人生にとって大事なことがつまっていた

浦商定時制卒業式再発見

第4回定時制教育を考える会報告

記録・田中 文責・平野

2002年2月9日(土)午後6時〜9時。浦和商業を会場に「第4回定時制教育を考える会」が開催されました。参加者は、父母、在校生、卒業生、教育関係者、浦商に進学を考えている生徒と親、地域の人、浦商の教職員、など55名。教室がいっぱいの人で埋まりました。

今回のテーマは「浦商定時制卒業式再発見」です。なぜ「考える会」の題材として「卒業式」をのせたのか。私たちが考えた理由は以下の4点です。

1)浦商学校づくりの出発点である卒業式の歴史を振り返り、再検討し、「定時制高校卒業」を考えていく。そこから定時制での「学び」も射程していく。

2)卒業式実行委員会の取り組みを再検討しながら、「生徒が主人公」の意義を考えていく。学校づくりの中心に「生徒が主人公」の思想があることを再確認する。

3)在校生に参加してもらうことから、今までの歴史を継承し、発展・創造していく場にしたい。彼ら自身に世代を越えた「学び」の場を出現させたい。

4)それら作業を見渡しながら「定時制教育」の存在意義を探っていきたい。

果たして、この目的が達成される議論がなされたのかどうか。この報告をお読みになり判断してください。

会は2部構成で設定しました。

第1部 1994年から2002年へ

浦商の「生徒が主人公」の出発点になった1994年の卒業式を振り返り、その後の卒業式を検討するものでした。

なぜ当時の生徒達は自分たちで卒業式をつくろうとしたのか。卒業生側のアプローチを浦商教員の和田が、在校生側のアプローチを同じく平野が、報告しました。その後1995年から昨年2001年までの卒業式をビデオで上映し、「浦商の卒業式」の歴史を振り返りました。

 和田報告「1994年卒業式 −卒業生達は−」
 体育祭で叩くはずだった和太鼓が当日の暴力事件で中止に。そこから卒業生達が向かっていったのは、卒業式だった。

 平野報告「卒業式実行委員会立ち上がる −しげちゃんの思い−」
 卒業生達の思いを引き取り、浦商初の実行委員会を立ち上げたしげちゃんの思いを彼との出会いから平野が報告します。一人の生徒の思いがこの学校の土台をつくった。

第2部 我らの卒業式
 この学校の卒業生達が自分たちの思いを卒業を軸に語るという形式で「卒業」や「学校での学び」を検討していきました。10名の卒業生と3名のこの3月卒業する在校生がメッセージを送ってくれました。その後の質疑も含めてまとめたものです。