臨時PTA総会のやりとり

 2001年11月16日、浦和商業定時制のPTAは臨時総会を開き、県からの説明を受けた。その内容を報告したい。

改革推進室からは、前浦和商業定時制教頭高橋丘氏と河原塚氏が出席した。

まずは、定時制統廃合の説明をしていただいた。

 端的に述べれば、学校不対応の子どもがいける学校を作るということと、子どもが減ってきていることへの対応が、今回の提案になったとしている。また、今までにも各界各層から懇話会を設置や、県民からのアンケートを集め、中長期的な展望にたった推進計画を策定してきとのことであった。

 10月25日発表の「いきいきハイスクールの前期の再編整備案」は戸田高校の周辺校をパレットスクールに統合するというものであるが、現在通学している生徒や、平成15年、16年入学の生徒は浦商で学ぶことになり、17年度から浦商は募集停止していくとのことであった。現在の生徒が安心して学校生活をおくれるように配慮していくとのことであった。

 また戸田高校にできるパレットに浦商の取り組みを発展的に取り入れていくことや、新たな高校の詳細は委員会を立ち上げて、地域の意見を聞きながら作り上げていくとのことでもあった。浦商は、生徒を大切にし、励ましていることは十分承知している。この伝統を生かしながらこれからの教育環境をのばしていくことにしたいと締めくくった。

質疑応答

O         質問 生徒総会で生徒の率直な意見を聞いてどうだったのか。

O         答え 生徒はこの学校が好きだなと、この学校を残して、の思いを感じ取った。

O         質 私の子どもも4年生にいる。一人一人の生徒がいろんな思いで登校してきている。生徒のアンケートを読んだ。「それまでに傷ついた子ども達が、先生達や仲間達の愛情に接し、一人の人間として見てくれて、顔つきが変わり、4年間立ってこの浦商で育ててもらって、社会にでて…」「自分は病気になって、一生直らない。浦商で2年半、遅刻も欠席もない。特別な場所、浦商だけが私の母校、なくさないでほしい。」「浦商は個性を大事にしてくれる。」また、この学校の生徒は学年ごとに顔つきや考え方が変わってきている。パレットは別の意味ではいいかも知れない。でも、大変な思いできた生徒には、行き場がない。だから撤回してもらいたい。

O         質 パレットをつくるときに柔軟な形と言ったが、それは何。学校の存在意味を考えてもらいたい。何が21世紀だ。何でも統合…の意味を考えよう。学校は勉強して学んで成長していく場。それを考えていかなければ。統合してしまうと、一カ所になってしまう。そうすると人数が集中していく、またそこは通いやすいかどうかの問題もある。戸田市内の子以外は登校しづらくなる。見えないことだけど、そんな中でどんな指導ができるのか。それをきちんと答弁してもらいたい。

O         答 まずは、教育課程の説明をさせていただきたい。それぞれの学校で学習指導要領にそって、計画的に系統的につくる、どの学年でどのような教科をやるのかと言ったメニューのようなもので、学校の特性、地域の特性、学校独自にセレクションして、学習指導要領に沿ってつくる。教員がいて生徒がいて、持ち時間数が決まってくる。小さな学校では教える科目が少なくなってきている。浦商では教員が少ないから、教える科目が少ない。大きな学校ではたくさんの選択が可能になる。

O         質 学力の話なら…、学校では学力を伸ばすことだけではない。私の子どもは不登校だった。でもこの学校で元気が出てきた。ほかの学校にはいるにしても学力が伴わない。浦商だったら、どんな子でも入学させていただける。学力がある子どもは不登校だろうが、途中でどこでも行ける。学校の学力だけではなく、プラスアルファの部分がパレットでは不安。

O         答え 学力を付けるだけが、学校ではない。でも学力をつけるのも大切。8年間かけて学力を付けて卒業していったものもいる。高校ならではの学力をつけていく。「心のかいほう」(浦商の学校目標)以前に学力をつけることが大切。近隣の高校の例、不登校の子がたくさん通っている。そこでも、浦商以外でもがんばっている。ということは、近隣の学校でも、浦商以外にも対応できる学校がある。今、浦商に行こうとしている子どもが全てパレットに行くこともないだろう。近隣の高校にもいい学校がある。

O         質 戸田に通えばいいじゃないかとか、それ以外の学校でも、というよりも、定時制は多ければ多いほうがいいい。もう一度やり直したいんだといっている。近くにある学校。13校に減らしているどうするのか。

