きのこによって効力が違う

椎　茸	霊　芝	舞　茸
椎茸の成分の（１→３）ｰβｰＤｰグルカンが 抗腫瘍活性を示すものとして研究されまし た。この構造は、３つのグルコースに１回の 割合で（１→６）ｰβｰＤｰグルコシル分岐し ている構造をしています。 横並びに３つのグルコースがならんでいたら、 その１つから分岐してもう１つのグルコース が結合している格好になります。 この構造を2,000回繰り返して、巨大な 多糖分子ができあがっているのです。	霊芝からは抗腫瘍性をもつ （１→３）ｰβｰＤｰグルカンが 発見されていますが、これも （１→６）ｰβｰＤｰグルコシル 分岐したグルコース分子が ４回に１回の割合で結合して おりそれを15-3000回繰り返 して連なっております。	舞茸と霊芝は同じサルノコシ カケ科のきのこで、共通する 構造をもっています。 舞茸からは霊芝と同様な βｰ（１→６）モノグルコシル分 岐したβｰ（１→３）ｰＤｰグルカ ンやグルコロン酸が含まれる 酸性グルカンも発見されていて、 抗腫瘍性をもっています。

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