筐体別ステレオ化・ブラストシティ、メガロ410編

スペシャルをこれらの筐体に入れている場合は、この改造を強く推奨致します!!
(音が小さいという問題が解決できます)

これらの筐体で使っているJAMMAハ−ネスは、モノラルにしか対応していません。
ステレオにさせる為にはハ−ネスの交換または改造が必要になってきます。
ここでは、対応ハ−ネスへの交換、ハ−ネスの改造の両方で説明していきます。


ハ−ネスごと交換する場合(予算:¥8,400または¥0)

使用するハ−ネスは、セガの「WIRE HORN JS&JVS FOR HOT CMG(PARTS NO.600-7143-001)」です。
早い話が、NAOMI等のJVS基板をセガのI/Oボ−ドを使ってブラスト、メガロ410時に使うハ−ネスです。
ハ−ネス単品でも取り寄せができます(この場合は\8,400)
しかし、NAOMI基板(パワ−スト−ンは除く)をバ−サスシティシリ−ズまたはアストロシティシリ−ズに入れている場合は、
必ずこのハ−ネスが余る筈です。それを使う以外方法はありません!!
この場合は予算はなんとタダになります。


接続の方法

1 筐体に取り付いている既存のJAMMAハ−ネスを外し、新しいハ−ネスを取り付けます。


2 基板にハ−ネスとオ−ディオケ−ブルを接続します。
   JAMMAハ−ネスはJAMMAコネクタへ(当たり前(^^;)RCAプラグは基板のオ−ディオ出力に接続します。
   JVS用の電源コネクタ(VL6P・8P)は繋がなくても結構です。


3 ハ−ネスに付いている6Pの差し替えコネクタが「LINE側」に接続されているか確認します。
   もし、「SPEAKER側」に接続されていたら差し替えます。
既存のハ−ネスを改造する場合(予算:¥200〜¥300位)

改造方法はいろいろあるのですが、その中から簡単・安価なおかつ地方でも入手出来る部品を使うということで以下の改造方法をご紹介致します。

部品表
TYPE1TYPE2
RCAピンプラグ(赤・白各1個ずつ)
RCAピンジャック(赤・白各1個ずつ)
ステレオオ−ディオ延長ケ−ブル
RCAピンプラグ(オス)→RCAピンジャック(メス)
長さは特に問いません。
部品はできればTYPE1の方でそろえて下さい。(TYPE1で揃わなかった場合は、TYPE2の方で構いません)
部品は電気屋さんまたはディスカウントショップ等で入手できるものだけです。

1 RA34Pコネクタのピンの差し替え(TYPE1・2共通)
以下の表にしたがってコネクタ−の線を差し替えて下さい。
差し替える線はたったの3本です。

抜くべきピンの番号線の色差込先のピンの番号そのピンの端子内容
28灰/白33または34LINE L-(33)LINE R-(34)
2932LINE R+
3031LINE L+
33番と34番は筐体のアンプ回路内で繋がっているのでどちらか片方に繋げばOK。
差し替える前のRA34Pコネクタ。端に線が付いてないのが分かる。
ピンを抜いたところ。小さいマイナスドライバ−で簡単に抜けます。
差し替え後。上2つとコネクタが逆になっているので注意!

2 RCAプラグの取り付け

注意!
ここからTYPE1・2と別れる部分がありますので気を付けて下さい。


まず、JAMMAコネクタの10(桃)とL(灰)から出ている線をカットします。
カットする場所はコネクタから5cmのところです。

次にカットした線にRCAプラグを取り付けます。赤色には桃色の線を白色には灰色の線を取り付けます。
JAMMAコネクタじゃない方の線に取り付けます。

・TYPE1の場合

まず、RCAプラグを外し、キャップに線を通します。
次にプラグの中心部分に線を半田付けします。外の部分(−の部分)には何も付けません。


キャップをしめてこの部分は完成です。

・TYPE2の場合

まず、ケ−ブルを半分に切ります。

ケ−ブルを切ったところ
次に周りの黒い被覆を中の線に傷を付けないようにむきます
周りの網線を切り取れば中の線が見えます。それに配線します。

最後にステレオ設定 にすることをお忘れなく・・・

やってはいけないこと
以下の配線は絶対に避けて下さい。
音質劣化、最悪基板破壊 に繋がります!!
基板側筐体側
JAMMA56Pの10(L SPEAKER+)←→RA34Pの31
JAMMA56PのL(L SPEAKER−)←→RA34Pの33
キックハ−ネスのB1(R SPEAKER+)←→RA34Pの32
キックハ−ネスのA1(R SPEAKER−)←→RA34Pの34

3 RCAジャックの取り付け

普通の基板を入れた時にも音が出るようにピンジャックも取り付けておきます。

先ほどカットした桃色の線にRCAジャックを2本取り付けます。
配線はこれだけです。

普通の基板を入れる時にこのように差し込めばOK。

注意事項
スピ−カ−破損及び異常動作防止の為、基板のボリュ−ムは小さめにしておきます。普段の音量調整は筐体側のボリュ−ムで行って下さい。
それでも音が小さい場合は基板のボリュ−ムを少し上げます。
(本当はJAMMAとRCAの間に330Ω位の抵抗を入れると良い)

RCAジャックの−と灰色の線は繋ぎません!!

アシュラブレ−ド(富貴商会社製)を入れる場合は灰色の線をRCAジャックに繋ぎます。
(JAMMAの10番がGNDに繋がっているのでそのままだと音がでません>基板側)

このペ−ジの参考文献
BLAST CITY取扱説明書、MEGALO410取扱説明書、
SEGAキャビネットJVS改造マニュアル(以上(株)セガ・エンタ−プライゼス)
SOUND EYE取扱説明書((有)三木商事 資料提供:ken様)

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