)を見てしまう。

2/16  BS2で『ぼくの叔父さん』(ジャック・タチ監督、1958)を途中までみる。

2/17  日本映画専門チャンネルで『サンダカン八番娼館 望郷』(熊井啓監督、1974)をみる。からゆきさん、の話。

2/20  チャンネルネコで、『独立少年合唱団』(緒方明監督、2000)をみた。

3/11  日本映画専門チャンネルで『ガメラ3邪神〈イリス〉覚醒』(金子修介監督、1999)を途中から見る。

3/23  テレビ東京深夜の「シネ・ラ・バンバ」で『ゴルゴ13』(佐藤純弥監督、1973)をみる。

4/3  前より噂ばかり聞いていた『東京暗黒街竹の家』(サミュエル・フラー監督、1955)をみる。

4/10  日本映画専門チャンネルで『竜二 Forever』(細野辰興監督、2002)をみる。

4/23  チャンネルネコで、録画しながら、新東宝の『海女の戦慄』(志村敏夫監督、1957)、『亡霊怪猫屋敷』(中川信夫監督、1958)、『憲兵とバラバラ死美人』(並木鏡太郎監督、1957)をみる。

4/24  日本映画専門チャンネルで『卒業』(長澤雅彦監督、2002)をみる。

4/29  吉祥寺のバウスシアターのオールナイト企画「フォービデン・ムービー・ナイト」に行く。オールは久々。客席も7分くらいは埋まっていた。ここで、『ファスター・プッシーキャット キル!キル!』(ラス・メイヤー監督1965)、「フォービデン・ゾーン」監督インタビュービデオ、『フォービデン・ゾーン』(リチャード・エルフマン監督、1980)、『小人の饗宴』(ヴェルナー・ヘルツォーク監督、1970)、『ピンク・フラミンゴ』(ジョン・ウォーターズ監督、1972)の特別編(1997)をみる。「フォービデン・ゾーン」なんかモノクロなのが惜しい映画、かなり楽しめた。ヘルツォークのは、淡々と施設の中で反乱を起こし破壊を繰り返す彼ら/彼女らが不気味で恐くなってくる。ピン・フラはもうお馴染みだが、これは97年の特別編で、柳下毅一郎監修、最後に監督インタビューがついて、未公開シーンとかもついているやつでした。

5/4  昼過ぎ、チャンネルネコで『娘の冒険』(島耕二監督、1958)を録画しながら見て、深夜、日本映画専門チャンネルでオムニバス『刑事まつり』(2003)で、『霊刑事』(黒沢清監督)をみて、引き続き『帰ってきた刑事まつり』(2003)で『子連れ刑事 大五郎あばれ火祭り』(安里麻里監督)、『絶好調刑事』(鈴木浩介監督)、『キューティ刑事』(松梨智子監督)、『発情女刑事』(吉行由実監督)、『姦★刑事』(瀬々敬久監督)をみる。しかし期待していた『アトピー刑事』は放送不可とのことでやらず。

5/5  テレビ東京深夜の「シネ・ラ・バンバ」で『ゴルゴ13 九竜の首』(野田幸男監督、1977)をみる。

5/7  日本映画専門チャンネルでやってた「悪魔の刑事まつり」(2004)で『ほんとにいた!呪いのビデオ刑事』(松江哲明監督)をみる。

5/12  チャンネルネコで『関東無宿』(鈴木清順監督、1963)を見る。そしてテレビ東京深夜の「シネ・ラ・バンバ」で『緋牡丹博徒 お竜参上』(日下部五朗監督、1970)をみる。

5/16  BS2で『世にも怪奇な物語』(1968)を見る。

5/18  チャンネルネコで『東京流れ者』(鈴木清順監督、1966)をみる。

6/9  日本映画専門チャンネルで『新兵隊やくざ 火線』(増村保造監督、1972)をみる。 

6/11  日本映画専門チャンネルで『くりいむレモン』(山下敦弘監督、2004)をみる。

6/20  日本映画専門チャンネルで『大学の山賊たち』(岡本喜八監督、1960)を見る。

6/22  日本映画専門チャンネルで『花とアリス』(岩井俊二監督、2004)をみる。

6/24  終電逃したあとの漫画喫茶で、DVD『下妻物語』(中島哲也監督、2004)を見る。

6/28  BS2で『伽耶子のために』(小栗康平監督、1984)を見る。

6/29  BS2で『死の棘』(小栗康平監督、1990)をみる。

6/30  BS2で『眠る男』(小栗康平監督、1996)をみる。その後、テレビ東京の「シネ・ラ・バンバ」で『女優霊』(中田秀夫監督、1996)をみてしまう。

7/1  日本映画専門チャンネルで『イノセンス』(押井守監督、2004)をみる。それからチャンネルネコで『バカのハコ船』(山下敦弘監督、2002)をみる。

7/4  BS2で『ピアニストを撃て』(フランソワ・トリュウフォー監督、1960)をみる。

7/15  テレビ東京の「シネ・ラ・バンバ」で『顔役』(石井輝男監督、1965)をみる。

7/17  日本映画専門チャンネルで『子猫物語』(畑正憲監督、1986)をみる。監督協力は市川崑。

7/27  BS2で『火星のわが家』(大嶋拓監督、1999)をみる。

7/28  テレビ東京深夜の「シネ・ラ・バンバ」で『昭和残侠伝 死んで貰います』(マキノ雅弘監督、1970)をみる。

8/3  松竹の試写室にて『みやび 三島由紀夫』(田中千世子監督、2005)をみる。

8/4  CSのMovie Plusにて『ウッドストック 愛と平和と音楽の三日間』(マイケル・ウォドレー監督、1970)を途中までみる。1969ウッドストックのドキュメント。

