親知らずを抜いて影響はあるのでしょうか? | ||
抜歯のはなし
歯科小手術
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答えはほとんどNOです。
何故ならほとんどの患者さんは、親知らずが正常に生えてきて いないからです。 たとえ正常に生えてきても、今度は歯ブラシによる清掃が困難な 場合が多く、長い時間が経過すると、虫歯になったり、歯槽膿漏に なるケースがほとんどです。 また親知らずがない状態で28本の歯があれば噛むのに影響は ありません。 逆に長期に親知らずが、口の中に存在することにより手前の歯 との間に虫歯ができ、手前の歯が虫歯になったり、親知らずが 歯槽膿漏になることにより、手前の歯の周囲の骨がなくなり, 歯槽膿漏になり、ひいては2本ともだめになるケースもあります。真横を向いた水平智歯や手前の歯にぶつかっている親知らずでは, 歯の根の完成に伴って前方の歯を圧迫し、遠く離れた前歯の歯並びが狂ってきたりします。 最近前歯がずれてきたと感じる場合は、親知らずが原因の事も あります。 奥歯から出血すると感じるときは、けっこうな確立で親知らずの 存在が考えられます。
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