定時制教育を考える会

設立趣旨

今年3月埼玉県は「いきいきハイスクール構想」を発表しました。学校を変えていこうと、様々な提案がなされています。学校に行けなくなった子どもたちをどうするのか、青年たちにどんな力を付けさせたらいいのか。何を学ばせたらいいのか…。それらの取り組みはとても、大切なことです。そして、私たちも一緒になって、子どもらの未来を考えていこうとも思っています。しかし、「ちょっと待てよ」との部分もあるのです。それは夜間定時制の統廃合のところです。

 現在埼玉県には夜間定時制が33校あります。そのうち20校をなくして、パレットスクールと呼ばれる、昼間も含めた大きな単位制定時制にしていこうというのです。もちろん、この改革が本当に子ども・青年の未来を保証し、今まで夜間定時制にあえて集まってきていた生徒たちの「学び」を保証するのだったら…と考えます。でも、廃止されようとしている私たち学校の教師、保護者、そこで学んだ卒業生、そしてそこで学んでいる生徒たちの意見は聞かれていません。この構想に対して何も発言していないのです。このままでは、勝手に誰かが、夜間定時制を廃止し、勝手にパレットスクールをつくってしまいます。

夜間定時制の当事者である私たちが、考える場を持ちたい、そしてそれは、何も夜間定時制だけを考えるのではなく、子ども・青年の未来、そして私たち自身の未来を「学び」を通して考えていきたい。そう思ったのです。

この会の目的は以下の4つです。

  1,浦商定時制を見つめ直す。

  2,定時制教育の存在意義を考える。

  3,定時制教育の可能性を議論する。

  4,教育の可能性を議論する。

たくさんの人の参加をお待ちしています。

浦商定時制を斬る 公開授業の開催

 6月28日、浦商で公開授業を開催しました。親、卒業生、中学・小学・高校教師など70名を越える参加者でとても、盛況でした。給食、授業など普段の定時制の学校生活を見てもらいながら、定時制教育を考え、これからの教育を検討することができました。和光大学の梅原利夫氏に「教育の可能性」についての講演もしていただき、定時制教育の存在意義を 1,人間の誇りを育てる(自己肯定感)と2,生きる意味を探し求める、と提起してもらいました。また、「子どもの将来のためにということよりも、今をどれだけ大切に出来るのか」といった提言もあり、子どもが学びたい内容を吟味する必要と合わせて、今私たち浦商が取り組んでいる「教育課程の自主編成」の考えと重なる部分がたくさん出てきて、とても力づけられる内容でもありました。また、ここで、「定時制教育を考える会」の設立趣旨を説明させていただきたくさんの人の声援を受けたことも勇気づけられました。

第1回定時制教育を考える会開催

日程 2001年9月30日(日)午後1時より午後3時まで 
当日は全日制・定時制合同の文化祭開催中
場所 浦和商業 1号館3階 2年7組 

企画内容

浦商ってどんな学校 −教師からの発表−
 教師がつくっている教育課程の自主編成作業の意義と、今のところ提示することができている「教師が願う、浦商定時制の青年たちにつけてもらいたい8つの力」を説明。そして、その背後にある浦商の「生徒が主人公の学校づくり」を報告します。  そして・・・☆模擬授業
「文学的数学の授業」・・・山本喜代一
「これは誰が書いた詩だ」の英語の授業・・・和田文明

大いに語ろう浦商定時制 −定時制ってどんなとこ−
卒業生・親・在校生によるシンポジュム。会場からの質問、そして言いたい放題

当日は全日制・定時制合同の文化祭を開催しています。生徒の姿を見ながらの参加をお待ちしています。

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