8/5  日本映画専門チャンネルで『あゝ海軍』(村山三男監督、1969)を途中からみる。

8/8  日本映画専門チャンネルで『南の島に雪が降る』(久松静児監督、1961)をみる。

8/10  日本映画専門チャンネルで『日の果て』(山本薩夫監督、1954年)をみる。

8/11  テレビ東京のシネ・ラ・バンバで『日本侠客伝』(マキノ雅弘監督、1964)をみる。

8/12  京橋のフィルムセンターの特集「発掘された映画たち2005」にて、『第二の母』(田口哲・春原政久監督、1936)と『怪猫謎の三味線』(牛原虚彦監督、1938)をみる。前者は日活多摩川製作。後者の牛原監督作品目当てに赴いた、鈴木澄子主演怪猫映画で、「恩讐謎の怪猫」のタイトルで再上映されたという。

8/17  日本映画専門チャンネルで『ビルマの竪琴』(市川崑監督、1985)をつい見てしまう。去年の今頃もみたな。

8/18  京橋のフィルムセンターの特集「発掘された映画たち2005」にて、『銀輪』(1955)と『心の故郷』(尹龍奎監督、1949)をみる。勿論、お目当ては松本俊夫監督、武満徹音楽、円谷英二特撮のPR映画『銀輪』。上映後、松本監督によるトークあり。自転車の絵本をみていた少年が幻想をみて、ハッと気づくと夢だった、というもので、ラストに何故か富士山の風景というものだったのだが、そもそも最初松本監督は幻想シーンのみで納品したのだが、スポンサーから難解と難色示され、矢部正男監督が名目上の監督して現場に来てくれ、結局少年のシーンを入れて夢落ちをつけてスポンサーを納得させたとのこと。その後海外版ということで富士山のシーンとか入れられたようだが今回観て初めて知ったという。おそらくその部分を樋口源一郎が監督。で、3名の監督名義作品。いままでフィルム行方不明で、今回50年ぶりの上映、松本監督もこのバージョンは初見とのことだが、松本俊夫第1回監督作か。でも、やっぱり幻想シーンはなかなか面白かった。

8/20  池袋の新文芸座にてオールナイトのシュワンクマイエル特集で、『悦楽共犯者』(1996)、短篇集A、短篇集B、『オテサネク』(2000)をみる。

8/24  チャンネルネコで『大悪党作戦』(石井輝男監督、1966)をみてから、ビデオで『最高殊勲夫人』(増村保造監督、1959)をみる。

8/27  チャンネルネコの鈴木清順監督日活時代全作品放映で『素ッ裸の年令』(1959)、『けものの眠り』(1960)、『密航0ライン』(1960)、『すべてが狂ってる』(1960)をみる。

8/29  チャンネルネコで『六人姉妹』(堀内甲監督、1949)をみる。

8/31  チャンネルネコで『明治天皇と日露大戦争』(渡辺邦男監督、1957)をみてから、ビデオで『裁かれるるジャンヌ』(カール・ドライヤー監督、1927)をみる。

9/4  深夜、日本映画専門チャンネルで『野獣死すべし』(村川透監督、1980)をみる。

9/5  昼、日本映画専門チャンネルで『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』(熊井啓監督、1981)を途中までみる。

9/13  日本映画専門チャンネルで『雁』(豊田四郎監督、1953)を途中から見る。それから有楽町の朝日ホールでやっている「ドイツ時代のラングとムルナウ」で『ハラキリ』(フリッツ・ラング監督、1919)を見る。「蝶々夫人」原作の、なんともフリクショナルな映画。生演奏付きだった。

9/14  日本映画専門チャンネルで『アイノカラダ』(村上なほ監督、2003)をみる。

9/15 有楽町の朝日ホールでやっている「ドイツ時代のラングとムルナウ」で『ファントム』(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ監督、1922)をみる。生演奏無し。 

9/20  昼間、CSのファミリー劇場で『積木くずし』(斎藤光正監督、1983)を途中まで見て、それから夜、ラピュタ阿佐ヶ谷で『玉割り人ゆき』(牧口雄二監督、1975)をみる。

9/21  日本映画専門チャンネルで『ねらわれた学園』(大林宣彦監督、1981)をみる。

9/24  CSのMovie+で『相続人』(フィリップ・ラブロ監督、1973)を途中からみる。ベルモンド主演の。

9/26  朝方、日本映画専門チャンネルで『裸の十九歳』(新藤兼人監督、1970)を途中からみる。

9/28  BS2で『妻として女として』(成瀬巳喜男監督、1961)をみる。

9/29  テレビ東京深夜「シネ・ラ・バンバ」で『KT』(阪本順治監督、2002)をみる。

10/1  チャンネルネコで『高島忠夫の野球狂時代』(小森白監督、1956)を途中から見る。しかしこれ、ラストのシーンで、タイトル「女大学野球狂時代」って出ていたが・・・・・

10/4  日本映画専門チャンネルで『≒会田誠 無気力大陸』(玉利祐助監督、2003)をみる。

10/10  日本映画専門チャンネルで『初夜の海』(中原俊監督、1984)をみる。

10/13   テレビ東京深夜「シネ・ラ・バンバ」で『白い巨塔』(山本薩夫監督、1966)をみる。

10/15   チャンネルネコで『とらばいゆ』(大谷健太郎監督、2001)をみる。

10/31  日本映画専門チャンネルで『コンセント』(中原俊監督、2002)を見る。

11/6  池袋の文芸座でやっている石井輝男監督特集にて、『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』(1969)と『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』(1969)をみた。両方とも土方巽出演作。といっても前者なんかはオープニングのタイトルバックのみだが。「元禄女系図」もDVD化してもらいたいものだ。しかしなんといっても小池朝雄の怪演が目立つ。キチガイサディスト殿と小平義雄。

12/11  DVDで『愛の唄』(ジャン・ジュネ監督、1950)をみる。

12/23  DVDで『獣人雪男』(本多猪四郎監督、1955)を見てから、日本映画専門チャンネルでやったのを録画しておいた『女は抵抗する』(弓削太郎監督、1960)をみる。

