アラビノキシランとリグニンってなに?

          

リグニン
リグニンは植物の細胞と細胞の間をうめたり、結びつける「つなぎ」の働きをする物質です。
木に必ず含まれています。木を鉄筋コンクリートにたとえると、骨組みとなる鉄筋がセルロースで、周りを埋め尽くすセメントがヘミセルロースで、リグニンは枝葉の鉄筋のような役割といわれています。セルロースなどと強く科学結合で結ばれている高分子化合物です。非常に分解しにくい。
構造的には複雑でフェニルプロパン単位です。食物繊維の一種。

アラビノキシラン
日本ではアラビノースとキシロースの総称をアラビノキシランと呼んでいます。
アラビノキシラン(アラビノースとキシロース)はイネ、小麦、トウモロコシなどのイネ科植物に多く含まれる成分で、植物の細胞壁をつくるヘミセルロースの主成分です。普通の食事では消化されないため、食品としてはほとんど使われていませんでした。
キシランはキシロースが多数結合した多糖です。またイネ科植物や広葉樹でも含有量が高い。笹にはキシランの主鎖にアラビノース側鎖をもつアラビノキシランが多く含まれています。その構造はキシロース6つにアラビノースが1つの割合で結合しています。(グルクロノキシランも少数だが含まれているようです。)食物繊維の一種。

クマ笹には、単糖のアラビノースとキシロースが結合した多糖類のアラビノキシランが含まれています。

キシロース
キシロースは5単糖の一種。(例えば、グルコース(ブドウ糖)は6単糖)(1分子中の炭素の数で決まります。)
キシロースが結合してキシオリゴ糖を作ります。市販品では、サントリーからとうもろこしを原料としてキシロオリゴ糖を販売しています。食物繊維の一種。



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