O         答え 東京はチャレンジスクール。東京は4つの統廃合。13校とはかっちりと決まっていない。パレットをつくりながら。前期の計画をだしたところ。中期、後期はその後。

O         質 そういわれるが、意見をすぐに求めている。今月いっぱい(集約)の意見で何がわかるのか。どんどん話が進んでいく。今回は反対がたくさんでてくる。どうしてこんなに急いでいるのか。

O         答え 急いでいない。順をおって計画をつくってきている。

O         質 まず、パレットをつくってみて、それから浦商をつぶしてもいいのじゃないの。

O         答え この計画がみなさんに示すように、定時制が多様化してきている。勤労青少年、小規模化、課題がある。やりたいことができない。課題がある。

O         質 私の子どもは、この学校でも3年も立ってから、この学校がようやく好きになった。それがわからないのか。

O         答え 近隣の学校でもすばらしい教育をやってきた。それを知ってもらいたい。浦商すばらしい学校。お子さんが成長していっている。でも目を広く見てもらいたい。心がこもっていないとか、受けとめているなら、それは誤解である。

O         質 そいうのがある。だから、こういう学校がある。

O         答え 私は、この学校の前に定時制にいた。そこでも、教育をやってきた。

O         質 近隣の学校でも浦商が劣っているから統廃合の対象なのか。

O         答他にもすばらしい学校がある。冷静な目でみてもらいたい。決して自分がお世話になった教育が、おわかりのように、わかっていますよね。

O         質  私たちが知りたいのかは、なぜ浦商なのか。だれが決めるのか。伝統があり、ここまできている。かつてこの学校にいて(高橋氏に向けて)この学校の良さを知っている。なぜそちらに。残っている生徒はこの学校で学びたい。

O         答え どういう面が浦商がいいのか。みなさんの声を聞きたい。

O         親 小中学生も多様化している。いろんな学校からあがってきている。この学校は受け入れている。そういった面で、こういう空間とか伝統は長い目で培ってきている。教員は聖徳太子みたい。そんなノウハウを新しい学校ですぐに引き継げるものではない。

O         親 うちの子は入ったときに22歳。引きこもりだった。仕事もアルバイトも、高校卒業と言うことでいくつかの定時制を見てきた。ひととの対話がへただった。最近違うかなと感じ始めた。何がいいのか…この学校は生徒を全面に受けとめる。他の学校はまずは成績。子どもが、どうかというところではない。不登校とか中途退学、自分がどのようににアピールできないか。この学校は先生が見つけてくれる。人との対応がきめ細やか。一人一人の先生が受けとめている。子ども同士の集団の中で育ててくれている。桐が丘はクラスがない。学力は大切だけど、先に子どもに自信を付けてあげなければ、それをこの学校では育てている。自分がこうゆう風にしたいという気持ちや自身を先に付けさせて上げなければ。浦商でそれをやっている。定時制という受け皿をなくさないで。

O         親 私はこの案を聞いて行政って弱い者にきびしいと思った。浦商の生徒達、どんな生徒も自分でやると言うことを自然に覚えることができる。少人数。30人学級。のこと、パレットスクールが生徒と教師がともに、育てる環境にあるのか。

O         答え 30人学級。1クラス40人は法律で定められている。桐が丘、良いものは、学んでいく、子どもが大切なんだから。いいところは取り入れながら。

O         質 少人数の精神が改革に結びつくのか。

O         答え 数学とかでは、少人数でできる。単位制では少人数でできる。習熟度別、深さ内容別に少人数でできる。

O         質 この学校のいい点、子ども達がじわじわと良くなっていく。待つことができる学校である。待つことイコール忍耐。現在の落ちこぼれ、中途退学、不登校、学力不振、そんなにするために育ててきたわけでもないのに増えている。丈夫な子どもがそのまま育って、そのままを対象に今の学校は進んでいる。ついていけない子は・・・落ちこぼれはつくられていく。なぜ浦商なのか。

O         答え なぜ浦商なのか、蕨、与野高校、浦商、東西バランスを配慮して、パレットスクールを設置。

O         専門高校・・・総合学科、普通科専門学科、両方選べるのが総合学科。第3の学科。高校には行った段階でとちらでもとれるような形をつくった。

O         以上で時間切れ