12/31  日本映画専門チャンネルにて『夜叉』(降旗康男監督、1985)をみる。

2006

1/1 HDDに録画しておいた『黒い十人の女』(市川崑監督、1961)を見る。

1/5 HDDに録画しておいた『呪怨』(清水崇監督、2002)をみる。

1/12  DVDで『午後の曳航』(ルイス・ジョン・カルリーノ監督、1976)を見る。

1/24  HDDに録画しておいた、『カルメン故郷に帰る』(木下恵介監督、1952)と『妻の日の愛のかたみに』(富本壮吉監督、1965)を見る。

1/27  HDDに録画しておいた、『君よ憤怒の河を渉れ』(佐藤純弥監督、1976)をみる。

1/29  チャンネルネコで『AIKI』(天願大介監督、2002)をみる。

2/2  御茶ノ水のアテネフランセ文化センターの特集「現代フランス映画への視線」にて、『肉体の学校』(ブノワ・ジャコ監督、1998)をみる。三島由紀夫原作。日本語字幕付き上映は、管見によれば今回が初じゃないだろうか。

2/19  HDDに録画しておいた『女経』(増村保造、市川崑、吉村公三郎監督、1960)をみる。

2/20  HDDに録画してある『EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ』(大林宣彦監督、1966)と『喰べた人』(藤野一友演出、1963)をみる。

2/22  日本映画専門チャンネルで『逆噴射家族』(石井聰亙監督、1984)を見る。その後、途中から『時計adeu l'hiver』(倉本聡監督、1986)をみる。

2/23  シネマライズ渋谷にて『拘束のドローイング』(マシュー・バーニー監督、2005)を見る。

3/12  HDDに録画しておいた『赤線地帯』(溝口健二監督、1956)をみる。

3/18  新橋の某会場にて、『憂国』DVD化記念試写会に行き、『憂国』(三島由紀夫監督、1965)を観た。デジタルリマスターニュープリント版。さすがにニュープリントはキレイで、やはり大画面の劇場でみるものである。

4/1  DVDで『蜘蛛の瞳』(黒沢清監督、1998)をみる。

4/5  以前録画しといた『バレット・バレエ』(塚本晋也監督、1998)をみる。

4/13  借りてきたビデオで『アンナ』(ピエール・コラルニック監督、1966)を見る。映画ではなく、フランス国営放送最初のカラー番組で、ミュージカル。

4/15  キネカ大森の「三島由紀夫映画祭2006」にて『憂国』(三島由紀夫監督、1965)をみる。映倫マークが消えていた、ニュープリントだからか。

4/22  京橋のフィルムセンターの新藤兼人特集にて、『本能』(新藤兼人監督、1966)を見る。これ、なかなかやらない。そして新藤ものの中で一等見たかったもの。かなりのゲテモノと思いきや結構いい話。やっぱ『鉄輪』にはかなわないか。

4/23  キネカ大森の「三島由紀夫映画祭2006」にて『肉体の学校』(木下亮監督、1965)をみる。監督トークも聞いてきた。

4/25  DVDで『太陽』(アレクサンドル・ソクーロフ監督、2004)をみる。これはなかなかだ。

4/28  キネカ大森の「三島由紀夫映画祭2006」にて『潮騒』(森谷司郎監督、1971)をみる。面白い。オーディションで選ばれた主役だそうだが、朴訥そうで真っ黒の日焼け、そこらにいそうな感じがとてもよかった。今まで映画化されええた「潮騒」のウチ一等よいのではないか。

5/11  録画しておいた『鉄砲玉の美学』(中島貞夫監督、1973)をみる。冒頭3分間、頭脳警察「ふざけるんじゃねえよ」にかぶせて本編に関係ない飽食とゴミ溢れ日本の映像ミックス、これがよい。

6/19  ビデオで『戦艦ポチョムキン』(セルゲイ・エイゼンシュテイン監督、192)をみる

6/20  ビデオで『カリガリ博士』(ロベルト・ヴィーネ監督、1919)をみる。

6/2  ケーブルのファミリー劇場で『乱れからくり』(児玉進監督、1979)を見る。

6/2  ケーブルのファミリー劇場で『あばよダチ公』(沢田幸弘監督、1974)をみる。

6/24  ビデオで『イントレランス』(グリフィス監督、1914)をみる。

7/11  DVDにて『リズム21』(ハンス・リヒター、1921)、『理性へ帰る』(マン・レイ、1923)、『アネミック・シネマ』(マルセル・デュシャン、1926)、『バレエ・メカニック』(フェルナン・レジェ、1924)、『アンダルシアの犬』(ルイス・ブニュエル、1928)、『貝殻と僧侶』(ジュルメール・デュラック、1926)を見る。

7/12  チャンネルネコにて『感染』(監督、2004)をみる。

8/21  HDDに録画していた『八月生れの女』(田中重雄監督、1963)と続けて『お嬢さん』(弓削太郎監督、1960)をみる。

8/22  以前焼いたDVDで、『閉店時間』(井上梅次監督、1962)を久々にみる。

8/29  テアトル新宿にて『異常性愛記録ハレンチ』(石井輝男監督、1969)をみる。

9/3  DVDで『薔薇の葬列』(松本俊夫監督、1969)をみる。

9/7  シネマヴェーラ渋谷の特集「妄執、異形の人々」でやってる『怪猫トルコ風呂』(山口和彦監督、1975)を見た。現代ものなのに、拷問シーンは明治大正みたいだし、怪猫と戦うときは日本刀や薙刀だしで、舞台は戦後なのになんとも時代劇のそれたっぷりな感じ。化け猫が「ハウス」で最後に本性あらわした南田洋子みたいだった。

