イチョウ葉エキスの歴史


約2億5千万年前、シダ類からの進化でイチョウが誕生。ジュラ紀に全盛に達する。
17属18種の存在が確認されている。その後、白亜紀と第三紀の境界の時期に生物の多くが絶滅した際、恐竜絶滅と共にイチョウもほぼ絶滅。唯一中国に1種のみが生き残る。

5000年ほど前 中国で薬草医学が発祥、『神農本草経』の365の薬物に、イチョウの葉と実を煎じた吸入薬が記載。
喘息と気管支炎の治療に効果
1000年ほど前 中国大陸からイチョウ葉が日本に持ち込まれる
1960年 ドイツ・シュワーベ製薬がイチョウ葉エキスの開発に着手
65年 シュワーベ製薬がドイツでイチョウ葉の抽出物の糖衣錠「テボニン」の製造承認を取得
66年 シュワーベ製薬が脳機能不全および末梢神経不全などの治療薬として「テボニン」の供給を開始
70年 シュワーベ製薬はフランスの製薬メーカー・イプセン社と技術提携、共同でイチョウ葉の濃縮・精製抽出物EGb761を開発
74年 イプセン社はEGb761の経口製剤「タナカン」をフランスで発売
78年 シュワーベ製薬はEGb761の経口製剤「ローカン」をドイツで製品化
82年 シュワーベ製薬はEGb761の経口製剤「テボニンフォルテ」をドイツで製品化
88年 米国でイチョウ葉エキスの健康食品が市場に登場
90年 イチョウ葉の薬理成分ギンコライドを化学合成した業績で米国人コーレー氏がノーベル化学賞を受賞
92年 日本の学術研究団体であり中高年健康研究会にEGB専門部会が発足
94年 ドイツでEGb761が痴呆症の治療薬として承認取得
99年
米国でアルツハイマー症の治療薬としてEGb761の臨床試験開始

*【EGb761】はドイツDr.W.シュワーベ製薬が開発したイチョウ葉エキスの商標です。

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