太田裕美さんの曲紹介


ここでは、私のお勧めの曲をご紹介します。
まだエントリー数は少ないですが、ちょっとずつ増やしていこうと思います。
1997年11月に「ゴールデン・Jポップ/ザ・ベスト 太田裕美」が発売されましたが、この中で各収録曲に対する彼女のコメントがあります。
 

雨だれ (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

太田裕美さんのデビュー曲。
少し舌足らずの甘い声が、この曲とマッチしています。


木綿のハンカチーフ (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:筒美京平,萩田光雄)

サードアルバム「心が風邪をひいた日」の収録曲で、アレンジを変更してシングルカットされました。
大ヒット曲です。今や太田裕美さんの代名詞ですね。
男女の対話形式の歌が、この後何曲か作られます。


袋小路 (作詞:松本隆/作曲:荒井由美/編曲:林哲司)

太田裕美さんの世界では、よく「あの店」が登場します。
その店から数々の想い出が語られる歌が多いんですが、どれも切ない気分になりますね。
あのユーミンが作曲しています。
シングルカットされていないのですが、ファンの間ではとても人気があります。
アルバム「心が風邪をひいた日」の収録曲


赤いハイヒール (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

田舎から都会に出て夢を失った少女に、若者はいたわるように語りかけます。
「木綿のハンカチーフ」と同じような、男女の対話形式の歌になっています。
この曲もヒットしましたね。
歌いだしの「ねえ〜」は、太田裕美さんならではです。


茶色の鞄 (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

机の奥の茶色の鞄、そっと埃を拭うと、あの頃がよみがえる。
「路面電車」や「橋」、「校庭」、「学生服」とか具体的な表現は、そのシチュエーションが容易に浮かび、それだけにとても切なくなります。
ファンの間では人気がとても高い曲です。
「赤いハイヒール」のB面で、「赤いハイヒール」とともに、アルバム「手作りの画集」に収録されています。


最後の一葉 (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

O・ヘンリーの同名短編小説「最後の一葉」がモデルになっている名曲です。
この歌では、壁に最後の一葉を描いたのは、老画家ではなく彼女の恋人になっています。
それにしても泣かせるいい歌ですね。
小説では、老画家は肺炎で亡くなってしまうわけですが、その後彼女の恋人はどうなったんでしょう。
アルバム「12ページの詩集」にも収録。


銀のオルゴール (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

シングル「最後の一葉」のB面です。
片想いの彼が、結婚することになってしまい、彼女は動き出した列車に駆け寄り、最後に銀のオルゴールを渡します。
彼女の想いを銀のオルゴールに込めて...


ミモザの下で (作詞/作曲:イルカ/編曲:萩田光雄)

伊勢正三さんの「なごり雪」で大ヒットした、イルカさんが提供した曲です。
イルカさんは沢田聖子さんの師匠でもあります。
「ミモザの下で」はイルカさんらしい、ちょっとメルヘンチックな可愛らしい曲です。
後に沢田聖子さんも歌われています。
アルバム「12ページの詩集」収録曲。


九月の雨 (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

太田裕美さんのヒット曲。
この歌は彼女でないとちょっと歌えないですよね。
この頃は彼女は喉をつぶして音楽活動が思うようにできなかったそうです。
アルバム「こけてぃっしゅ」にも収録されています。


君と歩いた青春 (作詞/作曲:伊勢正三/編曲:萩田光雄)

正やん(伊勢正三さん)が提供した曲です。
太田裕美さんご自身、そしてファンの方々もとても大事にしている名曲です。
オフィシャルサイトでの人気投票ランキングでも、常に上位です。
失恋がきっかけで故郷に帰る事になってしまった彼女に、若者が最後のメッセージを語りかけます。
ほんとに彼女に向かって言ったのか、彼女に言えなかったのかはわからないんですけど...
年々か前、NTTのCMソングに採用されていましたね(正やんの歌で)。
あのシチュエーション、とても良くわかりました。とても切ない歌です。
アルバム「12ページの詩集」の収録曲ですが、ファンの強い要望で後にシングルカットされました。
「ゴールデン・Jポップ/ザ・ベスト 太田裕美」には、正やん先に大谷裕美さんに譲ってくれたことがコメントされています。
正やんはやっぱり偉いです!
後に沢田聖子さんもアルバム「Accoustic Love Ballads」の中で歌われています。


ピッツァ・ハウス22時 (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:萩田光雄)

人気曲が続きます。
この曲も、オフィシャルサイトでの人気投票ランキングで、常に上位です。
ピッツァ・ハウスでの男女の会話を切なく歌います。
時の流れとともに、この店も、彼も彼女も変わってしまった。
彼は失われて行く夢を悲しみ、彼女は「もう一度」と言おうとするけど、最後まで言えずにこの曲は終わります。
ここでも「紙ナプキン」,「スプーン」,「ライター」,「ネクタイ」,「緑のツタ」,「ナポリの絵」...
沢山のアイテムが登場して、シチュエーションが「ぱっ」と浮かんで来ます。
店の中の空気まで浮かんで来てしまうんだからすごいなあ。
「木綿のハンカチーフ」、「赤いハイヒール」のように、若い男女の対話形式になっています。
胸がつまるようなせつなさです。
アルバム「ELEGANCE」収録曲。


青空のかげり (作詞:来杉えつ子/作曲:浜田金吾/編曲:大村雅朗)

この曲も非常に人気が高いです。 (作詞:来杉えつ子/作曲:浜田金吾/編曲:大村雅朗)
失恋を乗り越えて、前向きに生きて行きたいと願うけれども、なかなか想い出は捨て去る事が出来ない。
女性が聴いたら、もっと「ぐっ」と来るでしょうね。
ピアノがとても美しいです。サビの盛り上がりもすばらしいです。


さらばシベリア鉄道 (作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一/編曲:萩田光雄)

大瀧詠一さんの「さらばシベリア鉄道」は、大瀧詠一さんのレコーディング後、太田裕美さんにぴったりだと言う事で届けられた曲との事です。
歌い方が大瀧さんとちょっと違ってるので戸惑ったりしますが、確かに太田裕美さんにぴったりです。


海に降る雪 (作詞:小比野木七枝子/作曲:網倉一也/編曲:萩田光雄)

昔の想い出の曲を太田裕美さんは良く歌われます。
どれもたいてい店があって、そこでの出来事を回想するシーンが多いですね。
ここでは、あの頃のたまり場、「ディランズ・アベニュー」という店が登場します。
ああ、でもなんて切ない歌なんだろう。
アルバム「12月の旅人」収録曲


振り向けばイエスタデイ (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:JIMMIE HASKELL)

これもせつない回想曲です。
街角で久しぶりにあった君、お茶に誘ってうなずいた君の仕草はあの日のままだね。
結婚するって噂聞いたよ...
この次逢ったらなんて呼ぼうか...

私にも記憶がありますが、この前まであだ名で気軽に呼べた人が、その人が結婚してから再会したとき、なんて呼んだら良いのか悩んだこともあります。とても切ないですよね。
 

〜続く


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