9/28  HDDレコーダーに録画していた『お嬢さん』(弓削太郎監督、1960)、『黒蜥蜴』(深作欣二監督、1968)をみる。

9/29  日本映画専門チャンネルにて『しとやかな獣』(川島雄三監督、1960)をみる。

9/30  日本映画専門チャンネルにて『本陣殺人事件』(高林陽一監督、1975)をみる。

10/1  ケネス・アンガーのマジック・ランタン・サイクルより『花火』『人工の水』『我が兄弟の悪魔の呪文』をみる。

10/2  BS2にて『鏡の女たち』(吉田喜重監督、2003)をみる。

10/3  ケネス・アンガーのマジック・ランタン・サイクルより『スコルピオ・ライジング』(1963)をみる。

10/4  DVDにて『舞姫』(成瀬巳喜男監督、1951)をみる。夜はBS2にて『人間の約束』(吉田喜重監督、1986)をみる。

10/5  録画しておいた『絞殺』(新藤兼人監督、1979)をみる。

10/7  松本俊夫実験映像集1(「西陣」1961,「石の詩」1963,「母たち」1967)をみる。

10/17  DVDで『喰べた人』(藤野一友演出、1963)と『戦争ごっこ』(ドナルド・リチー監督、1962)をみる。

10/24  DVDで『EMOTION=伝説の午後=いつか見たドラキュラ』(大林宣彦監督、1967)と『血と薔薇』(ロジェ・ヴァディム監督、1961)をみる。

11/3  シアター・イメージフォーラムにて開催中の「美の改革者・武智鉄二全集」にて、『日本の夜 女・女・女物語』(武智鉄二監督[共同監督・小林悟]、1963)を観る。で、上映開始の20分前くらいについたのだが、チケットを買ってみると整理券番号は39。ウウム結構来ているなあと思った。一般1600円だが、3回券は3000円。3回券を購入。いつものように、一等後の席の中央に座を占め。よしこーい、といわんばかりの体勢で見始めた。 800円也のパンフを買ってみたのだが、それによると、これが実は武智の初監督作品らしい。で、内容だが・・・・昭和30年代版「にっぽん'69セックス猟奇地帯」といった感じ。正しくそうだ。ドキュメンタリーになっていて、まずはヌード能をみせた後に、上野のボーナスというキャバレーでの女給ビールのみ大会とかお色気レスリング大会など、キャバレーの余興を見せる。これがまたもの凄い厚化粧のオバハンばっかり。昔のキャバレーってこんなものだったのか。しっかりご本人(らしき人物)も両手に花でいやらしく腰を触って酒を飲んでいるところが写っていた。そしてしょーもない親爺ギャグを連発するナレーション。 その後は、上野の女剣劇?と女形、「これでも男なのです」と、ゲイとして紹介していた。それから、どこかの地方のお湯かけ祭り。温泉のお湯かけ。熱海のホテルの屋上で、芸者達によるタムレ大会の様子。それから、下着姿のあるいはシミーズ姿の女性を縛って、鞭でも・・・と思いきや、写真撮影大会。アブ。あと、これもどこかのキャバレーのショウで、ヨガショウ。インドっぽいメイクしたオバハンたちが、あられもない全身タイツでヨガするだけ。その他、外人観光客用の花魁ショウ。しゃなりしゃなりと出てきて、客にキセル渡して一服、でおしまい。続いてグロ。まずは美容整形の豊胸手術。それから帝王切開手術の完全撮影。メスでお腹割いて赤子取り出し。 それから、隠し撮りによる激写と称して、上野駅に地方から来た家で娘が狼たちにさらわれるところ。隠し撮りだのに、「オイ、腹減ってるんだろ、俺たちとつきあえよ」とか、明確に聞こえてる。ギリギリのところで補導員に見つかり狼たちは退散、駅の事務所で事情聞かれたり。それから、池袋のズベ公の実態。池袋とはいってなかったが、◎◎銀行池袋支店という看板が見えた。で、学生のカップルに「ガン飛ばしてんじゃねえよ」といちゃもんつけて裏に連れて行き、カツアゲ。というか、隠し撮りなのに何故そんなにハッキリ台詞が聞こえるのか・・・マイクつけてないとここまでハッキリくっきり聞こえないだろう。 それから恐山のイタコと、出家する女の剃髪。 ・・・これって、中島貞夫監督作品「にっぽん'69セックス猟奇地帯」とほぼ同じなんですよ、いや、中身は違いますよ、けれど、まずはドキュメンタリー形式であること、グロとして手術シーンそのまんま写しっぱを入れていること、アブとしてゲイとか縛り系を紹介すること、隠し撮り激写と称してどうみてもやらせシーンを入れていること、中島だとゼロ次元のパフォーマンスだったが、武智では自分のヌード能という、毛色の変わった当時のパフォーマンスを入れていること。ただ、時代がちょっと違うということだけですよ。次に『白日夢』(武智鉄二監督、1964)を観る。これはもう何年も前からみたくて仕方がなかった作品。冒頭、映画「白日夢」に寄せて、だったか、そういうタイトルの谷崎の文章が出る。おそらく、これ、全集未収録。だから何だという感じだが。こういうのは活字化とはいわないか。 そういえば、深夜のデパートの中、楽器売り場のピアノで、主演女優がいきなり弾き語りするシーンがあるが、このわけのわからない歌詞の唄のソノシートを、ワタクシ、以前古書店でみつけて購入したことがある。稚拙というわけではないのだが、その間延びした妙なシーンが続いたりするところが、逆に、自分が見ている夢のような空間を醸し出していて、ちょっと眠かった。

11/23  渋谷アップリンク・ファクトリーにて、「日本のゲイ・エロティック・アート2」刊行記念イベントで『巨根伝説 美しき謎』(中村幻児監督、1983)、『愛の処刑』(野上正義監督、1983)を観た。今まで名前ばかりで一度はみてみたいと思っていたフィルム。前者は、三島由紀夫と楯の会をパロって三谷麻紀夫と憂士の会の、決起にいたる、そして決起前夜のあれこれ。なかなか面白かった。三島役は大杉漣。森田は、森脇という名前であった。で、次の「愛の処刑」もこれまた昨年三島作と認定された作品の映画化作品である。伊藤文学氏が製作したこの映画、封切り当時はビデオが発売されたようなのだが、幻である。で、内容だが、いわゆるゲイポルノというよりは、切腹マニア映画といってよいかもしれない。でもこれなどは、榊山保=三島と判明認定されてしまった現在では、却ってソフト化は難しいだろうなあ。会場でMCの人が、三島の名前出してくれるなと事務所(製作?権利?)からいわれ難儀したというようなことをいっていた。

