菊池式抽出法(循環多段式加圧抽出法を見いだすまで

菊池少年は幼い頃北海道入植者の両親と共に北海道に移り住んだ。
地平線まで広がるような荒野、一面にうっそうと繁茂する母子里笹、
雄大な空、吹き抜ける風。北海道の大自然が遊び場だった。

学校からの帰り道笹の中でごろんと昼寝を
してしまうことも、、。
ふと目覚めるとまわりの笹がキラキラしてる。
いっぱいいるはずの虫に刺されたこともない。
釣った魚を笹に刺して帰ると生臭さがない。
擦り傷を負っても笹の汁をつけるとすぐ治る。
そんなことに気がついた。

長じて農作業をする。
鬱蒼とした笹山を焼き払いその後作物を植える。
きれいにに焼き払っても3ヶ月もすると以前の
3倍以上の芽を出し急成長する。
笹のすごい生命力!

収穫期には太陽が燦々とふりそそぐ畑の中央より、
いくら焼き払っても伸びてくる笹の日陰になっている
隅のほうが作物の生育が良いのはなぜ。???

笹のなんらかの影響に違いない!
そう考えた菊池氏は町議会議員になってからも独自に笹研究を続けた。
およそ10年前町おこしの一環として笹が町の事業とし注目された。
このときから、北海道大学農学部の川瀬教授(現・名誉教授)
の指導による本格的な笹成分分析が始まった。

長時間煎じていては有効成分の多くが壊れてしまう。
そのうえわずかしか抽出できない。
なにか他に良い方法はないだろうか?
つくし

すぐ折れてしまいそうな
つくしも、上に乗ってい
る石をおしのけて生えて
くる力を持っている。
細胞膜の強さはすごい。
植物は光合成をして生き続けるために、根から養分
と水分をすいあげなければならない。
その圧力はすごいものです。その力を支えているの
が有効成分を多く含んだ細胞膜の力。
圧力をうまく利用すれば細胞膜の成分を壊さずにと
りだせるかもしれない。

こうして試行錯誤を重ねながら、キッコーマン鰍ニの技術
提携によって誕生したのがこの独自の抽出法です。