安養院(天台宗)

品川区西五反田4−12



 所在は品川区であるが、山門は目黒側にあり、開山は慈覚大師。中興開山、唱岳長音木食上人が寛永元年(1624)に再建し、自ら彫刻した阿弥陀如来座像を安置して千日の不断念仏行に励まれました。さらに上人は自作の一尺六寸の寝釈迦(涅槃像)を安置して供養されました。檀祖は義士で有名な赤穂浅野家の絶大なる外護者となり「江戸名所図絵」には荘厳広大な昔の姿が偲ばれます。
 境内には栃木市、定願寺より戦後観音堂の一宇を寄進され、約三百五十年を経過しているものと伝えられております。また、石造文化財も多く、ガンダーラ文化、美術も多く美術館としても有名です。

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