12/28  HDDに録画しておいた『有楽町で逢いましょう』(島耕二監督、1958)をみる。

2007

1/1  以前録画しておいた『決闘高田馬場』(マキノ正博監督、1937)と『幕末太陽伝』(川島雄三監督、1957)をみる。

1/2  チャンネルネコで『真夜中の弥次さん喜多さん』(宮藤官九郎監督、2005)をみる。

1/4  日本映画専門チャンネルで『静かな生活』(伊丹十三監督、1995)をみる。

1/5  日本映画専門チャンネルで『大病人』(伊丹十三監督、1993)をみる。

1/12  日本映画専門チャンネルで『赤目四十八瀧心中未遂』(荒戸源次郎監督、2003)をみる。

1/18  BS2で『万事快調』(ジャン・リュック・ゴダール監督、1972)を途中から見る。

1/22  日本映画専門チャンネルで『星空のマリオネット』(橋浦方人監督、1978)をみる。脚本は大和屋だ。

1/24  恵比寿の東京都写真美術館にてやっている「球体写真二元論・細江英公の世界」展にて『へそと原爆』(細江英公監督、1962)をみる。ソフト化しないだろうか。繰り返し3回見た。

1/28  以前録画しておいた『男嫌い』(木下亮監督、1964)をみる。面白かった。

2/6  チャンネルネコの勅使河原宏特集にて『北斎』(1953)、『東京1958』(1958)、『白い朝』(1965)をみる。

2/12  柏市民会館にて『ダヴィンチ・コード』(ロン・ハワード監督、2006)をみる。

2/17  日本映画専門チャンネルで録画した『野獣死すべし』(村川透監督、1980)をみる。

2/19  日本映画専門チャンネルで録画した『蘇える金狼』(村上透監督、1979)と『戦国自衛隊』(斎藤光正監督、1979)をみる。

3/8  チャンネルネコで録画しておいた『燃えつきた地図』(勅使河原宏監督、1968)をみる。

3/22  日本映画専門チャンネルにて『子育てごっこ』(今井正監督、1979)をみる。この映画、中学生の頃だったか、当時東京12チャンネルで土曜深夜にやっていた土曜名画劇場でみたことがあった。が、その後何というタイトルかもわからず、わがトラウマな映画であった。映画マニアに、こうこうこういうシーンがあると説明しても誰も知らず。15年以上心にひっかかりながらも全く不明な映画だったのだが、今回の放映のお陰でそれが氷解した。

3/31  以前録画しておいた『の・ようなもの』(森田芳光監督、1981)を見る。

4/3  日本映画専門チャンネルで『日本橋』(市川崑監督、1956)をみる。

4/20  日本映画専門チャンネルで『スローなブギにしてくれ』(藤田敏也監督、1981)を見る。

6/5 ビデオで『愛の処刑』(野上正義監督、1983)をみる。榊山保原作。

6/1 HDDに録画してある『バレエ・メカニック』(フェルナン・レジェ監督、1924)『幕間』(ルネ・クレール監督、1924)『恋の羊が海いっぱい』(黒木和雄演出、1961)をみた。

6/4 日本映画専門チャンネルで『任侠外伝玄界灘』(唐十郎監督、1973)をみた。

6/7 チャンネルネコで録画しておいた『ソナチネ』(北野武監督、1993)をみる。

7/2  日本映画専門チャンネルでやっていたのを録画した『東京上空いらっしゃいませ』(相米慎二監督、1990)をみる。 

7/6 日本映画専門チャンネルでやったのを録画した『野良猫ロック セックスハンター』(長谷部安春監督、1970)をみる。

7/7 録画しておいた『野良猫ロック 暴走集団'71』(藤田敏八監督、1970)をみる。

7/8 DVDにて『永すぎた春』(田中重雄監督、1957)をみる。

7/16  チャンネルネコでやったのをHDDに録画して見る。『野良猫ロック ワイルドジャンボ』(藤田敏八監督、1970)、『野良猫ロック マシン・アニマル』(長谷部安春監督、1970)。

7/17  HDDに録画しておいた『野良猫ロック セックスハンター』(長谷部安春監督、1970)と『運命じゃない人』(内田けんじ監督、2004)をみた。7/19  HDDに録画しておいた『黒い潮』(山村聰監督、1954)と、『他人の顔』(勅使河原宏監督、1964)をみる。

7/25  恵比寿ガーデンシネマにて『インランド・エンパイア』(デヴィッド・リンチ監督、2006)をみる。

8/4  池袋の新文芸座にて石井輝雄三回忌追悼特集オールナイトとして『徳川いれずみ師 責め地獄』(1969)、 『徳川女系図』(1968)、『徳川女刑罰史』(1968)、『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』(1969) をみる。朝まで楽しかった。

8/9  HDDに録画しておいた『妹』(藤田敏八監督、1974)をみる。

8/15  日本映画専門チャンネルで『野火』(市川崑監督、1957)、『ビルマの竪琴』(市川崑監督、1985)を見てから、BS2で『南の島に雪が降る』(久松静児監督、1961)を見て、朝方、DVDで『戦場のメリークリスマス』(大島渚監督、1984)をみる。終戦記念日ということで。

8/17  DVDにて『愛の嵐』(リリアーナ・カヴァーニ監督、1973)をみてしまう。

8/23  シネマライズ渋谷にて『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(吉田大八監督、2007)をみる。帰宅後、予約録画しておいた『輪廻』(清水崇監督、2005)をみる。

8/26   HDDに録画しておいた『ロフト』(黒沢清監督、2006)と『プルシアンブルーの肖像』(監督、1986)をみる。

9/9  チャンネルネコにて『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』(山川直人監督、1987)をみる。久々。

9/10 チャンネルネコにて『刺青si-sei』(佐藤寿保監督、2005)をみた。ガックリな作品。

9/13 日本映画専門チャンネルにて『TATOO[刺青]あり』(高橋伴明監督、1983)をみる。

9/14 少し前に米国へ注文していたDVD『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(石井輝雄監督、1969)が届いたので早速みる。とうとうこの映画も正規で発売。米国ものだが、ターゲットとしては日本人だろう、リージョンもオールだし。何だか本末転倒な気もするがとっもあれよかった。綺麗な画質でこうしてみられる。その後、このDVDには隠しコマンドがあり、「黒線地帯」やら「徳川いれずみ師」、「盲獣」「双生児」の予告編が入っているというのでそれも見た。

9/17 ムービープラスにて『KILL BILL』(クエンティン・タランティーノ監督、2003)をみる。日系女組長を、組長総会で罵倒する時の言葉が丸々カットされていた。禁止用語だろうがこれって重要なセリフじゃないのかなあ。

9/22 渋谷のシネマヴェーラの特集妄執、異形の人々2にて、『スパルタの海』(西川克巳監督、1983)、『花嫁吸血魔』(並木鏡太郎監督、1960)をみる。前者は戸塚ヨットスクールモデルの映画で、撮影途中に、傷害致死有罪判決が出たためにお蔵入りだったものという。会場でDVD売っていたが購入しようか迷う。

9/24 ムービープラスにて『KILL BILLvol.2』(クエンティン・タランティーノ監督、2003)をみる。

10/5  チャンネルネコにて『大穴』(内川清一郎監督、1960)をみる。原作は団鬼六の黒岩松次郎名義時代の小説。

10/7 シネマヴェーラ渋谷の特集にて『砂の香り』(岩内克己監督、1968)、『戦後猟奇犯罪史』(牧口雄二監督、1976)をみる。後者は石井輝男の『明治大正昭和 猟奇女犯罪史』と比べてみようと思っていたのだが、まるっきりウィークエンダー風で、おそらくこういう系統は以後銀幕からお茶の間ワイドショウにいってしまうのであろうと思った。

10/26 ファミリー劇場でやっていた『濡れた赫い糸』(望月六郎監督、2005)をみた。

11/5 日本映画専門チャンネルで『午後の遺言状』(新藤兼人監督、1999)をみる。

11/14 日本映画専門チャンネルにて『三文役者』(新藤兼人監督、2000)をみる。

11/25 DVDで『ふくろう』(新藤兼人監督、2003をみる。

12/8 DVDにて『西銀座駅前』(今村昌平監督、1958)をみる。

12/31 録画しながら『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』(稲垣浩監督、1962)をみる。その後深夜に、以前HDDに録画しておいた『ユリイカ』(青山真治監督、2001)をみる。休みの時じゃないとなかなか見られない。

1/24 池袋の文芸座にて『唇からナイフ』(ジョセフ・ロージー監督、1966)を観る。

1/26 CSのムービープラスにて『続猿の惑星』(テッド・ポスト監督、1970)を見る。

1/27 CSのムービープラスにて『新・猿の惑星』(ドン・テイラー監督、1971)を見る。

1/31 CSのムービープラスにて『最後の猿の惑星』(J・リー・トンプソン監督、1973)をみる。

2/1 ポレポレ東中野にて『おそいひと』(柴田剛監督、2004)を観る。その後帰宅し、予約録画しておいた『トッポ・ジージョのボタン戦争』(市川崑監督、1962)を見る。

2/2 時代劇専門チャンネルで『眠狂四郎殺法帖』(田中徳三監督、1963)を見る。

2/4 深夜録画しておいた『力道山』(ソン・ヘソン監督、2004)を見た。期待したが無論、東声会の幹部だったことなどについては触れられていない。

2/9 深夜録画しておいた『眠狂四郎女妖剣』(池広一夫監督、1966)をみる。

2/12 ラピュタ阿佐ヶ谷の特集「喜八魂」にて『幽霊列車』(岡本喜八監督、1978)をみる。土曜ワイド劇場用のTVドラマ。帰宅後、DVDにて『複雑な彼』(島耕二監督、1966)をみる。

2/17 以前HDDに録画しておいた『ユメ十夜』(2006)を見る。十人の監督による十話オムニバス。豊島圭介のが夢っぽさが出ていた。

2/27 時代劇専門チャンネルにて『眠狂四郎人肌蜘蛛』(安田公義監督、1968)をみる。

3/6 HDDに予約録画しておいた『月曜日のユカ』(中平康監督、1964)を少し見る。

3/9 レンタル屋で借りてきたDVD『ピアニスト』(ミヒャイル・ハネケ監督、2001)をみる。

3/15 DVDにて『浮草』(小津安二郎監督、1957)を見てから、先日の『月曜日のユカ』(中平康監督、1964)をキチンと全部みた。

3/20 シネマヴェーラ渋谷にて開催中の若松孝二大レトロスペクティブにて『秘花』(1971)と『日本暴行暗黒史 怨獣』(1970)をみた。前者は見たいと思っていたもので漸く見ることが出来た。後者は、タイトルスーパーには「日本暴行暗黒史」としか出ていなかった。六甲映画作品。

3/31 以前HDDに録画しておいた『風の歌を聴け』(大森一樹監督、1981)をみた。

4/28 HDDに録画しておいた『天使の恍惚』(若松孝二監督、1971)を久々に見た。

5/1 チャンネルネコで『ココニイルコト』(長沢雅彦監督、2001)をみた。

5/3 CSで久々に『セックスと嘘とビデオテープ』(スティーブン・ソダーバーグ監督、1989)をみた。

5/29 BS2にて『激動の昭和史 沖縄決戦』(岡本喜八監督、1971)をみた。

6/5 日本映画専門チャンネルで『フリージア』(熊切和嘉監督、2007)を見る。

6/6 チャンネルネコで『隣人13号』(井上靖雄監督、2004)を見る。途中まで面白く見たが、最後ダアとなった。

6/12 録画しておいた『「女の小箱」より 夫が見た』(増村保造監督、1964)を久々に見た。

6/22 京橋のフィルムセンターで、衣笠貞之助監督の『月形半平太』(1925、パテベビー短縮版)と、『狂つた一頁』(1926)をみた。後者、やはり綺麗な画質で劇場でみるのはよい。

6/26 ちょっと必要あって『夏目漱石の三四郎』(中川信夫監督、1956)をみる。

6/30 帰宅後TVを付けたらやっていた『殺陣師段平』(瑞穂春海監督、1962)を見る。

8/7 渋谷のライズXにて『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』(ジェシカ・ユー監督、2004)を観る。ようやく。

8/10 CSにて『松ヶ根乱射事件』(山下淳弘監督、2006)をみる。

8/11 CSにて『投資令嬢』(枝川弘監督、1961)を見る。夜は『日本のいちばん長い日』(岡本喜八監督、1967)をみる。

8/14 シネマヴェーラ渋谷でやっている内田吐夢生誕百十周年映画祭へ行き、『恋や恋なすや恋』(1962)と『妖刀物語 吉原百人斬り』(1960)を観る。帰宅後、CSにて『東京おにぎり娘』(田中重雄監督、1961)を見る。

8/23 シネマヴェーラ渋谷へ行き、『青春トルコ日記 処女すべり』(野田幸男監督、1975)と『悪魔が呼んでいる』(山本迪夫監督、1970)を見る。前者はいわく付きのもので、製作自体は1973だが、主演女優が18になった二年後に上映されたもの。後者は角田喜久雄原作。

8/25 DVDで『恋人たちの時刻』(沢井信一郎監督、1987)をみる。

9/4 CSにて『keiko』(クロード・ガニオン監督、1979)をみる。

9/6 シネマヴェーラ渋谷にて『暗号名黒猫を追え!』(井上梅次・岩清水昌宏監督、1987)と『東京ディープスロート夫人』(向井寛監督、1975)を見る。前者は、スパイ防止法キャンペーン映画で製作当時公開反対運動を受けオクラだった由、劇場公開は今回初とのこと。今なら、リアリティあるかも。

9/7 京橋のフィルムセンターへ『バルタザールどこへ行く』(ロベール・ブレッソン監督、1966)を見に行き、ドナルド・リチー氏による講演を聴く。

9/16 CS日本映画専門チャンネルにて『残照』(河崎義祐監督、1978)を見た。

9/19 シネマヴェーラ渋谷にて『丑三つの村』(田中登監督、1983)と『怪談 蛇女』(中川信夫監督、1968)を観る。

9/23 日本映画専門チャンネルにて『陸に上がった軍艦』(監督、2007)を見る。

9/26 シネマライズ渋谷にて『TOKYO!』(ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ監督、2008)を見る。よいのはHASYMOの音楽だけ。特にカラックスのは最低だった。

9/28  世田谷文学館の市川崑映画祭にて『炎上』(市川崑監督、1958)を見た。

10/18 DVDにて『新しき土』(アーノルド・ファンク、1937)を見た。

10/19 以前録画したDVDにて『東京物語』(小津安二郎、1953)を見る。

11/6 チャンネルネコにて『WINDS OF GOD』(奈良橋陽子監督、1995)と、『天軍』(ミン・ジュンギ監督、2005)を見る。

11/10 日本映画専門チャンネルにて『東京上空いらっしゃいませ』(相米慎二監督、1990)を見る。

11/11 日本映画専門チャンネルにて『ラブホテル』(相米慎二監督、1985)を見る。といってもR-15用編集版で、ファックシーンはカットされていた。

11/12 日本映画専門チャンネルにて『お引越し』(相米慎二監督、1993)を見る。

11/13 日本映画専門チャンネルにて『ションベン・ライダー』(相米慎二監督、1983)をみる。

11/14 日本映画専門チャンネルにて『雪の断章』(相米慎二監督、1985)を見る。

12/3 表参道のシアター・イメージフォーラムにて『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』(ブラザーズ・クエイ監督、2005)を観る。これが、「モレルの発明」「ロクス・ソルス」原案の映画か……。

12/24 シネマヴェーラ渋谷にて『三年目の浮気』(中原俊監督、1983)と『人妻集団暴行致死事件』(田中登監督、1978)を観る。

1/2 以前録画した『地獄の貴婦人』(小田基義監督、1949)を見る。

1/5 シネマヴェーラ渋谷にて『ラブレター』(高林陽一監督、1981)、『ズーム・イン 暴行団地』(黒沢直輔監督、1980)、『横須賀男狩り 少女・悦楽』(藤田敏八監督、1977)と三本立て続けに見る。

1/28 表参道のシアターイメージフォーラムで開催中の幻視の美学・松本俊夫映画回顧展にて、『銀輪』(1955)、『白い長い線の記録』(1960)、『エングラム〈記憶痕跡〉』(1987)、『気配』(1990)、『DISSIMULATION〈偽装〉』(1991)を見た。『銀輪』は既にフィルムセンターで見ていたので、今日の目的は関西電力のPR映画『白い長い線の記録』であったが、実は1990年代の作品も市販DVDに入っておらず今日初見であった。90年代の、もっとそれ以前のようなコンセプチュアルな作品と思ったら、そうでもなく、特にラストの作品などは、ある意味で、松本俊夫版「オルフェの遺言」のような気もした。

2/5 レンタル屋で借りてきたDVDにて『仁義なき戦い』(深作欣二監督、1972)を見る。2/7 先日レンタルした中から、『ロスト・イン・トランスレーション』(ソフィア・コッポラ監督、2003)をみる。

2/8 レンタルDVDにて『隠された記憶』(ミヒャエル・ハネケ監督、2005)を見てから、HDDに録画しておいた『蘇州夜曲「支那の夜」より』(伏水修監督、1940)を見る。

2/11 HDDに録画した『残菊物語』(谷口千吉監督、1956)を見る。

2/16 家にあるDVDで『それから』(森田芳光監督、1984)を見る。

2/20 神保町シアターにて開催中の「東宝文芸映画の世界」にて、『現代の欲望』(丸山誠治監督、1956)を観る。

2/22 以前HDDに録画しておいた『東京のヒロイン』(島耕二監督、1950)をみる。

2/27 写真美術館で開催中の恵比寿映像祭にて『ホラー・ドリーム』(シドニー・ピーターソン監督、1947)、『カストロ・ストリート』(ブルース・ベイリー監督、1966)、『ホット・レザレッテ』(ロバート・ネルソン監督、1967)、『クリスタルナハト』(チック・ストランド監督、1979)、『フレイム・ライン』(グンヴァー・ネルソン監督、1984)、『クロメスセティック・レスポンス・シリーズ』(スコット・スターク監督、1987)、『プリモニション』(ドミニク・アンジェラミ監督、1995)、『マイクロモス』(ジュリー・マリー監督、2000)、『クロッシング』(ティモリアン・ウィルキンズ監督、2007)、『チャイナ・ガールズ』(ミッシェル・シルヴァ監督、2006)を観る。

3/4 HDDに録画した『犯罪作戦NO.1』(井上梅次監督、1963)を見てから、深夜同じくチャンネルネコから録画した『パンツの穴』(鈴木則文監督、1984)を見る。

3/5 HDDに録画しておいた『刑事物語くろしおの詩』(渡辺祐介監督、1985)と、裁判員制度広報映画『裁判員〜選ばれ、そして見えてきたもの』(梶間俊一監督、2006)と『ぼくらの裁判員物語』(堀内良平監督、2006)をみる。

3/7 法務省広報映画『裁判員制度〜もしあなたが選ばれたら』(中村雅俊監督、2005)を見る。

3/8 チャンネルネコにて『小説吉田学校』(森谷司郎監督、1983)を見る。

3/12 HDDに録画しておいた『不良少女魔子』(蔵原惟二監督、1971)、『京』(市川崑監督、1969)を見る。

3/14 HDDに録画しておいた最高裁判所広報用映画『審理』(原田昌樹監督、2007)を見る。

3/24 日本映画専門チャンネルでHDDに録画しておいた『おれについてこい!』(堀川弘通監督、1965)を見てから、同じく録画しておいた『ある機関助士』(土本典昭監督、1963)、『巨船ネス・サブリン』(楠木徳男/富沢幸男監督、1961)を見る。

4/10 録画しておいた『危険な女』(若杉光夫監督、1959)をみる。

4/11 録画しておいた『共犯者』(田中重雄監督、1958)をみる。

4/19 録画しておいた『黒の報告書』(増村保造監督、1962)を見る。

4/24 録画しておいた『愉しき哉人生』(成瀬巳喜男監督、1944)を見る。戦争末期だというのにこの戦時色のなさ。銃後生活教化ものだろうが、とても戦時中とは思えない空気が流れている。

4/25 録画しておいた『執炎』(蔵原惟人監督、1964)を見る。

4/28 DVDにて『野獣死すべし』(村上透監督、1981)を見た。

5/5 HDDに録画しておいた『点と線』(小林恒夫監督、1958)を見る。

5/8 日本映画専門チャンネルで放映したものを録画しておいた『黒の札束』(村山三男監督、1963)をみる。

5/4 HDDに録画しておいた『天然コケッコー』(山下敦弘監督、2007)をみる。

5/9 チャンネルネコにて『大出世物語』(阿部豊監督、1961)を見る。

5/16 シネマヴェーラ渋谷の特集・緑魔子にて、『僕は天使ぢゃないよ』(あがた森魚監督、1977)と『非行少女ヨーコ』(降旗康男監督、1966)を見る。後者には若き頃の寺山修司がちょろっとだけ出演。

6/6 BS2にて『タクシードライバー』(マーティン・スコセッシ監督、1976)を見る。

6/18 DVDにて『十字路』(衣笠貞之助監督、1928)を見る。先日録画した『コンナオトナノオンナノコ』(監督、2007)を見る。原作と雰囲気が違う。

7/7 日本映画専門チャンネルにて、『その夜を忘れない』(吉村公三郎監督、1962)を見る。

7/17 シネマヴェーラ渋谷にて『銭ゲバ』(和田嘉訓監督、1970)と『0課の女 赤い手錠』(野田幸男監督、1974)を見る。

7/19 青山スパイラルホールにて『乙女シリーズその一 花物語 福寿草』(川手二郎監督、1935)を、生演奏、活弁つきで観る。

7/29 HDDに録画しておいた『貴族の階段』(吉村公三郎監督、1959)を見る。

8/31 HDDに録画しておいた『あ、春』(相米慎二監督、1998)を見る。

9/4 シネマヴェーラ渋谷での特集、妄執異形の人々にて、『怪談 片目の男』(小林恒夫監督、1965)と『鎖陰』(足立正夫ら鎖陰製作委員会、1963)を観る。前者はニュープリント。後者は、いつだったかもう何年も前に中野武蔵野ホールで観て以来である。

9/13 チャンネルネコにて『「さよなら」の女たち』(大森一樹監督、1987)を見る。

9/24 シネマヴェーラ渋谷にて『錆びた炎』(貞永方久監督、1977)を見る。

10/22 シアター・イメージフォーラムにて、『へんりっくす』(石川淳志監督、2009)を観る。

10/23 シネマライズ渋谷にて、『空気人形』(是枝裕和監督、2009)を観る。

10/28 『裁かるゝジャンヌ』(カールウ・テホ・ドライヤー監督、1928)を見る。

11/11 HDDに録画しておいた『乳房よ永遠なれ』(田中絹代監督、1955)を見る。

11/14 HDDに録画しておいた『狼の紋章』(松本正志監督、1973)を見る。

11/20 シネマヴェーラ渋谷にて開催されている洞口依子映画祭にて、『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(黒沢清監督、1985)を観る。映画祭最終日でもあり、上映後ロビーにて洞口依子が観客にワインを振る舞っていた。

12/3 HDDに録画しておいた『尼僧ヨアンナ』(イエジー・カワレトウィッチ監督、1962)を見てから、BS2で放送していたのを録画した『そうかもしれない』(保坂延彦監督、2005)を見る。

12/13 DVDにて衣笠貞之助の『月形半平太』(1925)と『弁天小僧』(1928)を見る。

12/15 DVDにて『折鶴お千』(溝口健二監督、1935)を見る。

1/20 HDDに録画しておいた『殺人狂時代』(岡本喜八監督、1967)を見る。

1/21 HDDに録画しておいた『ああ爆弾』(岡本喜八監督、1964)を見る。

2/4 HDDに録画しておいた『アキレスと亀』(北野武監督、2008)を見る。

2/5 HDDに録画しておいた『ノン子36歳(家事手伝い)』(熊切和嘉監督、2008)を見る。